異径サイズホイールのメリット・デメリットとは?初心者にもわかる徹底解説
更新日:2025.08.28

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異径サイズホイールとは、前後でタイヤ・ホイールのサイズを変えて走行性能とスタイルを高めるカスタム手法です。
本記事では「異径サイズホイール メリット」を中心に、グリップ向上・ハンドリング改善・見た目の迫力アップといった利点から、コスト増・ローテーション不可・車検の注意点まで初心者にもわかりやすく徹底解説します。
本記事では「異径サイズホイール メリット」を中心に、グリップ向上・ハンドリング改善・見た目の迫力アップといった利点から、コスト増・ローテーション不可・車検の注意点まで初心者にもわかりやすく徹底解説します。
- Chapter
- 異径サイズホイールとは?初心者向け基本ガイド
- 異径サイズホイールのメリット|走行性能&デザインを強化
- 異径サイズホイール採用車の実例集
- ホンダ S660|純正で異径サイズホイールを採用
- 初代ホンダ NSX|本格的異径ホイールの採用
- トヨタ GRスープラ|FRスポーツの異幅タイヤ例
- 日産 フェアレディZ RZ34|最新Zのリアワイド仕様
- フェラーリ/ランボルギーニ|スーパーカー王道の異径タイヤ
- 異径サイズホイールのデメリットと注意点
- 異径サイズホイールが向いている人・向いていない人
- 向いている人
- 向いていない人
- 異径サイズホイール導入前のチェックリストとアドバイス
- プロに相談して適合サイズを確認
- 無理のないサイズアップで外径誤差を抑える
- 前後バランスを取って安全セッティング
- 干渉・はみ出しを実車で必ずチェック
- 前後同銘柄タイヤでグリップ差を防ぐ
- 空気圧管理と摩耗点検をこまめに行う
- カスタム後は慣らし走行でフィーリング確認
異径サイズホイールとは?初心者向け基本ガイド
車のカスタム用語で「異径サイズホイール」という言葉を聞いたことがありますか?
これは簡単に言えば、クルマの前輪と後輪でホイール(タイヤ)のサイズを変えるカスタムのことです。初心者には少し難しく感じるかもしれませんが、実はイメージしやすい例もあります。
たとえば、ドラッグレース用の車や一部のスポーツカーでは後ろのタイヤが前より大きく太いですよね。異径サイズホイールとはまさに、そうした前後で異なるサイズのタイヤ・ホイールを履くことを指します。
一般的な乗用車は四輪すべて同じサイズのタイヤを履いていますが、一部のスポーツモデルでは前輪と後輪でサイズが違います。ポイントは後輪(リア)のほうを大きく・太くするケースが多いということです。
これは、後輪の方がエンジンの駆動力を受け止める仕事量が大きいためで、スポーツカーやレーシングカーではよく見られる手法です。
これは簡単に言えば、クルマの前輪と後輪でホイール(タイヤ)のサイズを変えるカスタムのことです。初心者には少し難しく感じるかもしれませんが、実はイメージしやすい例もあります。
たとえば、ドラッグレース用の車や一部のスポーツカーでは後ろのタイヤが前より大きく太いですよね。異径サイズホイールとはまさに、そうした前後で異なるサイズのタイヤ・ホイールを履くことを指します。
一般的な乗用車は四輪すべて同じサイズのタイヤを履いていますが、一部のスポーツモデルでは前輪と後輪でサイズが違います。ポイントは後輪(リア)のほうを大きく・太くするケースが多いということです。
これは、後輪の方がエンジンの駆動力を受け止める仕事量が大きいためで、スポーツカーやレーシングカーではよく見られる手法です。
異径サイズホイールのメリット|走行性能&デザインを強化
- グリップ力と加速性能を高める
後輪を太く大きくする最大のメリットはグリップ力(摩擦力)の向上です。タイヤの接地面が広くなることで路面をしっかり捉え、エンジンのパワーを余すことなく伝えることができます。結果として加速時の空転(ホイールスピン)を抑え、パワーのある車でも安定して力を路面に伝達できます。 - コーナリング安定性を向上させる
後輪のグリップ力が高まることで、コーナーでの安定性も向上します。一般に車のハンドリングは、前輪のグリップがわずかに弱い「弱アンダーステア」状態が安全だとされています。後輪に太いタイヤを履くことで、急な加速時に後輪が滑り出す(オーバーステア)リスクを減らし、車両挙動を安定させる効果があります。 - 軽快なハンドリングを維持できる
前輪まで過度に太くするとステアリング(ハンドル)が重くなるなどのデメリットがあります。異径サイズホイールなら前輪は適度な細さに保てるので、ハンドル操作は軽快なまま、後輪だけグリップを強化できます。 - 見た目をスポーティーに変える
後輪のタイヤが太かったりホイール径が大きかったりすると、リアビューに迫力が出てレーシーな印象になります。「後ろから見たときにワイド&ローでかっこいい」という理由で異径サイズを好むカスタム愛好家もいます。
異径サイズホイール採用車の実例集
ホンダ S660|純正で異径サイズホイールを採用
ホンダが発売していた軽スポーツカーです。エンジンを後ろに積むMRレイアウトで、純正で前輪15インチ・後輪16インチという前後異径ホイールを採用していました。
タイヤサイズも前165/55R15、後195/45R16と異なり、軽自動車ながら本格スポーツカーさながらの足回りになっています。
タイヤサイズも前165/55R15、後195/45R16と異なり、軽自動車ながら本格スポーツカーさながらの足回りになっています。
初代ホンダ NSX|本格的異径ホイールの採用
1990年代を代表する国産スーパーカー。国産量産車としてはいち早く、前輪15インチ・後輪16インチという、ホイール径まで変えた本格的な前後異径サイズを採用しました。(※注:タイヤ幅のみが異なる異径サイズの国産初の量産車は、1984年発売のトヨタ・初代MR2です。)
NSXはミッドシップエンジンで後輪に荷重がかかるため、当時としては異例のタイヤサイズ設定で走行性能を高めていたのです。
NSXはミッドシップエンジンで後輪に荷重がかかるため、当時としては異例のタイヤサイズ設定で走行性能を高めていたのです。
トヨタ GRスープラ|FRスポーツの異幅タイヤ例
トヨタの最新FRスポーツカーで、前後ホイール径自体は同じ19インチですが、フロント255/35R19・リア275/35R19とリアタイヤの方が幅広になっています(異幅タイヤの例)。
約340馬力以上のパワーを受け止めるために後輪を太くし、前輪は操舵性を確保できる適度な幅に抑えています。
約340馬力以上のパワーを受け止めるために後輪を太くし、前輪は操舵性を確保できる適度な幅に抑えています。
日産 フェアレディZ RZ34|最新Zのリアワイド仕様
日産の2シータースポーツカーで、こちらも前輪255/40R19・後輪275/35R19という風にリアが太いタイヤを履いています。いずれもタイヤの太さを後ろでアップすることで、後輪駆動スポーツカーとしての走行安定性を高めているわけです。
フェラーリ/ランボルギーニ|スーパーカー王道の異径タイヤ
多くのスーパーカーメーカーも前後異サイズのタイヤを採用しています。例えばフェラーリ・エンツォでは前輪19インチ/後輪20インチ、ラフェラーリでも同様に前19インチ/後20インチという具合にホイール径が異なります。
また幅についても、一般的にフロントよりリアの方がワイドなタイヤを装着しています。
また幅についても、一般的にフロントよりリアの方がワイドなタイヤを装着しています。
異径サイズホイールのデメリットと注意点
- タイヤローテーション不可
タイヤサイズが前後で違うと、前後の入れ替え(ローテーション)が基本的にできません。通常、同サイズなら定期的に前後を入れ替えて摩耗を均一化できますが、それができないため後輪ばかり早く減る傾向になります。 - 維持コストが上がる
タイヤ交換のサイクルが前後でズレるため、2本ずつの購入が発生します。タイヤは4本セットで購入した方が割安な場合が多いですが、異径サイズだとセット割引を活用しにくいです。スタッドレスタイヤに履き替える際も前後でサイズを揃える必要があり、維持費は高くなりがちです。 - 燃費・乗り心地悪化
太いタイヤ・大径ホイールは走行抵抗や重量の増加を招き、燃費が悪化する傾向があります。また、扁平タイヤになると路面からの衝撃が伝わりやすくなり、乗り心地が硬くなるデメリットもあります。 - ハンドリング悪化リスク
メーカーは車両全体のバランスを考えてタイヤサイズを決めています。ユーザーが安易に異径カスタムを行うと、かえって挙動が不安定になる可能性があります。特に近年の車は電子制御が緻密なため、タイヤ外径やグリップバランスが変わると安全機能の誤作動につながるリスクもあります。 - 車検・法規制クリアのハードル
タイヤやホイールを変更する際は、車検の保安基準を満たす必要があります。タイヤ外径を大きく変えすぎるとスピードメーターに誤差が生じ、車検に通りません。また、タイヤやホイールがフェンダーから突出すると違法改造となります。 - 4WD車で注意すべきタイヤの「外径」
4WD/AWD車の場合、前後のタイヤの「外径(直径)」を変えてしまうのは厳禁です。外径が異なると、前後輪の回転数に常に差が生じ、差動装置(センターデフなど)に過大な負担がかかり、故障の原因となります。
ただし、多くの高性能4WDスポーツカー(例:日産GT-R、ポルシェ911ターボなど)は、メーカー純正で前後異幅のタイヤ(リアがより太いタイヤ)を採用しています。これは、扁平率を調整して前後のタイヤ外径をほぼ同じに揃えることで、駆動系に負担をかけずに後輪のグリップ力を高めるための設計です。
したがって、4WD車でタイヤサイズを変更する際は、幅やインチだけでなく、必ず前後の外径が変わらない組み合わせを選ぶ必要があります。
異径サイズホイールが向いている人・向いていない人
向いている人
- 走りを追求するスポーツ志向ドライバー : 後輪駆動のハイパワー車などで、加速性能やコーナリング安定性を高めたい人。
- 見た目重視のドレスアップ派 : リアビューに迫力を出し、スポーティーな外観を求める人。
- 純正異径車オーナー : 純正で設定されているサイズを維持することで、最適な走行バランスを享受したい人。
- コストより趣味性を優先する人 : 維持費の増加を許容し、走りや見た目の満足感を優先したい人。
向いていない人
- 日常使い重視ドライバー : 街乗りがメインで、バランスの取れた標準仕様で十分な人。
- 低コスト&手間を抑えたい人 : タイヤ交換費用などを抑え、経済性を重視する人。
- 快適性と静粛性を最重視する人 : 乗り心地の硬化やロードノイズの増加を避けたい人。
- 4WD/AWDオーナー(※要注意) : 四輪駆動の車では前後のタイヤ外径を変えるカスタムは厳禁です。幅が異なるタイヤを選ぶ場合でも、外径が同じになるよう専門家と相談して慎重に選ぶ必要があります。
異径サイズホイール導入前のチェックリストとアドバイス
プロに相談して適合サイズを確認
まず何より、信頼できるショップや整備工場に相談することをおすすめします。タイヤやホイールの適合サイズについてプロの意見を仰ぎましょう。不安な点があればディーラーやタイヤ販売店に遠慮なく相談するのが安心です。
無理のないサイズアップで外径誤差を抑える
タイヤの外径はできるだけ純正から大きく変えないようにしましょう。大径ホイール化する場合でも、扁平率を下げて外径を近づけるのが基本です。外径が大幅に変わるとメーター誤差だけでなく、見た目のバランスも崩れがちです。
目安として外径誤差は±3%以内に収め、過激なインチアップは避けるのが賢明です。
目安として外径誤差は±3%以内に収め、過激なインチアップは避けるのが賢明です。
前後バランスを取って安全セッティング
単に「後輪だけ極端に太くすればOK」というものではありません。車全体の前後バランスが重要です。可能なら実績のある組み合わせを参考にしましょう。
闇雲にサイズを変えると挙動が不安定になるため、前後どちらかがオーバースペックになりすぎないよう心がけます。
闇雲にサイズを変えると挙動が不安定になるため、前後どちらかがオーバースペックになりすぎないよう心がけます。
干渉・はみ出しを実車で必ずチェック
ホイールを交換する際は、タイヤがボディやサスペンションに干渉しないか必ず確認しましょう。特に前輪はハンドルを最大まで切った時のクリアランスをチェックすることが大切です。
併せて、タイヤおよびホイールがフェンダーから突出していないかも確認します。不安な場合は実車合わせ(仮当て)を行い、問題がないことを確かめてください。
併せて、タイヤおよびホイールがフェンダーから突出していないかも確認します。不安な場合は実車合わせ(仮当て)を行い、問題がないことを確かめてください。
前後同銘柄タイヤでグリップ差を防ぐ
前後でサイズが違っても、できるだけタイヤ銘柄(メーカー・モデル)は統一しましょう。
グリップ特性が異なるタイヤを前後に履くと挙動に差が出てしまいます。メーカー推奨の組み合わせ(フロント用・リア用セット設定がある場合)はそれに従い、溝のパターンやグリップが合ったタイヤを選ぶと安心です。
グリップ特性が異なるタイヤを前後に履くと挙動に差が出てしまいます。メーカー推奨の組み合わせ(フロント用・リア用セット設定がある場合)はそれに従い、溝のパターンやグリップが合ったタイヤを選ぶと安心です。
空気圧管理と摩耗点検をこまめに行う
異径サイズにしたら、なおさらタイヤの空気圧や摩耗状態をこまめに点検しましょう。特に後輪は減りが早いので、スリップサインのチェックを怠らないようにします。
前後で減り方が違うため、定期点検時に「前後どちらも均一に摩耗しているか」「偏摩耗はないか」を確認し、必要なら早めに交換して常にベストコンディションを保ちましょう。
前後で減り方が違うため、定期点検時に「前後どちらも均一に摩耗しているか」「偏摩耗はないか」を確認し、必要なら早めに交換して常にベストコンディションを保ちましょう。
カスタム後は慣らし走行でフィーリング確認
カスタム後の初走行では、ゆっくりと慣らし運転を行ってフィーリングを確かめてください。ハンドリングやブレーキングの感覚が純正時と変わっている可能性があります。特に雨の日のグリップ変化なども様子を見ながら、安全第一で走行しましょう。
違和感があればすぐ専門家に相談し、必要に応じて空気圧調整やアライメント調整を行ってください。
初心者の方にも理解しやすいように異径サイズホイールのメリット・デメリットを説明してきました。メリットを最大限活かしつつデメリットをケアすれば、愛車の走りと見た目をワンランクアップさせる魅力的なカスタムになります。
ぜひ焦らず計画を立てて、安全に楽しくカスタムライフを送ってくださいね。あなたのカーライフの参考になれば幸いです!
違和感があればすぐ専門家に相談し、必要に応じて空気圧調整やアライメント調整を行ってください。
初心者の方にも理解しやすいように異径サイズホイールのメリット・デメリットを説明してきました。メリットを最大限活かしつつデメリットをケアすれば、愛車の走りと見た目をワンランクアップさせる魅力的なカスタムになります。
ぜひ焦らず計画を立てて、安全に楽しくカスタムライフを送ってくださいね。あなたのカーライフの参考になれば幸いです!