トヨタCHR/C-HRの荷室サイズ&容量はどのくらい?寸法を確認してみた

トヨタ C-HR 2017

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クーペのような伸びやか&スタイリッシュなデザインが特徴のコンパクトSUV、CHR/C-HRがトヨタから新発売されましたね。

このモデルはデザイン性・見た目の良さを重要視したため後部座席の広さや収納スペースなどかなり割り切った考えに…。

このように使い勝手は二の次・三の次になっているので、荷室もそれほど広くないと思っていたのですが、実際に見てみると、思ったよりも広い!これは良い意味で予想を裏切られました。

そんなトヨタCHR/C-HRの荷室サイズはどのくらいなのでしょうか?

先日、ディーラーに試乗をしてきた際、このクルマの荷室サイズ&容量を確認してきたので、紹介したいと思います。
2018/1/25
Chapter
トヨタCHRの荷室サイズ:後部座席使用時の広さは?
競合車よりも荷室・ラゲッジスペースは広い!?
トノカバーを使用すると、荷室高はかなり狭く…
トヨタCHRの荷室サイズ:後部座席収納時の荷室サイズは?
トヨタCHRを車中泊に使用するにはちょっと厳しい?

トヨタCHRの荷室サイズ:後部座席使用時の広さは?

C-HRの荷室・ラゲッジスペースは、このようなサイズ・広さになっています。
思ったよりも広いと思いませんか?

ボディの高さをギュッと抑えたクーペのようなスタイルなので、荷室・ラゲッジスペースの高さもあまり期待できないと思っていたのですが、荷室高も十分な高さで個人的には好印象でした。

そんなCHR/C-HRのですが、後部座席を起こした状態での荷室サイズは、このようになっていました。

■トヨタC-HR 後部座席使用時の荷室サイズ
荷室長:約770mm
荷室幅:約955mm ~ 約1,100mm
荷室高:約675mm

そして、後部座席を使用時の荷室容量は、318リットルとなっております。

競合車よりも荷室・ラゲッジスペースは広い!?

コンパクトサイズのSUVの中で一番人気のホンダのヴェゼルの荷室・ラゲッジスペースの奥行きは約800mmとなっており、このクルマよりも若干広くなっております。

■ホンダ ヴェゼルの荷室・ラゲッジスペース
一方、競合車の一つでもある日産ジュークの荷室長は約660mm、マツダのCX-3の荷室長は約690mmとなっており、これらのクルマよりCHR/C-HRの荷室サイズは広くなっております。

■日産ジュークの荷室・ラゲッジスペース
このようにCHR/C-HRのラゲッジルームは、ヴェゼルには及ばないもののそれ以外の競合車・ライバル車には優るとも劣らない荷室サイズを備えています。

なので、競合車と比較して、このクルマの荷室は劣っている訳ではありません。

元々このCHR/C-HRの荷室・ラゲッジスペースの広さには期待していなかった部分もあるのですが、「全高の低いクーペスタイルのデザインで、よくここまで広い荷室を確保したな。」と、個人的には感心をしてしまいた。

トノカバーを使用すると、荷室高はかなり狭く…

C-HRでは、ハードタイプのトノカバーが標準装備されています。(正式名称は、パッケージトレイと呼ぶようですが…)
荷室フロアからラゲッジボードまでの高さは、約385mm。

元々の荷室の高さは約675mmなので、かなり低くなってしまいますね。

ディーラーさんは、「このクルマは、リヤウィンドウの傾斜が大きいため、ラゲッジボードを外しても、荷室としても使えません。なので、ボートを使用してもしなくても、荷室の使い勝手に影響はありません。」と、仰っていました。

ただ、個人的にはやはりラゲッジボードはない方が荷室・ラゲッジスペースは、使い勝手はよくなるのかなと思いました。

トヨタCHRの荷室サイズ:後部座席収納時の荷室サイズは?

C-HRは、ヴェゼル・ジュークなど競合車と同様に後部座席を収納して、荷室・ラゲッジスペースを広くする事が可能です。

実際に後部座席を収納すると、このような感じ。
ほんの僅か後部座席の方がフロア部分よりも高くなっており、手前下がりになっていますが、後部座席の背もたれ部分で段差ができないデザインになっているのは好印象でした。

このように後部座席を収納した時も使い勝手が良さそうなトヨタCHR/C-HRのラゲッジルームですが、荷室寸法を確認した時の広さはこのようになっていました。

■トヨタC-HR 後部座席収納時の荷室サイズ
荷室長:約1,660mm
荷室幅:約955mm ~ 約1,100mm
荷室高:約675mm
荷室長・荷室幅は全く変わりはありませんが、荷室長・奥行きは約1,660mmとなり、後部座席を使用した時と比較して倍以上に…。

これなら普段使いだけではなく、キャンプや釣りなどのアウトドアで使用しても困るシーンは少ないのかなと思いました。

ちなみにこのCHR/C-HRの競合車の後部座席を収納した時の奥行きは、このようになっています。

■トヨタC-HRと競合車の奥行き比較
トヨタ C-HR    :約1,660mm
ホンダ ヴェゼル:約1,740mm
日産 ジューク  :約1,470mm
マツダ CX-3    :約1,510mm

車内の広さや居住性に定評のあるホンダのヴェゼル/ベゼル(VEZEL)には遠く及びませんでしたが、ジュークやCX-3と比較すると、150mm以上も奥行きは広くなっています。

この後部座席を収納した時の荷室・ラゲッジスペースの広さは、十分に満足できる出来になっているように感じました。

ちなみに、後部座席を収納した時の荷室容量は、1,118リットルとなっているようですよ。

トヨタCHRを車中泊に使用するにはちょっと厳しい?

このように後部座席を収納すると荷室・ラゲッジスペースはかなり広くなりますが、CHR/C-HRで車中泊をするには、少し狭い感じが…。

後部座席を収納した時の奥行きは約1,660mmあり、小柄な女性や子どもが横になるには十分な広さがあります。(成人男性が横になるには小さいですが…)

ただ、このクルマはクーペスタイルになっているため、高さが他のクルマよりも低くなっています。そのため、後部座席を収納した状態で荷室・ラゲッジスペースに横になっても、天井の近さや圧迫感を感じます。

また、車内の移動もかなり大変です。

このCHR/C-HRでも車中泊が出来ない事はありませんが、個人的には、奥行きや高さにもう少し余裕があるクルマの方が車内で快適に過ごせるのかなと思いました。
C-HRの荷室サイズは、このようになっていました。

ホンダのヴェゼル/ベゼル(VEZEL)と比較すると、このクルマの荷室・ラゲッジスペースは狭いですが、日産のジュークやマツダのCX-3と比較すると遜色の無い広さを確保。

床下収納やサイドポケットを装備するなど実用性に優れているのも好印象でした。

デザイン性や室内の広さばかりが注目を集めているこの新型SUVですが、試乗に行かれる際は荷室の広さや使い勝手にも注目をしてみてくださいね。
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