「フランス車は壊れやすい」の不安を払拭できるか?プジョー・シトロエンが新保証制度「Fun to Drive Care」を開始

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ステランティスジャパンは6月1日、プジョーおよびシトロエンの一部車種を対象とした新サポートプログラム「Fun to Drive Care(ファン トゥ ドライブ ケア)」を導入した。

この制度では、新車保証期間内に走行不能となる機械的故障が発生した場合、修理期間中の代車を提供。さらに、入庫から30日以内に修理完了の連絡ができなかった場合には20万円をキャッシュバックする。

CARPRIME編集部

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修理が長引いた場合は20万円をキャッシュバック
背景にある「品質への不安」
あえて“故障”に向き合う異例の施策
新型車攻勢を支える“安心施策”に

修理が長引いた場合は20万円をキャッシュバック

「Fun to Drive Care」は、2026年6月1日以降に正規ディーラーで受注・登録された対象車が利用できる新制度だ。

対象となるのは、プジョー「3008 HYBRID」「5008 HYBRID」「RIFTER GT」、シトロエン「C5 AIRCROSS HYBRID」「BERLINGO」の5モデル。新車保証期間である3年間が適用対象となる。

万一、走行不能となる機械的故障が発生した場合には正規ディーラーが代車を提供。さらに入庫日から30日以内に修理完了および返却可能の通知が行われなかった場合、20万円(税込)がキャッシュバックされる。

背景にある「品質への不安」

今回の制度で注目したいのは、単なるアフターサービス強化ではない点だ。

説明会に登壇したステランティスジャパンのフレンチブランド統括責任者・小川氏は、フランス車に対して「個性的でデザインが良く、運転が楽しい。一方で、壊れやすい。壊れてもなかなか直らないというイメージが根強く残っている。」と率直に語った。

近年のプジョーやシトロエンは品質面でも大きく進化しているが、過去から続くイメージが購入時のハードルになっているという認識を示している。

あえて“故障”に向き合う異例の施策

輸入車メーカーの保証制度は珍しくないが、今回の施策は「修理が長引いた場合に現金を支払う」という点で異例だ。

小川氏は、制度の狙いについて「品質不安によって生じるリスクをメーカー側も分担すること」と説明。さらに、この制度によって不動故障の発生や修理期間の長期化に社内や販売ネットワーク全体がより真剣に向き合うきっかけになるとの考えを示した。

つまり、ユーザーへの安心提供だけでなく、メーカーや販売店側の改善を促す仕組みとしても位置付けられている。

新型車攻勢を支える“安心施策”に

現在、プジョーでは新型3008や5008が好調なスタートを切っており、新規顧客比率も高いという。説明会では今後、限定車として「308 ステーションワゴン」の投入やフェイスリフトを受けた「408」の投入を予定していることが明かされた。

商品力への評価が高まる一方で、購入を迷う要因となる品質不安をどう払拭するか。その答えのひとつとして導入されたのが「Fun to Drive Care」だ。フランス車に興味はあるものの、故障や修理対応に不安を感じていたユーザーにとっては、ブランド側の本気度を示す施策として注目を集めそうだ。
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