なぜシルビアはドリフトに多く使われるのか?ドリフトに使いやすいFRとは?
更新日:2020.01.06

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現在もドリフトイベントに行けば健在の日産シルビア。兄弟車の180SXも含め、地方のイベントでは旧式のS13まで多数が走っています。その理由とは何でしょうか。
ドリフトに使いやすいFRとは何か
ドリフトというのは、競技として例えるならフィギュアスケート、あるいは格闘技です。達人級の上級イベントならともかく、地方の下級イベントなら壊して潰して直してナンボ。
外観は原型留めてないけど走るためのメカニズムだけはしっかりして、時には華麗に、時には強引にドリフトしているマシンは地方にたくさんあります(※外観を留めないレベルですと、さすがに公道は走らないサーキット専用車ばかりです)。
「ドリフトしやすいマシンとは何か」と問われれば、まず初心者が潰しても、直すなり乗り換えるなりが容易な車である事が第一です。そうした車であれば補修なり改造なりのキットも山ほど需要があるので、あらゆるパーツメーカーがリリースを続けます。
結果、S13~S15のシルビアや180SX、昔のAE86、R32~34のスカイラインGTが、旧いながらもドリフトに使いやすいFRマシンとして現在までドリフト会場で多数走っているわけです。
外観は原型留めてないけど走るためのメカニズムだけはしっかりして、時には華麗に、時には強引にドリフトしているマシンは地方にたくさんあります(※外観を留めないレベルですと、さすがに公道は走らないサーキット専用車ばかりです)。
「ドリフトしやすいマシンとは何か」と問われれば、まず初心者が潰しても、直すなり乗り換えるなりが容易な車である事が第一です。そうした車であれば補修なり改造なりのキットも山ほど需要があるので、あらゆるパーツメーカーがリリースを続けます。
結果、S13~S15のシルビアや180SX、昔のAE86、R32~34のスカイラインGTが、旧いながらもドリフトに使いやすいFRマシンとして現在までドリフト会場で多数走っているわけです。
メーカーを置き去りにするプライベーターの熱意
現実に「安価な小型FR」と言える車は少ないと言えるでしょう。安価なFRと言いつつも、実際にはそれなりの年代の金銭的に余裕のある層向けのスポーツラグジュアリー、というケースも多いもの。
しかし、もうドリフトの初心者でも使えるような安価なFRは作れないかと言えば、そんな事はありません。軽トラやSUVのパワートレーンとサスペンション使えばナンボでも安くなりますし、同じくコンパクトカーや軽自動車のFFベース4WDシステムを加工すれば安いコンパクトFRホットハッチやオープンスポーツが出来上がります。
実際そうしてコペンやアルトワークス、ミラジーノなんかを改造したFRドリフトマシンが盛んにドリフトしてますし、軽トラにターボエンジン積んでドリフトしてる人は多く、JAWS山本自動車(福岡)やプロバイル(兵庫)といった有名ショップすらあります。
それらはあくまで量産車ではないとはいえ、決してハイパワーエンジンでも最適なサスペンションでなくても、安価に楽しめるFRを作れるという事を証明し続けています。小排気量エンジンのファインチューンに、リアサスペンションなんかたいてい3リンクリジッドですよ。
「ドリフトしやすい小型で安価なFR」については、もはやプライベーターはメーカーを置き去りしています。「無ければ自分で作るので、もういい!」というわけです。
しかし、もうドリフトの初心者でも使えるような安価なFRは作れないかと言えば、そんな事はありません。軽トラやSUVのパワートレーンとサスペンション使えばナンボでも安くなりますし、同じくコンパクトカーや軽自動車のFFベース4WDシステムを加工すれば安いコンパクトFRホットハッチやオープンスポーツが出来上がります。
実際そうしてコペンやアルトワークス、ミラジーノなんかを改造したFRドリフトマシンが盛んにドリフトしてますし、軽トラにターボエンジン積んでドリフトしてる人は多く、JAWS山本自動車(福岡)やプロバイル(兵庫)といった有名ショップすらあります。
それらはあくまで量産車ではないとはいえ、決してハイパワーエンジンでも最適なサスペンションでなくても、安価に楽しめるFRを作れるという事を証明し続けています。小排気量エンジンのファインチューンに、リアサスペンションなんかたいてい3リンクリジッドですよ。
「ドリフトしやすい小型で安価なFR」については、もはやプライベーターはメーカーを置き去りしています。「無ければ自分で作るので、もういい!」というわけです。
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