車に積もった雪(積雪)を落とさずに走行するとどうなる?その危険性とは?

ワイパー 雪

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本格的なスノーシーズンが到来しました。首都圏でも年に1〜2回はチェーンやスタッドレスが必要なくらいの雪が降ります。

一晩でどっさり雪が積もってしまったような場合。雪はどこまで落とすべきでしょうか?
Chapter
屋根に積もった雪の重さ
ブレーキをかけたときにザザーッと雪が落ちてくる
靴底の雪にも要注意
雪の付着が危険につながること
自衛する方法は?

屋根に積もった雪の重さ

雪が意外と重いことをご存知でしょうか?その重さは1㎡あたり100kg以上。

水分の量によってかなり差があり、水分が多い雪、固く締まった雪だと200~300kg以上になることもあるそうです。大雪が降ったあとガレージの屋根が雪の重みで壊れてしまった…という話もよく聞きますね。

そんなに重たいものをクルマの屋根の上に乗せていれば何かと危険です。もちろん、屋根の強度はかなりあるはずですが、重量物が屋根の上に載っているということは重心も変わりますし、クルマの挙動も変わってきます。キャンバストップの車や幌タイプのオープンカーでは、大きなダメージを受ける場合もあります。

ブレーキをかけたときにザザーッと雪が落ちてくる

経験済みの方も多いかもしれませんが、クルマの屋根に雪を載せたまま走ると急ブレーキを踏んだ時などに、ザザーッと雪が落ちてくることがあります。

予期せぬときに、突然フロントガラスに雪が落ちてきて、視界をふさがれることもあるかもしれません。

また、後続車にとっても大迷惑になるだけではなく、周囲の自転車や歩行者に対しても大変危険です。落ちてきた雪によって自転車や歩行者が転倒し、その雪で埋まって大けがをさせてしまうこともあります。

靴底の雪にも要注意

雪道を歩くと靴の裏に雪が付着します。雪道用を歩くためには必要なすべり止めのための凹凸に雪が入り込むとなかなか取れなくて意外に厄介。

ペダル操作の際にも雪によって滑りやすくなり危険ですし、車内に雪が入ると湿気も多くなって窓が曇りやすくもなります。

靴底についた雪はしっかり落としてから運転しましょう。また、長靴やスノーブーツのままでクルマを運転することは絶対に避けましょう。靴底が分厚いためペダルを踏む感覚も鈍くなり、微妙なアクセル&ブレーキワークが必要な雪道にあってはとても危険です。

アクセルペダルとブレーキペダルを一緒に踏んでしまう可能性もあります。運転専用の靴を車内に常備しておくのもよいでしょう。

雪の付着が危険につながること

駐車中の車への着雪はもちろん、走行中の着雪も注意が必要です。屋根にたくさん積もることはあまりありませんが、長時間の走行ではタイヤハウスの中にも雪が溜まります。

がっちりたまってしまうとハンドルが切れにくくなったり、車の床下に雪が溜まったりして走りにくくなる場合もあります。

とくにロードクリアランスが少ない車高の低い車は要注意!

自衛する方法は?

雪が屋根の上に載っている車には近づかないほうが無難です。

車線が複数あるような道路なら車線をかえてその車から離れましょう。後ろをついて走るのはとても危険です。片側一車線で追い越しもできないような道路では、できるだけ車間を開けて走りましょう。

トラックの荷台の上に積もった雪は固く締まっている場合も多く、いきなり落ちてくると本当に危険です。除雪してある道路の上に雪の塊が落ちていることもあります。道幅が狭く避けられない場合は十分注意して走行してください。急ハンドルや急ブレーキは厳禁です。
スノードライブのあとは洗車もお忘れなく!

目に見えなくても道路にまかれた融雪剤や凍結防止剤などが車にはたくさん付着しています。塩分を多く含む薬剤も多いのでほっておくとサビの発生にもつながります。
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