48,000台受注のC-HR VS 33,000台受注のヴェゼル…トヨタは巻き返すことができるのか?

CH-Rレーシング

2016年11月の予約開始以来、トヨタC-HRの受注台数がなんと!約1か月で48,000台を超えました。廉価モデルが251万円~という設定ですから、同じトヨタ車でいえば、265万円~のマークXとそれほど変わらない価格帯の車です。

一方、発売以来3年続けて国内SUV新車登録販売台数でトップを走り続けてきたライバル車のホンダ ヴェゼルは、発売直後の1か月で33,000台を受注。累計で24万台を販売しています。C-HRがヴェゼルの販売台数を抜くのは、時間の問題かもしれません。

Chapter
C-HRの生い立ち、どんな車?
実用性よりもカッコよさ
ヴェゼルと比べると?
C-HRとヴェゼル、買うならどっち?

C-HRの生い立ち、どんな車?

2014年のパリモーターショーでコンセプトモデルが公開されてから約1年半。2015年のジュネーブで、市販モデルが発表になったC-HR。同年の東京モーターショーでも展示され、大きな話題を呼んだことは記憶に新しいところです。

発売開始は2016年12月。それに先立ち、5月にはTOYOTA GAZOO Racingから、市販車レースの最高峰であるニュルブルクリンク24時間耐久レースに「C-HR Racing」を投入するというプロモーションも行いました。結果は、SP2T(排気量1,620ccまでのターボ搭載エンジンクラス)3位、総合84位というすばらしい成績を残しています。

C-HRはスポーティで燃費も良く、何よりもアグレッシブなスタイルが魅力的な車です。G、Sグレードには、走りの楽しさとクラストップモデルの燃費性能を併せ持ったハイブリッドシステムを搭載しています。

一方、G-T、S-Tグレードでは、1.2Lの 8NR-FTS 直列4気筒 直噴ダウンサイジングターボを搭載。ターボチャージャーとバルブ開閉タイミングを最適に制御するVVT-iWとVVT-iに、先進の燃料噴射システム「D-4T」を採用しています。これらによって、1,500〜4,000回転という幅広い回転域で18.9kgm(185Nm)という最大トルクを発揮する設定になっています。

実用性よりもカッコよさ

C-HRの一番の特徴は、やはりその先進的なデザインでしょう。細部までこだわりの多いデザインで、全体的にスタイリッシュな雰囲気に仕上がっています。

例えば、「最初は誰にも気づかれないこと」を目標に、リヤドアハンドルを車の側面に溶け込むようデザインされました。これは、一見デザイン優先に見えますが、実際に操作してみると使いやすいものになっています。

実用性よりもデザインのかっこよさを優先し、そのまま売り出すというのはトヨタのような量産メーカーではとても難しいことですが、その「偏愛的」な拘りを実現するため、多くの開発者が苦労してC-HRを完成させているのです。

このようなこだわりがC-HRにはいくつも存在し、他の車にはない独特な存在感をアピールしているのです。

<次のページに続く>
次ページ
ヴェゼルと比べると?