いまさらですが、ボクスター981と718って何が変わったんですか?

ポルシェ 718 ボクスター 2016

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ポルシェが販売するオープンモデル「ボクスター」。先代モデルの981型は2012年に登場し、わずか4年で718型が登場しました。海外メーカーとしては短期間でのモデルチェンジでした。デザイン的にもほとんど変わらなかったこともあり、981型と718型の区別は、好きな人でなければ難しいかもしれません。981型から718型へ、一体何が変わったのでしょうか?
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(2017年4月10日)
Chapter
ボクスターとは?
モデルチェンジで何が変わった?
エンジンスペックの違い

ボクスターとは?

ボルシェ ボクスターは、ソフトトップを持つオープンタイプのスポーツカーです。名前の由来は、"ボクサーエンジン"と"スピードスター"の造語です。

初代モデルが登場したのは1996年。フロントエンジン+トランスアクスルという凝ったレイアウトを持つ968の後継として、ポルシェのエントリーモデルとして世に送り出されました。その歴史は約20年とまだまだ浅いモデルですが、安定した人気でポルシェ社のなかでも重要な役割を担っています。

ちなみに同じエンジンを搭載するケイマンは、このボクスターをベースに開発したクーペモデルです。

ボクスター系の駆動方式はMRで、スポーツカーの素性という観点からは、RRの911よりもボクスター系のほうが有利なのです。

ボクスター 981

ボクスター 718

モデルチェンジで何が変わった?

981型から718型への変更は、「ビッグマイナーチェンジ」という言葉がよりしっくりくるかもしれません。内外装や足回り、ステアリングなど、いくつかの変更点がありますが、一番の違いはエンジンです。

981型の自然吸気水平対向6気筒に対して、718型のエンジンは、近年の欧州車によく見られるダウンサイジングターボ。それも2気筒を削った水平対向4気筒。4年という短期間で718型を登場させたのは、このダウンサイジングターボを搭載するためだったと言えましょう。

排気量は、981型の2.7Lと3.4Lに対して、現行モデルでは2.0Lと2.5Lに縮小。出力は、981型は2.7Lモデルが265ps、3.5Lモデルが315ps。718では2.0Lで300ps、2.5Lモデルでは350psと、ターボ過給によって排気量を補う以上のパワーを発生しています。

エンジンスペックの違い

さらに718型のダウンサイジングターボは、2,000rpmに満たない回転域で、最大トルクを発揮することができます。細かい仕様変更に気が付かなくても、乗り比べればその差は歴然としています。

この低速トルクは、ツインスクロールターボの特徴でもあり、一番恩恵が感じられる部分でもあります。

エンジンスペックは確かに先代よりも刺激的になっていますが、その一方でダウンサイジングされ4気筒になったエンジンは水平6気筒に比べれば、スムーズさやサウンドでは劣っているという声も少なからずあります。先代の981型のほうが官能的だったとよく言われていますね。

絶対的な速さだけでなく、エンジンのフィーリングも大事という人にとっては、981型もまだまだ魅力のあるボクスターであるといえましょう。

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