アルミホイールの寿命は何年?交換が必要な状況とは?

タイヤ 交換

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車には数多くの消耗品があり、エンジンやトランスミッションなどの部品は、20万キロという距離に達する頃にはオーバーホールや部品交換が必要です。乗用車に多く使われているアルミホイールはどうなのでしょうか。
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鍛造(鋳造)アルミホイールの耐久性は50年近い
アルミホイールの交換が必要な状況とは?
ホイールにダメージを与えない走り方を心がける
サーキット走行などの場合は消耗品と割り切って

鍛造(鋳造)アルミホイールの耐久性は50年近い

鍛造も鋳造も同様に、単純にアルミの塊と考えれば、その耐久は40~50年程度。アルミ合金は、スチールと比較しても高い耐性を誇るため、表面はくすんだり錆びているような印象を受けても、材質自体に大きなダメージを負うことは多くありません。

スチールの場合、表面が風雨にさらされると、そこから錆が発生し内部まで侵食し、放置するとそのまま崩れることもあります。

しかし、アルミホイールは、塗装面に傷が入った状態でも、大きくえぐれたり割れたりしていなければ、錆が進行してホイールが崩れ落ちることはないでしょう。アルミホイールは、錆に強く長期間の使用に耐えうるホイールと言えます。

アルミホイールの交換が必要な状況とは?

交換が必要となるのは、大きく変形したり、クラックが入ってしまったケース。乗用車のタイヤはチューブレスタイヤのため、タイヤとホイールの間に隙間ができてしまうとエア抜けが発生してしまい使用できません。この場合は直ちに交換が必要です。

ランフラットタイヤを履いている車両では、デフやミッションにダメージを与えるケースもあります。走行せずに積載車などを呼ぶほうが賢明と言えます。

また、ホイール全体が割れてしまうと、ブレーキディスクだけでなく、足回り全体、ボディ、アンダーフロアなどにダメージを負うことも多く、ホイールとタイヤのダメージだけで済んだものが、結果的にフレームにまで被害が及ぶ可能性もあります。

リム部分を少し擦ってしまった程度であれば、大きくダメージは無いと思われますが、一度ディーラーなどで点検をしてもらうと安心して乗れますね。

ホイールにダメージを与えない走り方を心がける

ホイールに最もダメージを与えるのは、硬いものを踏むことです。例えば、道路の中央線と一緒に置いてある反射板、通称キャッツアイ。夜間ライトが当たると猫の目のように光ることから、キャッツアイと呼ばれるこの部品。その実は大きな鉄の塊と反射板でできています。

高さ5cm程度のものもあり、大体、右折禁止の道路やはみ出しが危険な峠道のカーブなどについています。これを高速域で踏みつけると、ホイールに大きなダメージを与え、割れてしまうこともあるため注意が必要です。

また、道路上の陥没や大きな段差、落下物なども可能であれば避けて走るか、どうしても段差を乗り越える場合は可能な限りスピードを落として通過する事でホイールへのダメージを軽減できます。

サーキット走行などの場合は消耗品と割り切って

サーキット走行などをする場合は、ある程度消耗品と割り切って使うほうが良いかもしれません。公道よりもスピードレンジが高い走行をしますし、サーキットの縁石も意外と段差があります。そのため、縁石に載せてコーナーを責めるような場合、ホイールもダメージを負います。

また、タイヤ組み換えの頻度も多くなりますのでそういったダメージも、おのずと増えていきますね。加えて、硬い足回りもホイールにダメージを与える要因です。あまりないとは思いますが、ストロークしないような硬い足回りの場合、路面からの突き上げはタイヤで緩衝されるものの、やはりホイールにもダメージを与えます。

ホイールの強度が足りない場合はハブボルトのあたりで折れることも考えられますので、チューニングカーやサーキット走行車、またドレスアップカーでもストロークしないようなローダウンの場合は注意が必要です。
アルミホイールは適切に取り扱えば非常に長持ちします。中古のアルミホイールも、歪みやクラックが無ければ十分使えます。クラウンなど大きくホイールのインセットやPCDが変わってない車種を乗り継いでいる人が、旧モデルのホイールを履かせている姿を見かけますが、それでも十分問題がないくらい、アルミホイールの耐久性は高いものなのです。

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