スバル「レヴォーグ レイバック」のライバル徹底比較!同じ都会派のトヨタ「ハリアー」とはどう違う?【プロ徹底解説】

レヴォーグ レイバック

※この記事には広告が含まれます

スバルの人気ステーションワゴンである「レヴォーグ」をベースに、都会派SUV/クロスオーバーに仕立て直したのが「レヴォーグ レイバック」です。2023年10月に登場した「れヴォーグ レイバック」のライバルとは何か? どんな違いがあるのかを解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
都会派SUV/クロスオーバーとしてライバルとなるのは
ボディやホイールのサイズの違いは
室内空間と荷室の広さ
グレード編成と価格の違い
パワートレインはどのような違いがあるのか
運転支援システムの違いは

都会派SUV/クロスオーバーとしてライバルとなるのは

「レヴォーグ レイバック」は、ステーションワゴンの「レヴォーグ」の派生モデルとして生まれました。特徴は、前後のデザインを変更して、タイヤ&ホイールを大型化し、最低地上高を高めてSUV/クロスオーバー化しているところ。しかも、土の香りのしない“都会派”を標ぼうしています。

そんな都会派SUV/クロスオーバーの元祖となる存在が、トヨタの「ハリアー」です。現在の「ハリアー」は、2020年6月にデビューしています。

都会派SUV/クロスオーバーとして「レヴォーグ レイバック」と「ハリアー」を比較してゆきます。

ボディやホイールのサイズの違いは

車の格を示すのがボディ寸法です。「レヴォーグ レイバック」の寸法は、全長477×全幅1820×全高1570㎜で、タイヤ&ホイールは225/55R18を装着します。
一方、「ハリアー」のサイズは、4740×1855×全高1660㎜でタイヤ&ホイールは225/60R18(ほかに225/55R19と225/65R17を装着)となります。

全長では「レヴォーグ レイバック」がやや長くなっていますが、幅と全高では「ハリアー」が大きいことになります。特に車高が100㎜ほども違います。SUVらしい「ハリアー」と、クロスオーバーの「レヴォーグ レイバック」と言えるでしょう。

室内空間と荷室の広さ

室内空間の寸法は「レヴォーグ レイバック」で、室内長1900×室内幅1515×室内高1205㎜で、荷室容量が492リットル。

それに対して「ハリアー」の寸法は、室内長1880×室内幅1520×室内高1215㎜で、荷室容量が409リットル。

室内空間は、両者の差は、ほんのわずかなもの。ただし、荷室の寸法は「レヴォーグ レイバック」の方が広くなっています。

グレード編成と価格の違い

グレード編成と価格は、どのような違いがあるのでしょうか? 「レヴォーグ レイバック」はモノグレードで、1.8リッター・エンジン搭載車の4WDに339万3000円のみ。
一方、「ハリアー」は2リッターのエンジン車、2.5リッターのハイブリッド、そして2.5リッターのプラグインハイブリッドを揃えます。さらにエンジン車とハイブリッド車はFFと4WDの両方が用意されています。価格はエンジン車で299~443万円、ハイブリッドで358~504万円、プラグインハイブリッドで620万円と、非常に幅広い価格帯が設定されています。

パワートレインはどのような違いがあるのか

パワートレインを比べてみましょう。

「レヴォーグ レイバック」は1.8リッターの水平対向ターボ・エンジンにCVTを組み合わせる4WDのみ。その性能は、最高出力130kW(177馬力)に最大トルク300Nmで、燃費性能13.6km/l(WLTCモード)となります。
一方、「ハリアー」はエンジン、ハイブリッド、プラグインハイブリッドという3つのパワートレインを揃えています。それぞれの性能は、以下のようになります。

エンジン車は2リッターの4気筒エンジンで、最高出力126kW(171馬力)に最大トルク207Nm、燃費性能はFFで15.4㎞/l(WLTCモード)、4WDで14.7km/l(WLTCモード)。

2.5リッターのハイブリッドは、システム最高出力がFFで160kW(218馬力)、4WDで163kW(222馬力)、燃費性能がFFで22.3㎞/l(WLTCモード)、4WDで21.6km/l(WLTCモード)。

プラグインハイブリッドは、駆動が4WDで、システム最高出力が225kW(306馬力)、燃費性能が20.6km/l(WLTCモード)。EV走行距離は93kmを実現します。

パワーと燃費でいえば、「ハリアー」がほとんどのバージョンで上回っています。

運転支援システムの違いは

「レヴォーグ レイバック」が搭載する先進運転支援システム「アイサイト」は、最新の「アイサイトX」機能を備えています。これはステレオカメラに、単眼広角カメラ、側方レーダーにソナー、そしてGPSと準天頂衛星「みちびき」と3D高精度マップを利用したもので、プリクラッシュセーフティ系やACCなどの運転支援だけでなく、一定の条件下の自動車専用道路などで渋滞時にハンズオフ(ハンドルから手を離すことができる)までを可能とします。
一方、「ハリアー」は、ミリ波レーダーに単眼カメラを組み合わせるトヨタセーフティセンスが採用されています。プリクラッシュセーフティ系やACCなどの運転支援は充実していますが、ハンズオフまでの機能は備わっていません。
「レヴォーグ レイバック」と「ハリアー」は、外寸や室内広さは、以外に大差はありませんでした。ただし荷室は「レヴォーグ レイバック」の方が広いようです。また、パワートレインの豊富さとスペックでは「ハリアー」が上。運転支援機能では「レヴォーグ レイバック」が勝るという結果となりました。

商品詳細