頭文字Dで佐藤真子の愛車 日産シルエイティ、どうしてシルビアと180SXをくっつけたの?

しげの秀一原作の大人気マンガ『頭文字D』では、180SXのボディにシルビアのフロントマスクを移植した佐藤真子の青色の「シルエイティ」が登場します。漫画のなかだけの改造車かと思いきや、このドレスアップは現実でも流行しました。どうしてこの改造が流行ったのでしょうか?頭文字Dの連載が終了している今でもシルエイティの中古車の値段も下がらないシルエイティを紹介します。

*追記・修正:2020年6月4日現在

Chapter
日産 シルビアと180SXの関係とは?
どうしてシルエイティを生み出したのか?
シルビアと180SXでワンビアも!
シルエイティの中古車価格は?値段は?

日産 シルビアと180SXの関係とは?

シルエイティを作るには、シルビアと180SXが必要です。日産 シルビアには、3~5代目に共通のコンポーネントを使った姉妹車が存在しました。3代目と4代目がガゼール、5代目(S13型)は180SXです。

シルビアとガゼールは、まさに双子車といえるもので、外見上の差異はリアコンビのデザインと外装色程度。搭載エンジンも同じなら、ボディタイプも2ドアノッチバッククーペと3ドアハッチバッククーペで共通です。

しかしシルビアが5代目のS13型になると、2ドアノッチバッククーペがシルビア、3ドアハッチバッククーペが180SXにモデルが分かれます。それにともない、フロントマスクが固定式ヘッドライトのシルビアと、リトラクタブルヘッドライトの180SXに差別化されます。

では、どうしてシルエイティのようなスワップ車が生み出されたのでしょうか?

どうしてシルエイティを生み出したのか?

頭文字Dに登場する佐藤真子の青いシルエイティは、180SXのボディにS13型シルビアのフロントマスクを移植した車両です。漫画のなかだけでなく、現実にもこのチューニングを行う人もいます。どうしてこのチューニングを行うのでしょうか?理由を考えてみました。

その①:頭文字Dファン心理

写真は、日産 シルビア Q's

頭文字Dのファンならば、劇中に登場する車両に乗りたいと思うのは当たり前。実際、豆腐屋さんではないのに、しかも藤原さんでもないと思われるのに「藤原とうふ店」のサイドデカールを貼ったAE86型トレノも見かけます。

また、頭文字Dファンの中では、佐藤真子の青いシルエイティと主人公藤原拓海のバイト先の先輩である秋名スピードスターズの池谷先輩と落ち合うはずの峠の釜めし本舗おぎのやと一緒に撮影をする聖地巡礼もファン心理としてはあるでしょう。

その②:フロントの軽量化

180SXのフロントヘッドライトはリトラクタブル方式であるため、固定式ヘッドライトと比較すれば複雑なギミックを備え重量がかさみます。

となるとドリフト時にはヨーモーメントが働き、車体コントロールの難易度が上がりそうです。そこで固定式に変更することでフロントオーバーハングの軽量化が目指せます。

他にもリトラクタブルが好きではない、シルビアのフロントマスクが安価で入手できたなどの理由もありそうです。

その③:S13シルエイティもS14シルエイティもS15シルエイティも作れる

180SXと5代目シルビアはともにS13型。主要コンポーネントは共用で、フロントマスクの交換には板金加工は、ほぼ必要ありませんでした。

そこで手軽に180SXのフロントマスクをシルビアのものに変更できました。

S14シルビア

S15シルビア

また、S13シルビアで作る、S13シルエイティだけでなく、S14シルエイティ、S15シルエイティも存在します。

この逆にシルビアに180SXのフロントマスクを移植する改造もあります。

シルビアと180SXでワンビアも!

シルエイティは180SXのボディにシルビアのフロントマスクを移植した車両です。この逆にシルビアのボディに180SXのフロントマスクを移植する改造もあります。

この場合、ワンビアと呼ばれます。2ドアノッチバックのリトラクタブルヘッドライトは最終型ガゼールを想起させますね。

シルエイティの中古車価格は?値段は?

日産シルビアシリーズも中古車では、ドリフトなどスポーツ走行が楽しめる希少なFR車ということもあり、価格のレンジはおよそ、100万円から200万円の間を推移し、年々高騰しています。

そのため、シルエイティを中古車で探しても100万円から200万円の間の値段、もしくは売り切れの可能性があります。もし購入の希望の方がいたら隈なく中古車在庫を探しておきましょう。*車選び.comではSOLDOUT 2020年6月3日現在