覆面警察官に聞いた!? パトカーにはクラウンが多い...!?

パトカーというとクラウン、なぜかそんなイメージを抱いてしまいます。

実際には他の車種もあることには違いないのですが、このイメージはどこから来るのでしょうか。今回も「取材」を織り交ぜて、本件について注目してみます。

Chapter
勝手な想像
警察官の生証言:「いや~、そんなことはないと思うけどねえ」
国費と県費による違い
仕事でこういう車に乗れるというのも「役得」?

勝手な想像

パトカー クラウン

警察組織というのは国家権力、ゆえにそれ相応に品格が求められる、ということかもしれない、と思いました。

またクラウンは歴史が長く信頼されたブランドであり、またその信頼感こそが警察組織への信頼とも合致している、のかも知れない、と。加えてパトカーというのは国費で導入されるものですから、下手な買い物はできない、という面もある。

ま、すべて憶測です。

クラウンは、自動車としての性能は、それは見劣りはしないけれどもっと性能のいいクルマはほかにもあります。事実イギリスなどではインプレッサWRXなどの高性能車がパトカーに導入された例もありますし、「現場に急行」しなければならない、あるいは凶悪犯を追い詰めなければならない、そんなときにはもっと適任と思われる車種はいくらでも思い浮かびます。

と、いうわけで、なんで、クラウンなのか・・・

警察官の生証言:「いや~、そんなことはないと思うけどねえ」

先日あるイベントで警察官の方にお話を伺うチャンスがありました。聞けば某地域で高速隊に所属していたこともあるのだとか。そしてもちろんその隣にはクラウンの覆面パトカー。

Q「なんでパトカーってクラウンばっかりなんでしょうね」
A「いや~、そんなことはないと思うけどねえ」

Q「このクルマもクラウンじゃないですか」
A「まあね、クラウン、壊れないから、それと目立たないってのもあるね、覆面車としてさ」

Q「なるほど、でももっと性能のいいクルマにしないんですか?」
A「いやほら、あんまり言えないけど、昔はGT-Rなんかもウチにはあったし、あれは速かったなあ」

Q「パトカーの車種はどうやって決めているんですか?」
A「それはちょっと企業秘密だなぁ・・・」

その後いろいろと観察してみると東京と横浜を結ぶ第三京浜道路ではティアナ3.5と思しき覆面車が「獲物」を捉えているところを目撃しましたし、他方ではV35スカイラインなどもまだまだ現役で活躍中のようです。かつてはそう、Y31セドリックも長らく活躍していましたし、実際にお話をうかがった警察官の方が仰っていた32GT-Rには何度も遭遇してます。たしかにクラウンばかりじゃない・・・。

でもとうのご本人たちは車種に関してまではあまり深く考えていないご様子。

国費と県費による違い

パトカーには国費導入モノの無線警ら車と都道府県警が独自に導入するものとがあります。

この国費導入される無線警ら車、これにクラウンが選択されるケースがとても多くクラウンのパトカーが多いという印象を受けるのはその辺から来ていると考えてよさそうです。最近ではスバル・レガシィB4がこの国費導入の無線警ら車にあたり、これは全国に配備されていて、最近レガシィのパトカーが多いことにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんね。

これには諸事情があって、国費導入の無線警ら車の仕様書には以前「6気筒エンジン」「二輪駆動」というのが必須条件が定められていたのだとか。これが近年撤廃されて、晴れてレガシィも入札に参加できるようになったという経緯があったようです。これも規制緩和というヤツでしょうか。

晴れてクラウンを出し抜いたレガシィ、スバルファンにはちょっと胸のすく思いだったかもしれませんね。

翻って都道府県費での導入は各都道府県警独自の選定で導入されるもので、例えば先ほどの高速隊の取締車もそれにあたりますし、ミニパトなどもまたしかり。町中を走るプレミオやアリオンの覆面車もそのグループのようです。

仕事でこういう車に乗れるというのも「役得」?

栃木県警高速隊にホンダNSXのパトカーが配備されているという話は有名ですよね。

これ、落札購入ではなく、ホンダからの寄贈だとか。まあいずれにしても仕事とは言えNSXに「乗務」できるというのは羨ましい。NSXのオーナーズクラブが複数台で連なってツーリングをしていると突然このNSXのパトカーが現れたのだとか。

集団走行の監視は警察の立派な業務の一環、でもきっと気を利かせて「こいつで行くか」となったのでしょうね。おまけに皆で並んで記念撮影にまで応じてくれたのだとか。まさに粋な計らい、「神対応」というヤツですね。

ちなみにこのNSXのパトカーは二代目で、一代目は事故廃車の憂き目にあったのだとか・・・。この他にも広島県警にはCX-5のパトカーが寄贈されていたり、寄贈ではなく都費扱いと思われるRX-8のパトカーが警視庁にもあるようです。

かつて有名なところでは新潟県警のポルシェ911を筆頭に栃木県警のマスタング・マッハ1、奈良県警の三菱GTO、また未確認情報ですが某県警にはなんとF31レパードのアルティマターボまで存在したのだとか。乗務していた警官はブランド物の「サングラス」に「スーツ」?だったのでしょうか・・・。

調べてみればほかにもまだまだ書ききれないほど様々な車種が存在します。

と、いうわけで、クラウンのイメージが強いパトカーも、色々とバリエーションがあって、その導入経緯によって車種の選択も様々であることがわかります。たしかに国費による大量導入という制度があるために一定の車種のイメージが固まりやすいという側面はあるかもしれません。

しかしこうして観察してみるのも悪くないかもしれませんよね。その癖つけておけば、止められて、後席に座らされて、サインさせられる機会も、それは減るかもしれませんから!