ABSの警告灯はどんな時に点灯するの?

現在では、ほとんどの車に標準装備されているABS=Antilock Brake System(アンチロック・ブレーキシステム)。このABSは、どんな機構で、どんな時に役に立つのでしょうか。また、ABS警告灯はどんな時に点灯するのでしょう?

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(2017年3月22日)

Chapter
ABSとは?
ABSがちゃんと使える人は意外に少ない?
どんな時にABS警告灯が点灯するの?

ABSとは?

ABS警告灯

ABSの”A”は、アンチロックを意味しており、ブレーキをロックさせないという機構です。

緊急ブレーキ時にタイヤがロックした場合、ドライバーがブレーキを踏んだままでも自動的にブレーキの解除・作動を繰り返すことで、タイヤロックによる滑走を防ぎます。これにより、クルマの操縦安定性を保ち、ハンドル操作も可能にする装置のことです。

急ブレーキを踏んでもロックしないので、タイヤはグリップ力を失うことがなく、ハンドル操作による危険回避が可能になることに加え、クルマの姿勢を安定させ、制動力を回復させたり、横滑りを防止するなどの効果も期待できます。

ABSがちゃんと使える人は意外に少ない?

女性 運転

古い車では、ABSを作動させると「ガガガッ!」と、びっくりするくらい大きな音と、ブレーキペダルを踏む足には振動が伝わって、ブレーキペダルが押し戻される感覚に戸惑います。

しかし、ABSが高度に制御されるようになった現代では、それほど大げさな動作が現れることもありません。

とはいえABSを作動させるには、床が抜けるくらいの力でブレーキペダルを踏む(実際に床が抜けることはありませんので。ご安心を!)ことが要求されるため、多くのドライバーはABSを作動させることができないと言われています。

最近では、女性や高齢者など強い力でブレーキを踏むことが難しい人のために、緊急ブレーキ時に踏力をサポートして、ブレーキを作動させる装置を装備する車種も増えています。

この装置により、緊急時にブレーキを強く踏めない人でも、強く踏める人並みの踏力を得ることができるようになり、ABSを作動させることができるようになります。事故防止に大きく役立っているというわけですね。

どんな時にABS警告灯が点灯するの?

ABS警告灯

ABSを作動させた覚えもないのに、ABSの警告灯が点灯するという経験を持っている人は、意外に多いようです。しかもディーラーなどで点検してもらっても、なかなか原因がわからず、警告灯のランプが消えないというケースも少なからずあると聞きます。

いったいどんな時に、どんな理由で点いてしまうのでしょうか?

ABSの異常を示している場合

ABSの警告灯が点く理由は、ABSに異常があるためです。もっと詳しく言うと、ABS系統に何らかの異常が発生しているということです。

もしも走行中にABSの警告灯が点灯した場合は、軽くブレーキを踏んで、ブレーキの掛かり具合を確認してください。異状がないようであれば、しばらく走行することは可能と思われますが、ABS機能が停止している場合もあるので、できるだけ早く整備工場に持ち込みましょう。

ブレーキに関わる故障は重大な事故につながりますので、素早い対応が必要です。

ライトの球切れや電圧低下への警告の場合

やっかいなのが、ABSそのものに異常がない場合です。

メーカーによっては、ブレーキランプの球切れやバッテリーの電圧低下などを知らせる場合にもABS警告灯が点灯する車種があります。

さらに、テールランプや、スモールランプをLEDバルブに変更したことによって電圧が変わると、センサーが球切れと認識してしまう場合があります。そのため、スモール/テールを点灯させると、ABS警告灯が点灯するようになったというケースもあるようです。

このようにABS警告灯は、ABSとは関係がない異常や故障でも点灯する場合がありますが、警告灯が点いてしまったら過信せず、ディーラーなどで点検を受けてくださいね。