マツダCX-60のエクステリア(外装)のデザイン・特徴・機能を解説【プロ徹底解説】

マツダCX60

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CX-60のデザインコンセプトは“Noble Toughness”です。マツダのデザイン哲学である「魂動デザイン」の進化とさらなるステップアップを一目で感じられるデザインに挑戦しています。

ここではマツダCX-60の外観デザインについて解説しましょう。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
マツダCX-60の全体的なデザイン
マツダCX-60のフロントマスクの特徴や機能、デザイン
マツダCX-60のサイドビューの特徴や機能、デザイン
マツダCX-60のリアビューの特徴や機能、デザイン

マツダCX-60の全体的なデザイン

CX-60で新開発された縦置6 気筒のエンジンを有する堂々とした風格のあるフロントフェイスとロングノーズ/ ショートデッキによる力強く動きのある造形は、骨格からじっくり丁寧に練り上げることで実現しました。
" クルマに生命を宿す" という魂動デザインは動体であるクルマの美しさが、あたかも生き物が疾走するような造形を創造することを目指しています。

その骨格は骨や筋肉のある生命体が地面に踏ん張っているようなスタビリティーを表現するものであり、魂動デザインの真髄となるものです。
CX-60 では、強い骨格の素性を存分に活かし、SUV らしいスタンスの良さ、足回りの強さ、視界や居住性の良いキャビンバランスを織り込み、どの角度から見ても骨格的な魅力を感じられるようにシルエットに整えられています。

ボディに対して後方に引いたキャビンは、全体骨格にダイナミックな動きを与えており、タフさを感じる" 凛" としたSUV の力強い骨格と" 艶" を感じるエレガントな面質表現をシンプルで大胆な一つのモーションを魅せる美しい光で結びつけているのが特徴です。
後方に置いたキャビンのルーフ後端からリアアクスルをかすめて地面に突き抜ける光の表現は日本の書道やモダンアートなどにみられる、キャンバスの枠にとらわれない大胆さを表しています。これはCX-60 の強い個性と言えるでしょう。

マツダCX-60のフロントマスクの特徴や機能、デザイン

CX-60のフロントグリルのはこれまでのマツダ車よりも縦長に見えるようにしています。これにより、堂々としたフェイス全体の中でバランスをとっているのが特徴です。

このフロントグリルのシグネチャーウイングにはその力強さをさらに引き立てるライティング機能を織り込みました。

CX-60に採用したヘッドランプは従来モデルとは異なり機能を上下方向=縦に積むことで、これまでにない豊かな表情をみせ、SUVらしい力強さを表現しています。

またライティングシグネチャーは、L字型にして記号性を強めながら、その存在はこれまで同様、前方をしっかりと見据える瞳を表現しています。
上級モデルに設定された“プレミアムモダン”は都会的なセンスでつくり上げられたモデルです。

周りの環境を映し込むという魅力を大切にしながら、内面からの強さを表現。

シグネチャーウィング、サイドシグネチャー、ウィンドウ周りにはメタルパーツを上品に使い、ホイールも切削し上質感を出しています。
一方の“プレミアムスポーツ”はラグジュアリーで上質な雰囲気をつくり上げたモデルです。

スポーツといっても、アグレッシブで他を威嚇するようなものではなく、しっかり品格を残した中に上品さと強さをバランス。

知的で品格がありながら内に秘めたエモーションが外にはじけたように心昂る表現が特徴と言えるでしょう。

マツダCX-60のサイドビューの特徴や機能、デザイン

CX-60がFR骨格を持つモデルであることを明確に示すために、フロントフェンダーにはサイドシグネチャーを新たに採用しています。

往年のFRスポーツカーに見られるこの造形表現によって、走りの良いSUVであることをひと目で印象づけています。
また、ボディサイドは骨格の動きに連動する大胆な光の魅せ方によりエレガントな面質を表現しています。

走行中にボディサイドに映り込む光の変化によって、上品さを演出しています。

マツダCX-60のリアビューの特徴や機能、デザイン

CX-60に採用されているリアランプのライティングシグネチャーも、表現を新しくしています。

後方を見据える瞳の表現はヘッドライトと同じくL字型にして記号性を強め、それに連続する水平方向のライティングシグネチャーはワイドにCX-60の車格の高さを表現しています。
CX-60は堂々としたボディに魂動デザインの知性やエレガンスさをしっかりと折り込み両立させています。

なかでも上級モデルに設定された「プレミアムモダン」と「プレミアムスポーツ」はCX-60の世界観を先鋭化した特別感をタフさの中に光る品格を表現しています。
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