新型SUV対決!RVRとティグアンならどちらを買う?

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フルモデルチェンジとなったVW ティグアン、そして「ダイナミックシールド」デザインを取り入れ、イメージを一新した三菱 RVR。いずれも魅力的なモデルに仕上がっています。この2台で買いなのはどちらでしょうか?
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三菱 RVRはフロントマスクを刷新、フレッシュな魅力
フォルクスワーゲン ティグアンはフルモデルチェンジ
RVRとティグアン、比較した上でどちらを選ぶ?

三菱 RVRはフロントマスクを刷新、フレッシュな魅力

クルマのイメージを大きく左右するフロントマスク。国内でもレクサスをはじめ、多くのメーカーがフロントに強いデザインアイコンを採用し、オリジナリティを高めています。

再生が望まれる三菱では、新たなデザインアイコンとして「ダイナミックシールド」を提案。もちろん、RVRでも採用されています。新型RVR、最大のポイントは、このリニューアルされたフロントでしょう。

エンジンは、キャリーオーバーの1.8L MIVEC SOHC 16VALVEエンジンのみのラインアップとなっており、最高出力139PS/6,000rpm、最大トルク17.5kgm/4,200rpm、JC08モード燃費15.4km/L(2WD)というスペックです。

他メーカーがハイブリッドやダウンサイジングターボ等を取り入れているのに対し、この点は少し水を開けられているというのが正直なところですが、信頼性の高いエンジンで、過不足ない性能を発揮しています。

グレード構成についても以前と変わらず、G、Mの2グレード展開(それぞれ2WDと4WDがチョイス可能)となっています。

車体価格は「G 2WDグレード」225万円~。コストパフォーマンスという訴求力も持っています。

フォルクスワーゲン ティグアンはフルモデルチェンジ

新型となったティグアンには、ゴルフ等に搭載され信頼性の高い1.4L TFIエンジンを搭載。ダウンサイジングターボモデルとしていることがポイントです。

最高出力は150ps/5,000-6,000rpm、最大トルクが25.5kgm/1,500-3,500rpmというスペックで、パワフルな走りを可能にしています。またJC08モード燃費は16.3km/Lと、なかなか優秀な数値ですね。

グレード展開は、コンフォートライン、ハイライン、R-ラインの3種類。エンジンを同一としながら、装備面で差別化をしています。

価格は、コンフォートラインが60万円~、ハイラインが433万円~、R-ラインが463万円~と、国産モデルよりも約100万円以上高いプライスタグとなっています。

RVRとティグアン、比較した上でどちらを選ぶ?

両車とも、価格、おおまかなスペックをあげてみました。

正直、同じCセグメントとはいえ、ティグアンの方がひと回り車体が大きく、また価格差が大きいことから、訴求する層が若干違うともいえます。しかし、車としての魅力は数値やコストだけでないのもまた事実。

両車のサイズを比較してみましょう。

全長×全幅×全高(mm) 
・RVR…4,355✕1,770✕1,630
・ティグアン…4,500✕1,840✕1,675

ひと回り大きいティグアンは、日本での運用を考えた場合、RVRより70mm全幅が広く、取り回しではRVRに軍配があがります。

ちなみに、2車のパワーウェイトレシオは、
・RVR(2WD)…1350kg÷139ps=9.71kg/ps
・ティグアン…1540kg÷150ps=10.26kg/ps

このように近い数値。トルクウェイトレシオは、ティグアンの方が優れているので、どちらの運動性能が高い、と一概に言えません。運用上では思うほど大きな差はないかもしれませんね。
ただし、悪路走破性といったポイントに絞ると、4WD仕様があるのはRVRのみ。雪道やアウトドア、日常でもガンガン使い倒す方にとっては、RVRは手頃ながら本格的なSUVとして魅力的に映るでしょう。それに、刷新されたフロントマスクもスタイリッシュSUVらしい華やかさがありますしね。

一方で、人と違う上質な一台、それもキビキビと走るSUVを、という方にはティグアンは大いに訴求するかもしれません。落ち着いたエクステリアに大人の余裕さえ感じます。

つまり、どちらも若干のニーズの違いこそあれ、魅力的なモデルであることに違いないといったところです。


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