CX-3と比較して、新型XVが劣っていると思ったデメリット&欠点とは?

スバル XV 2017

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2016年10月に販売を開始したインプレッサをベースにしたクロスオーバーSUVの
スバルの新型XVが、2017年5月、フルモデルチェンジを行いましたね。

先日、このクルマを見に行ってきたのですが、後部座席の居住性や
ゴルフバックが3個積める荷室・ラゲッジスペースの広さなど、競合車・
ライバル車のCX-3/CX3には無い魅力が盛りだくさん。

ただ、その一方、実車を見比べてみて、新型XVよりもCX-3の方が
良かったなと思う部分も多々ありました。

今回フルモデルチェンジをして新発売された新型XVよりも、マツダの
コンパクトSUVのCX-3の方が良いと思った事、魅力を紹介したいと思います。2017/5/12
Chapter
新型XVのデメリット1:内装のデザイン&装備
装備面にも違いが…
新型XVのデメリット2:ガソリン代&燃費
月々のガソリン代も異なる

新型XVのデメリット1:内装のデザイン&装備

マツダのコンパクトSUVのCX-3と比較してみて、今回フルモデルチェンジを
して新発売された新型XVの方が劣っているなと思っていた事の一つが、内装・
インテリアのデザイン性。

スバルのクルマらしく新型XVの内装・インテリアは、比較的シンプル。
■スバルの新型XVのインパネ
■スバルの新型XVのハンドル・ステアリングホイール
■スバルの新型XVの運転席&後部座席
インパネやハンドル・ステアリングホイールやシートにオレンジのステッチを
採用していますが、華やかさゴージャス感とは無縁です。
まさに質実剛健と言った感じの内装・インテリアです。

一方、新型XVの競合車・ライバル車の一つでもあるマツダのCX-3は、
インパネの中央から助手席側にかけて細長いレザー調のパネルを採用。


このホワイトのパネルは上品な内装・インテリアになっているだけではなく、
車内が明るく、そして、解放感のあるデザインになっているように感じました。

また、センターコンソールに採用されているダークレットカラーのパネルも
ワンポイントのアクセントカラーになっていて、とても良いと思いました。

スバルの新型XVのシンプルなデザインも良いと思いますが、華美さ上質感と
言う点では、マツダのCX-3の内装・インテリアに遠く及ばないなと思いました。


装備面にも違いが…

また、この2台のモデルは内装・インテリアの装備にも違いが…。

スバルの新型XVは装備面でも比較的シンプルなのに対し、CX-3は
より快適に運転ができるような機能や装備が充実しているように感じました。

例えば、CX-3のみに搭載されている装備の一つが、エンジンをかけると、
メーターフードの上段に設置されたディスプレイが立ち上がるカラーの
“アクティブ ドライビング ディスプレイ”を標準装備
また、マツダのCX-3では、コンパクトSUVカテゴリーでは珍しい3段階の
温度調整機能付きのシートヒーターやステアリングホイールを標準装備。
このように内装・インテリアのデザインや装備が充実しているのが、
新型XVには無い、マツダのCX-3の魅力の一つなのかなと思いました。

ちなみに、マツダから発売されているCX-3は新型XVと異なり電子式の
パーキングブレーキではなく、手動式のサイドブレーキになっていたのが、
唯一残念なところでした。

新型XVのデメリット2:ガソリン代&燃費

今回フルモデルチェンジをしたスバルの新型XVとマツダのCX-3の
大きな違いの一つが、燃費&ガソリン代。

マツダのCX-3はクリーンディーゼル専用車という事もあり、
現時点ではノーマルガソリン車のみをラインナップしている
新型XVと燃費性能、そして、ガソリン代が全く異なります。

実際にこの2台のモデルの燃費を比較してみると、このような感じ。

■新型XVとC-X3の燃費比較
スバル新型XVの燃費性能:16.0km/L 〜 16.4km/L
マツダCX-3の燃費性能   :21.0km/L 〜 25.0km/L

このように燃費を比較すると、違いが明らかですね。

以前、マツダのディーラーさんに実燃費のお話を伺った事があるのですが、
このCX-3は街乗りで13〜 15km/L、高速道路で18km/Lくらいとの事。

これだけ燃費良く走れれば、十分ですよね。
この燃費性能の良さは、ディーゼル車ならではのメリットなのかなと思いました。

月々のガソリン代も異なる

また、レギュラーガソリンを使用するスバルの新型XVと、軽油を使用する
マツダのCX-3では、ガソリン代も異なります。

■2017年5月某日のガソリン代比較
レギュラーガソリン:約127円
軽油                     :約104円

実際にそれぞれのクルマを1000km走行した時のガソリン代を比較してみると、
このような違いがあります。ちなみにガソリン代は、レギュラーガソリンは
127円、軽油は104円で計算をしています。

■1000走行するのに必要なガソリン代
・スバル 新型XV 
グレード:2.0i-L アイサイト(燃費:16.4km/L)
ガソリン代:7937.5円
・マツダ CX-3
グレード:XD Lパッケージ(燃費:23.2km/L)
ガソリン代:4521.7円

実燃費ではなく、カタログ上のJC08モード燃費なので実際の数値とは
若干異なると思いますが、それぞれのモデルで1,000km走行した時の
ガソリン代の差は、約3,415円。

もし毎月1,000km、年間12,000km走行したとすると、この2台の
ガソリン代の差は、1年間で約4万1000円。

かなり大きいですよね。
このガソリン代の違い、コストパフォーマンスの違いは、スバルの新型XVと
マツダのCX-3の大きな違いの一つなのかなと思いました。


今回フルモデルチェンジをしてスバルから新発売された新型XVと、
マツダのCX-3を比較したところ、このような違いがありました。

内装・インテリアのデザイン性や装備の違いもありましたが、特に
ガソリン代&コストパフォーマンスの違いは、大きいのかなと思いました。

ちなみに、今回新発売された新型XVの最上位モデル”2.0i-S アイサイト”の
車体本体価格は、267万8400円です。

そして、マツダのCX-3の最上位モデル”XD Lパッケージ”のFF車の車体本体価格は
280万8000円となっており、この2台のモデルの価格差は、12万9600円となっています。
なので、ガソリン代だけで十分元が取れる計算に…。

もしコストパフォーマンスを最重要視するのなら、新型XVよりも
CX-3の方が良いのかなと思いました。
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