三菱のピックアップトラック「トライトン」を知っていますか?

三菱 トライトン

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アメリカの映画やTVドラマをチェックしていると、若者がピックアップトラックに乗っています。かつては日本でも、ピックアップトラックを見かけたましたが、2017年現在では絶滅しています。ところで、近年まで三菱が魅力的なピックアップトラックをラインナップしていたのを知っていますか?

*2017年の情報です
Chapter
北米で人気のピックアップトラックだが、日本では…
タイからやってきた逆輸入ピックアップトラック、三菱トライトン
トライトン 日本仕様車

北米で人気のピックアップトラックだが、日本では…

ピックアップトラックの人気は、北米では非常に高いものがあります。そうしたニーズが高いこともあって、各メーカーではピックアップトラックをラインナップしています。

その象徴的モデル「Fシリーズ」を擁するのがフォード。なんとFシリーズは、フォードが年間販売台数1位となっている屋台骨を支えるモデルで なのです。

ピックアップトラックがメーカーカタログから消滅した日本では想像できないことですが、これには理由が2つあります。無骨なスタイルがうけていること、そして州によっては免税・減税対象となっていることです。

そういった維持のしやすさが、人気を後押ししているといえます。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、主人公マーティがピックアップトラックを欲しがるシーンを覚えている方もいるでしょう。

実用性ももちろんありますが、スタイル、維持のしやすさといった点から人気を維持しているのが、ピックアップトラックといえるわけです。

ところが、ここ日本ではそうしたインセンティブがありませんでした。加えていえば、ボンネットトラックの難点として、荷室が通常のトラックよりも短くなってしまうということから、淘汰されていったのです。

しかし、北米を中心としてマーケットでのニーズは高く、海外仕様としていまだに国産メーカーもピックアップトラックの生産を行っています。そのなかには、最近まで導入されていたモデルも存在するのです。

タイからやってきた逆輸入ピックアップトラック、三菱トライトン

※画像はタイで発売されているL200です。

2006年に日本で販売されたのが、三菱 トライトン。4ドアのダブルキャブに荷台を備えたピックアップトラックです。世界戦略車として、タイで生産されています。

そんなトライトンの日本仕様は、2006年から発売。3.5L SOHCエンジンのトルクフルな走りと、パジェロに搭載されたスーパーセレクト4WDによる走破性、またスタイリッシュなエクステリアデザインが話題となりました。

■三菱トライトン(後期型)
ボディサイズ:全長5,030mm×全幅1,800mm×全高1,780mm
エンジン:V型6気筒SOHC24バルブ
最高出力:186ps/4,750rpm
最大トルク:30.9kgm/3,750rpm
トランスミッション:4速AT
車両重量:1850kg
車両価格…2,980,000円

燃費はやはり厳しく、カタログスペックはJC08モード燃費7.8km/Lに対し、実燃費は5km/Lほどという声が多いようです。全長5m、全幅1.8mもある大柄ボディだけに仕方ないかもしれませんね。

しかし、主に欧州向けに用意されていた2.5L ディーゼルターボに5速MTが組み合わされたモデルが、導入されていれば…とも思わずにいれません。というのも、残念ながら2011年に販売終了。それ以降、日本で正規に購入できるピックアップトラックが消えてしまったからです。

SUV人気が高まっている昨今、このトライトンは少しだけ”早かった”モデルだったのかもしれませんね。

トライトン 日本仕様車

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