ターボとスーパーチャージャーの違いはわかりますか?

自動車用エンジンには、同じ排気量でもパワーアップ、あるいはより低排気量でも大排気量車と同等の出力を発揮させるため、過給機を搭載することがあります。この過給機は、大別するとスーパーチャージャーとターボチャージャーの2種類に分かれますが、この違いは何でしょう?

Chapter
空気密度を上げて、酸素をより多く取り込むための過給機
エンジン出力で過給するスーパーチャージャー
エンジン排気を利用するターボ
将来的に残るのはターボかスーパーチャージャーか?

空気密度を上げて、酸素をより多く取り込むための過給機

自動車用に限らず、内燃機関で常に追求されてきたのは「いかに効率良く安定して燃料を爆発・燃焼させるか」という課題です。そのために数多くの新機軸が採用されて、現在にいたっています。

とはいえ、空気と燃料を安定して供給できなければ意味がありません。そこで空気を安定供給するだけでなく密度も高めて、より多くの空気(酸素)をエンジンに取り込もうとするのが過給機です。

航空機用としては第2次世界大戦前にスーパーチャージャーが、次いでターボチャージャー(以下ターボ)が実用化されたものの、アメリカ以外でターボはなかなか実用化されず、自動車での実用化はそのさらに後、1960年代になってからでした。一方、船舶用は比較的早く普及されました。

昔の本には、「第2次世界大戦で日本はスーパーチャージャーつきのB-29に苦戦した」などと書かれていますが、実際にはスーパーチャージャーは日本の飛行機などに装備されており、日本が実用化できなかったのはターボの方でした。

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エンジン出力で過給するスーパーチャージャー