C-HRは4WD(四駆)仕様が一番安い…その理由とは?
更新日:2024.09.09
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これまでのトヨタには無かった新鮮なエクステリアデザインで、話題沸騰している新作「C-HR」。SUVながらスポーツクーペのようなデザインは、早速今年話題の一台に踊り出ています。FFと4WDの2タイプの駆動方式を選べる「C-HR」ですが、どうやら4WDモデルが一番廉価となっているようなのです。なぜでしょうか?
C-HRのグレード展開
C-HRには4つのグレードが用意されています。
・S-T(1.2Lターボ) 251万円~
・S(ハイブリッド) 264万円~
・G-T(1.2Lターボ) 277万円~
・G(ハイブリッド) 290万円~
新規にデビューしたモデルだけに、グレード展開も分かりやすいものとなっています。ここで気付くのは、1.2Lダウンサイジングターボ仕様の方がハイブリッド仕様よりも価格設定が低くなっていること。 そしてポイントは、ハイブリッドモデルはすべてFF、ターボモデルがすべて4WDということでしょう。
・S-T(1.2Lターボ) 251万円~
・S(ハイブリッド) 264万円~
・G-T(1.2Lターボ) 277万円~
・G(ハイブリッド) 290万円~
新規にデビューしたモデルだけに、グレード展開も分かりやすいものとなっています。ここで気付くのは、1.2Lダウンサイジングターボ仕様の方がハイブリッド仕様よりも価格設定が低くなっていること。 そしてポイントは、ハイブリッドモデルはすべてFF、ターボモデルがすべて4WDということでしょう。
C-HRのグレード別の受注状況はターボ、ハイブリッド、どちらに軍配?
発売後1ヵ月の2017年1月19日時点で、受注台数は約48,000台。その内訳は、ハイブリッド37,000台、ターボ11,000台となっています。
こうしてみると、なんとなくC-HRユーザーの嗜好、ひいてはSUVモデルへのニーズが見えてくるのではないでしょうか。
C-HRハイブリッド仕様は、クラストップレベルの30.2km/Lという素晴らしい燃費が売りになっています。またハイブリッドはモーターの太いトルクで、ゴー&ストップの多い街中で比較的ストレスが少なく走る事ができます。
これはSUVモデル全般のニーズでもあるのですが、C-HRを求めるオーナーは、SUVとはいえ悪路ではほぼ使用することがないという事でしょう。
他方で、日本メーカーにはまだ少ないダウンサイジングターボモデルも健闘しているといえましょう。これは4WD仕様である事、価格も最も廉価である事が関係しているのは間違いありません。
地域によっては4WDが必須であったり、よりアクティブなユーザーはやはりこちらを選ぶといった結果ですね。
こうしてみると、なんとなくC-HRユーザーの嗜好、ひいてはSUVモデルへのニーズが見えてくるのではないでしょうか。
C-HRハイブリッド仕様は、クラストップレベルの30.2km/Lという素晴らしい燃費が売りになっています。またハイブリッドはモーターの太いトルクで、ゴー&ストップの多い街中で比較的ストレスが少なく走る事ができます。
これはSUVモデル全般のニーズでもあるのですが、C-HRを求めるオーナーは、SUVとはいえ悪路ではほぼ使用することがないという事でしょう。
他方で、日本メーカーにはまだ少ないダウンサイジングターボモデルも健闘しているといえましょう。これは4WD仕様である事、価格も最も廉価である事が関係しているのは間違いありません。
地域によっては4WDが必須であったり、よりアクティブなユーザーはやはりこちらを選ぶといった結果ですね。
C-HRでカスタマイズを楽しむならターボ仕様!
C-HRのボディは1.4トン強。それに1.2Lエンジンの組み合わせでは、ターボが装着されているとはいえ、少々心許なく感じます。しかし、8NR-FTS直噴ターボエンジンの出来は非常に良く、18.9kgmのトルクをわずか1,500回転から発揮。パワー不足を感じずに走りだす事ができます。
この1.2Lエンジンは、小排気量ダウンサイジングターボによくある3気筒エンジンではなく、4気筒エンジンとしているのもエンジンの静粛性やレスポンスといった点でプラスになっています。
ちなみに、国内ではライバルとなるであろう日産のSUVに積まれた1.5L(2WD)エンジンと比べると、こちらのほうが、パワー・トルクともに上回っています。排気量を小さくして、低い回転から過給することで、燃費にも優れている(15.4km/L)ダウンサイジングターボは、今後、トヨタ製コンパクトカーのスタンダードになりそうですね。
それと、ターボエンジンの最大のメリットはカスタマイズしやすい、という点もありますね。ノーマルでパワー不足を感じる方はECUチューニングでブーストをあげれば、さほどコストをかけずにモアパワーを得る事も可能。
これだけ話題の人気車種ですから、恐らく今後様々なアフターパーツメーカーから、ECU含めたカスタマイズパーツが提案されることは間違いありません。
燃費をそれほど気にせず、手軽にC-HRをアクティブに楽しんでみたいという方には、ダウンサイジングターボ仕様がオススメといえるでしょう。
この1.2Lエンジンは、小排気量ダウンサイジングターボによくある3気筒エンジンではなく、4気筒エンジンとしているのもエンジンの静粛性やレスポンスといった点でプラスになっています。
ちなみに、国内ではライバルとなるであろう日産のSUVに積まれた1.5L(2WD)エンジンと比べると、こちらのほうが、パワー・トルクともに上回っています。排気量を小さくして、低い回転から過給することで、燃費にも優れている(15.4km/L)ダウンサイジングターボは、今後、トヨタ製コンパクトカーのスタンダードになりそうですね。
それと、ターボエンジンの最大のメリットはカスタマイズしやすい、という点もありますね。ノーマルでパワー不足を感じる方はECUチューニングでブーストをあげれば、さほどコストをかけずにモアパワーを得る事も可能。
これだけ話題の人気車種ですから、恐らく今後様々なアフターパーツメーカーから、ECU含めたカスタマイズパーツが提案されることは間違いありません。
燃費をそれほど気にせず、手軽にC-HRをアクティブに楽しんでみたいという方には、ダウンサイジングターボ仕様がオススメといえるでしょう。
C-HRでコスト面での優位性もあるのはダウンサイジングターボ
4WDモデルが最も安価なグレードとなっているC-HR。これはやはりダウンサイジングターボのもう一つの恩恵、といえます。
皆さんご周知のとおり、ハイブリッドエンジンは内燃エンジンのほかに、モーター、バッテリー、コンバーター、それらを統合コントロールするECU等、通常のレシプロエンジン仕様に比べて補器類が増えます。となれば当然コスト増、重量増につながるのは当然の事。
一方、ターボエンジンは古くからあるテクノロジーであり、非常にシンプルかつ補器も少なくすみます。勿論エンジン自体もコンパクト化されますよね。そうなると重量増も抑える事ができますし(実際ターボ仕様は4WDでありながらFFのハイブリッド仕様とさほど重量が変わりません)、何よりコストも抑える事ができる、というメリットが大きいでしょう。
さて、順風満帆の船出となったニューモデル、C-HR。ハイブリッドの人気ぶりを見ると、今後ユーザーからプリウス(E-Four)のような「4WD仕様」を求める声が上がるかもしれません。はたして、ハイブリッド4WDが追加されるのか。今後の展開に注目ですね。
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一方、ターボエンジンは古くからあるテクノロジーであり、非常にシンプルかつ補器も少なくすみます。勿論エンジン自体もコンパクト化されますよね。そうなると重量増も抑える事ができますし(実際ターボ仕様は4WDでありながらFFのハイブリッド仕様とさほど重量が変わりません)、何よりコストも抑える事ができる、というメリットが大きいでしょう。
さて、順風満帆の船出となったニューモデル、C-HR。ハイブリッドの人気ぶりを見ると、今後ユーザーからプリウス(E-Four)のような「4WD仕様」を求める声が上がるかもしれません。はたして、ハイブリッド4WDが追加されるのか。今後の展開に注目ですね。
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