トヨタの1JZ-GTEエンジン…名機の理由と搭載車種は?
更新日:2024.09.09
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名機と呼ばれる「1JZ-GTE」は、数あるトヨタ製エンジンの中でも、最高峰と呼んでも差し支えないほど優秀なエンジンと言われます。では、どんな車種に搭載され、名機とよばれる所以はどこにあるのでしょうか?
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いつもCarMeをご覧いただき誠にありがとうございます。
一部記事の内容に誤解を招く表現がありました。
読者の皆様ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
(2017年2月27日)
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読者の皆様ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
(2017年2月27日)
トヨタ 1JZ-GTEエンジン
「1JZ-GTE」は、トヨタ社内で開発されたJZ系をベースにした2,491cc直列6気筒ツインターボ付きエンジンで、ルーツは2000GTも搭載されたM型です。
その開発はヤマハが行い、トヨタ自動車が部品を加工、それをヤマハでアッセンブルするという体制で生産されました。
その開発はヤマハが行い、トヨタ自動車が部品を加工、それをヤマハでアッセンブルするという体制で生産されました。
トヨタ 1JZ-GTEエンジンは排気音も最高!
トヨタ内製CT12型セラミックタービンターボチャージャーを2機搭載した「1JZ-GTE」は、排気音の良さにも定評があり、車好きの間では、「国産1、2を争う良い音のエンジン」という位置づけでした。
業界自主規制枠いっぱいの、最高出力280psを発揮したハイパワーエンジンの代表格でもあります。
フルカウンタークランクや鍛造ピストン、メタルヘッドガスケットなど、チューニングに十分に耐える基本設計だったことも「1JZ-GTE」が名機とよばれるようになった一因かもしれません。
業界自主規制枠いっぱいの、最高出力280psを発揮したハイパワーエンジンの代表格でもあります。
フルカウンタークランクや鍛造ピストン、メタルヘッドガスケットなど、チューニングに十分に耐える基本設計だったことも「1JZ-GTE」が名機とよばれるようになった一因かもしれません。
1JZ-GTEエンジン第1世代
【インタークーラーツインターボ】
圧縮比:8.5
最高出力:206kW(280ps)/6,200rpm
最大トルク:363Nm(37.0kgm)/4,800rpm
「1JZ-GTE」が初めて搭載されたのは、1990年発表のJZX81系マークIIシリーズやJZA70系スープラで、その後、Z30系ソアラの前期型、フルモデルチェンジしたJZX90系マークIIシリーズにも搭載されました。
非常にレスポンスの良いエンジンで、ターボラグについても当時トップレベルの少なさでした。
JZX81系マークⅡシリーズへは、1990年8月のマイナーチェンジに合わせて、ラインナップに追加されたもので、車名は2.5GTツインターボでした。
圧縮比:8.5
最高出力:206kW(280ps)/6,200rpm
最大トルク:363Nm(37.0kgm)/4,800rpm
「1JZ-GTE」が初めて搭載されたのは、1990年発表のJZX81系マークIIシリーズやJZA70系スープラで、その後、Z30系ソアラの前期型、フルモデルチェンジしたJZX90系マークIIシリーズにも搭載されました。
非常にレスポンスの良いエンジンで、ターボラグについても当時トップレベルの少なさでした。
JZX81系マークⅡシリーズへは、1990年8月のマイナーチェンジに合わせて、ラインナップに追加されたもので、車名は2.5GTツインターボでした。
1JZ-GTEエンジン第2世代
【インタークーラーシングルターボ】
圧縮比:9.0
最高出力:206kW(280ps)/6,200rpm
最大トルク:378Nm(38.5kgm)/2,400rpm
第2世代の「1JZ-GTE」は、1996年8月に登場したZ30系ソアラの後期型に初めて搭載されました。
直列6気筒エンジンに装着されるセラミック製ターボは、2基から1基に変更。さらにVVT-i(可変バルブタイミング機構)、ETCS(電子制御スロットル)などを備え、最高出力の280psは変わらずに、38.5kgmの最大トルクを2,400rpmで発生させていいます。
エンジン本体は第1世代同様に、チューニングに適したフルカウンタークランクやセミ鍛造ピストン、メタルヘッドガスケットなどの高度なパーツが採用されていました。
圧縮比:9.0
最高出力:206kW(280ps)/6,200rpm
最大トルク:378Nm(38.5kgm)/2,400rpm
第2世代の「1JZ-GTE」は、1996年8月に登場したZ30系ソアラの後期型に初めて搭載されました。
直列6気筒エンジンに装着されるセラミック製ターボは、2基から1基に変更。さらにVVT-i(可変バルブタイミング機構)、ETCS(電子制御スロットル)などを備え、最高出力の280psは変わらずに、38.5kgmの最大トルクを2,400rpmで発生させていいます。
エンジン本体は第1世代同様に、チューニングに適したフルカウンタークランクやセミ鍛造ピストン、メタルヘッドガスケットなどの高度なパーツが採用されていました。
トヨタ 1JZ-GTEエンジンが名機と呼ばれる理由
名機と呼ばれる理由…それはやはり、ツインターボによる強力な加速でしょうか。
当時の自主規制いっぱいの280ps(カタログデータ上)を発生するエンジンですが、ターボが効き始める4,000rpm以降で、爆発的な加速をみせます。
また、排気音の良さも魅力で、高音をともないドライバーの耳に届くサウンドは、上級クラスの欧州スポーツカーに最も近かったものでもありました。乗りやすさや、扱いやすさでいえば、第2世代のほうが洗練された印象ですが、猛烈なツインターボの加速を味わうなら、第1世代に勝るものはありません。
余談ですが、第1世代の1JZ-GTEにはTOYOTAの刻印の他、隠れたところにYAMAMAの文字も刻まれています。ヤマハと共同で開発製造を行った証ですね。
直列6気筒の滑らかな回転上昇、ターボ過給による爆発的な加速、甲高い孤高の咆哮音…どれをとっても、当時のユーザーがまた乗りたい!と思う魅力を、1JZ-GTEは兼ね備えていたのですね。
当時の自主規制いっぱいの280ps(カタログデータ上)を発生するエンジンですが、ターボが効き始める4,000rpm以降で、爆発的な加速をみせます。
また、排気音の良さも魅力で、高音をともないドライバーの耳に届くサウンドは、上級クラスの欧州スポーツカーに最も近かったものでもありました。乗りやすさや、扱いやすさでいえば、第2世代のほうが洗練された印象ですが、猛烈なツインターボの加速を味わうなら、第1世代に勝るものはありません。
余談ですが、第1世代の1JZ-GTEにはTOYOTAの刻印の他、隠れたところにYAMAMAの文字も刻まれています。ヤマハと共同で開発製造を行った証ですね。
直列6気筒の滑らかな回転上昇、ターボ過給による爆発的な加速、甲高い孤高の咆哮音…どれをとっても、当時のユーザーがまた乗りたい!と思う魅力を、1JZ-GTEは兼ね備えていたのですね。