スバル レヴォーグ vs レイバック徹底比較|どっちを選ぶ?違いを解説

レヴォーグ レイバック

※この記事には広告が含まれます

レヴォーグとレイバックのどっちにしようか悩んでいませんか?発売時期も近い兄弟モデルですが、コンセプトや特徴ははっきり異なります。

この記事ではデザイン・走行性能・乗り心地・価格など“本当に知りたいポイント”に絞って解説。「レヴォーグとレイバック、結局どっちが自分に合うの?」という疑問をすっきり解決します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
レヴォーグとレイバックの特徴を比較【1分サマリー】
デザイン比較|外観・内装の違いを解説
走行性能・パワートレイン比較
乗り心地と日常の使い勝手を比較
価格・燃費・維持費で比較
レヴォーグとレイバックはどんな人におすすめ?

レヴォーグとレイバックの特徴を比較【1分サマリー】

  • レヴォーグの魅力ポイント :
    スポーティな走りと低めのスタイリッシュなワゴンデザインが魅力のスポーツツアラー。走行性能を追求し、高性能モデルも用意。

  • レイバックの魅力ポイント:
    レヴォーグをベースにSUVテイストを加えた都会派クロスオーバーワゴン。ゆとりある乗り心地と上質感あるデザインで、日常からレジャーまで幅広くこなす。

デザイン比較|外観・内装の違いを解説

  • エクステリア(外観): 
    レヴォーグは全高が低いシャープなワゴンフォルムでスポーティーさを強調
    一方レイバックは最低地上高を55mm高め(レヴォーグ145mmに対しレイバック200mm)、ブラックのクラッディングパーツ(ホイールアーチやサイドシルなど)と専用デザインのフロントグリルやホイールでSUVらしい堂々としたスタイルを獲得しています。標準装着されるタイヤも、レヴォーグの多くのグレードでは18インチの比較的低扁平なサマータイヤであるのに対し、レイバックはややハイトのある225/55R18サイズのオールシーズンタイヤと、キャラクターの違いが明確です。

  • インテリア(内装): 
    基本的なレイアウトは共通性が見られるものの、レイバックはアッシュ(カッパーステッチ)またはブラック(カッパーステッチ)の本革シート(Limited EXグレード)などで上質感を演出。
    一方、レヴォーグはグレードにより内装の仕様が異なり、例えば一部グレードではブラック基調のファブリックシートにシルバーステッチを配したスポーティーな空間が、STI Sportグレードではボルドー/ブラックの専用本革シート(レッドステッチ)が採用されるなど、多彩な内装が用意されています。

走行性能・パワートレイン比較

両車とも1.8L水平対向4気筒直噴ターボエンジン「CB18」(最高出力177PS/最大トルク300Nm)を搭載し、駆動方式はスバルならではのシンメトリカルAWD(フルタイムAWD)です。レヴォーグには加えて、2.4L水平対向4気筒直噴ターボエンジン「FA24」(最高出力275PS)を搭載する高性能グレード「STI Sport R」が用意されており、よりハイパワーを求めるニーズにも応えます。

ハンドリングは、レヴォーグがよりダイレクトでキビキビとしたスポーティな味付けであるのに対し、レイバックは最低地上高のアップや専用チューニングのサスペンションにより、しなやかで安定志向の乗り味となっています。

日常域での快適性や安心感ではレイバックが一歩リードし、ワインディングなどでの限界付近の走行やダイレクトなスポーツフィールを重視するならレヴォーグが向いています。

乗り心地と日常の使い勝手を比較

レヴォーグは、グレードにもよりますが、比較的引き締まった足回りで路面からのインフォメーションが豊かでダイレクトな乗り心地を味わえるのに対し、レイバックはサスペンションストロークを活かした専用セッティングにより、段差や荒れた路面も穏やかにいなす、より快適性を重視した乗り心地を提供します。

荷室容量は、後席使用時で約561L(VDA法、サブトランク含む)と両車同等の大容量を確保していますが、最低地上高が高いぶん、レイバックは荷室フロアの地上高もやや高くなります。その代わり、レイバックは悪路や雪道などで車体下部を擦りにくいという安心感が得られます。

価格・燃費・維持費で比較

項目レヴォーグ(VN系)レイバック(VN系)
全長×全幅×全高
4,755 × 1,795 × 1,500 mm
4,770 × 1,820 × 1,570 mm
最低地上高145 mm200 mm
エンジン種類
1.8L 水平対向4気筒直噴ターボ(※2.4L水平対向4気筒直噴ターボも選択可)1.8L 水平対向4気筒直噴ターボ
最高出力(1.8L)177 PS / 5,200-5,600 rpm177 PS / 5,200-5,600 rpm
最大トルク(1.8L)
300 N·m / 1,600-3,600 rpm300 N·m / 1,600-3,600 rpm
燃費性能(WLTCモード)13.6 km/L(1.8Lモデル代表値)13.6 km/L
新車価格(税込、2025年6月時点)3,630,000円 〜(Smart Edition EXからSTI Sport R EXまで幅広いグレード展開)3,993,000円(Limited EXのモノグレード構成が基本)

燃費性能はどちらも13km/L台半ば(1.8Lモデル比較)で大きな差はありません。
レヴォーグはエントリーグレード「Smart Edition EX」から設定があり価格を抑える選択肢がある一方、上位グレードでは2.4Lターボエンジンによる高性能も選べます。
レイバックは1.8Lターボエンジンのみの設定ですが、充実した装備内容と内外装の上質感が特徴で、価格と装備のバランスを重視するユーザーにとっては魅力的な選択肢となります。

レヴォーグとレイバックはどんな人におすすめ?

  • 走りを求めるなら「レヴォーグ」 :
    スポーティなハンドリングや加速性能、ダイレクトな運転感覚を最優先したい人に最適です。ワインディングロードでの一体感や、よりシャープな加速の鋭さを堪能できます。将来的に2.4Lターボのハイパワーモデルに興味がある“走り好き”にもフィットするでしょう。また、低い車高が生み出す伝統的でスタイリッシュなスポーツワゴンのフォルムが好みであれば、レヴォーグが有力な候補となります。

  • 快適性とSUVテイストを求めるなら「レイバック」 :
    より快適な乗り心地と、SUVのような安心感やゆとりを重視する人に適しています。段差の乗り越えや長距離ドライブも快適にこなし、都市部にも映える上質感のあるクロスオーバーデザインが魅力です。最低地上高に余裕があるため、アウトドアレジャーや雪道などを走行する機会があるファミリーにも安心しておすすめできます。

走りの刺激か、日常の快適さと安心感か。あなたのライフスタイルや価値観に合った一台を選ぶヒントになれば幸いです。
【お得情報あり】CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細