なぜタイヤに窒素を入れるのか?果たして本当に効果はある?

タイヤ交換時に、窒素ガスの充填を薦められたことはありませんか?これ、本当に言われるほどの効果があるのでしょうか。有名店などでは1本540円の料金で、4本に充填するなら2,160円増しということになりますが、はてさて、その見返りとは…。

タイヤに窒素・・・こんなところに起源が

航空機 タイヤ

実はこの「タイヤに窒素」説、起源は意外なところにありました。それは、航空機がタイヤに窒素を充填している、ということです。

航空機のタイヤというのは自動車のタイヤとは異なってまず、充填内圧が自動車の5倍にもなるのだとか。しかも使用環境が、地上の温度から上空数千メートルまで、一気にかなりの温度差を経験します。このとき、通常の空気にをタイヤに充填していると、内部の水分が伸縮を起こし、タイヤの内圧を変化させます。

つまり適正内圧で飛んだはずが、上空で内圧が低下してしまうのです。そしてそのまま降下、着陸すると非常に危険。そのため、航空機用タイヤは窒素ガスを充填しているそうです。内圧の変化が少なければ、タイヤも変形しにくいので、性能を維持しやすい。そんな事情から、ではモータースポーツにも、という着想になっていったものと思われます。

確かに、自動車のタイヤに窒素を充填して悪いことはなさそうですが、そこはそれ、あまり過度に期待を持たずに、航空機にも使用されているちょっとした贅沢、程度に思っておかれるのがよろしいのかな・・・それが今回の結論です。