三菱自動車「トライトン」の内装(インテリア)の使い勝手をプロが徹底解説!【プロ徹底解説】

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三菱自動車のピックアップトラック「トライトン」の最新モデルが、2024年2月より発売開始となっています。この最新ピックアップトラックの内装(インテリア)と、その使い勝手をプロが徹底解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
「トライトン」の内装
「トライトン」の運転席
「トライトン」の助手席
「トライトン」の後部座席
「トライトン」の荷室
「トライトン」の収納
「トライトン」のグレードごとの内装の違い

「トライトン」の内装

新型「トライトン」の内装デザインの特徴のひとつが、「ホリゾンタル・アクシス」コンセプトを採用したインストルメントパネルです。水平基調のデザインは、走行時の車体姿勢の変化をつかみやすいことを狙っています。インテリアのデザイン自体は、幾何学模様とメタリックの加飾を多用したもので、非常にモダンな印象を与えてくれます。
その一方で、インテリア全体にソフトパッドを多用していたり、エアコンスイッチがグローブをしていても使いやすいように大振りになっていたり、ドアハンドルが3D形状になっているなど、実用性を重視しているのもポイントとなります。

「トライトン」の運転席

「トライントン」の運転席に座れば、誰もがモダンさと、上質さを感じることでしょう。アナログ2眼のスピード&タコメーターの間には7インチのマルチインフォメーションディスプレイが備わっています。
センターディスプレイは、9インチの大画面のスマートフォン連携のナビゲーションです。ステアリングとシフトノブは本革巻き。上位グレードのGSRでは、シートがレザーになり、電動のパワーシートとパワーランバーサポートとなります。

「トライトン」の助手席

「トライントン」の助手席の前にはアッパーグローブボックスが、備わっています。Aピラー部にグリップが用意されているのは、険しい悪路での走行を想定している「トライトン」ならではでしょう。

「トライトン」の後部座席

「トライトン」の後部座席は、3人掛けとなります。シートバックは、ほどよく傾斜しており、リクライニング機能がなくても、狭苦しさを感じさせません。後席のニールームは、前後546㎜あるため、膝周りの空間も十分なものとなります。
天井には、後席のためのリヤサーキュレーターが備わっています。前席まわりのエアコン吹き出し口から出た、冷たい/温かい風を、後席空間にまで送ってくれるものです。

「トライトン」の荷室

「トライトン」の荷室スペースは、奥行きが1470㎜、左右最大幅1525㎜あります。また、荷室内には2×4材にぴったりあわせた凹みがあり、2×4材を荷室のしきりに使うことができます。荷室の荷を固定するために使う、カーゴベッドインナーフックは使いやすさを考慮して、低い場所に設置されています。
上位グレードのGSRは、荷室からの荷物の出し入れの際に、荷物に傷がつきにくいよう、樹脂製のベッドライナーが備えられています。

「トライトン」の収納

「トライントン」の室内の収納は、助手席の前のアッパーグローブボックス、シフトノブの前の、フロントコンソール、運転席と助手席の間のフロアコンソールボックス、ルーフ部のサングラスホルダーが用意されています。
ドリンクホルダーは、シフトノブの後ろに2つ。また上級グレードのGSRでは、インパネのエアコン吹き出し口の下に、引き出し式のドリンクホルダーが設定されています。

「トライトン」のグレードごとの内装の違い

「トライトン」のグレードは、スタンダードのGLSと、上級のGSRのふたつ。内装の違いは、シートと、天井部の色となります。GLSのシートは、シルバーステッチのファブリックなのに対して、GSRのシートはオレンジステッチ入りのレザー。天井はGLSがグレーで、GSRがブラックとなります。
「トライトン」のインテリアは、モダンかつ実用性に富んだものとなっています。2つのグレードがありますが、どちらもベースカラーはブラック。スタンダードのGLSは、ファブリックにグレーの天井なのに対して、上級のGSRはレザーにブラックの天井という組み合わせになります。

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