トヨタ クラウンの歴史を振り返る!あなたの好みはどの世代?
更新日:2024.09.09
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「いつかはクラウン」で有名なトヨタを代表する高級車クラウンが始めて登場したのは、1955年のことでした。それから60年以上、14代目まで進化したクラウンの歴史を、初代からざっくりとみていきましょう!
初代クラウン(1955年〜1962年)
クラウンといえば、トヨタを代表する高級車で「いつかはクラウン」というキャッチコピーは有名ですね。官公庁などの公用車、企業の社用車などにもクラウンは使われており、他にもタクシーやパトカーなど様々な車両に使われています。
そんなクラウンの初代は、1955年の1月に発売されたトヨペット クラウンです。
国外メーカーとは提携せずに純国産設計で開発され、エクステリアは後部座席の乗り降りがしやすいようなデザインで扉は観音開き。カーラジオやヒーターなどを搭載したクラウン デラックスも登場しました。
当時、車にラジオやヒーターがあるのは高級車だけだったのですね。
そんなクラウンの初代は、1955年の1月に発売されたトヨペット クラウンです。
国外メーカーとは提携せずに純国産設計で開発され、エクステリアは後部座席の乗り降りがしやすいようなデザインで扉は観音開き。カーラジオやヒーターなどを搭載したクラウン デラックスも登場しました。
当時、車にラジオやヒーターがあるのは高級車だけだったのですね。
4代目 クラウン(1971年〜1974年)
トヨペットからトヨタ クラウンに名称が変わった4代目は、通称クジラクラウンと呼ばれるモデル。
スピンドル・シェイプと呼ばれたスタイルは、曲面を多様しており当時の角ばった車が多いなかで時代を先取りするデザインになりました。しかし、クラウンのユーザーは保守的な人が多かったためか販売は振るいませんでした。
また、このデザインはエンジンルームへの風通しが悪くオーバーヒートが続出したなどの支障もあり、販売台数が伸びなかったことからクラウン史上最大の失敗作とまで言われました。
スピンドル・シェイプと呼ばれたスタイルは、曲面を多様しており当時の角ばった車が多いなかで時代を先取りするデザインになりました。しかし、クラウンのユーザーは保守的な人が多かったためか販売は振るいませんでした。
また、このデザインはエンジンルームへの風通しが悪くオーバーヒートが続出したなどの支障もあり、販売台数が伸びなかったことからクラウン史上最大の失敗作とまで言われました。
5代目 クラウン(1974年〜1979年)
先代の失敗を踏まえ、5代目クラウンでは曲線よりも直線を多用した重厚感のある保守的なデザインに変更されました。
当時のキャッチコピーは「美しい日本のクラウン」。ユーザーに合わせてより保守的なイメージを上げたデザインになりました。また、5代目から2,563cc車の最上級グレードであるロイヤルサルーンが誕生しました。
当時のキャッチコピーは「美しい日本のクラウン」。ユーザーに合わせてより保守的なイメージを上げたデザインになりました。また、5代目から2,563cc車の最上級グレードであるロイヤルサルーンが誕生しました。
7代目 クラウン(1983年〜1987年)
有名な「いつかはクラウン」のキャッチコピーが誕生したのは、7代目発売の時でした。
バブル前で国民が上昇志向だった当時、オーナーカーとしての最高級車がクラウンであったことからも、いつかはクラウンに乗ってやろう!という庶民の気持ちがまさにこのキャッチコピーに表れています。
ちなみに、バブル景気真っ只中に発売された8代目クラウンは、月間販売台数で一時カローラを抜き、1988年〜1990年の日本の自動車販売ランキングではカローラ、マークⅡに次いで第3位を記録。クラウン史上過去最高の販売台数を記録しました。
バブル前で国民が上昇志向だった当時、オーナーカーとしての最高級車がクラウンであったことからも、いつかはクラウンに乗ってやろう!という庶民の気持ちがまさにこのキャッチコピーに表れています。
ちなみに、バブル景気真っ只中に発売された8代目クラウンは、月間販売台数で一時カローラを抜き、1988年〜1990年の日本の自動車販売ランキングではカローラ、マークⅡに次いで第3位を記録。クラウン史上過去最高の販売台数を記録しました。
9代目 クラウン(1991〜1995年)
9代目クラウンは無難な感じのデザインが不評で、4代目以来の失敗作とまで呼ばれ、販売台数も伸び悩みました。保守的な感じから若者には人気はなく、年配の人が乗る車といったイメージが強い車になりました。
ちなみに、この時にロイヤルシリーズの最上級モデルであるクラウン マジェスタが誕生しています。
ちなみに、この時にロイヤルシリーズの最上級モデルであるクラウン マジェスタが誕生しています。
12代目 クラウン(2003年〜2008年)
これまでの「クラウン=おじさん」イメージを払拭するために、クラウンが新しく生まれ変わったのが12代目です。
「ZERO CROWN~かつてゴールだったクルマが、いまスタートになる~」というキャッチコピーとともに、ゼロクラウンと呼ばれました。
いままでの保守的なデザインを打ち破り、よりスポーティーな印象に。まさしくゼロから考えた新しいクラウンになりました。
「ZERO CROWN~かつてゴールだったクルマが、いまスタートになる~」というキャッチコピーとともに、ゼロクラウンと呼ばれました。
いままでの保守的なデザインを打ち破り、よりスポーティーな印象に。まさしくゼロから考えた新しいクラウンになりました。
そして現在…
ゼロクラウンでユーザーの若返り戦略を打ったクラウンは、まっピンクのピンククラウンを市販化するなど、歴史のなかで培ってきた高級車の伝統を守りながら、時代の変化に合わせて常に挑戦していくブランドになっています。
現在はアスリートを中心に若者世代にも人気なクラウン。クラウンの今後の挑戦にも期待です。
現在はアスリートを中心に若者世代にも人気なクラウン。クラウンの今後の挑戦にも期待です。