マツダ 初代RX-8(SE3P型)の乗り心地は?ロータリーエンジンと優れたサスペンションについて解説

RX-8

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今回は、軽量でコンパクトかつ高出力を特長とするロータリーエンジンを搭載した4人乗りスポーツカー、マツダ 初代RX-8の乗り心地についてご紹介します。

初代RX-8は抜群の運動性能をもつスポーツカーであるという特徴がありながらも、確かな安全性も兼ね備え、期待以上の乗り心地を実現しています。

そんな初代RX-8の乗り心地には一体どのような機能や工夫があるのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
マツダ 初代RX-8にはフロント・リアともに最上級のサスペンション形式が採用されている
マツダ 初代RX-8の高性能な1.3Lロータリーエンジンに注目!
マツダ 初代RX-8は高い衝突安全性能を備えている

マツダ 初代RX-8にはフロント・リアともに最上級のサスペンション形式が採用されている

RX-8は、ドライバーに走る歓びを提供するべく足回りは徹底的にこだわりぬかれています。

そもそもマツダのクルマ作りのコンセプトである"Zoom-Zoom"には、小さい頃に知っていたウズウズするような走る歓びを忘れないように、素晴らしいクルマを作り続けるという気持ちが込められています。

中でもRX-8はこのようなコンセプトを最も体現しているモデルと言っても過言ではありません。そんなRX-8には、運転する歓びを提供するべく快適な乗り心地をサポートするサスペンションを採用して います。

サスペンション形式は、フロントにダブルウィッシュボーン式、リアにはマルチリンク式というコストのかかる高性能な形式を装備。

フロントに装備されているダブルウィッシュボーン式は、F1などのレーシングカーやハイパフォーマンスカーでも採用される形式であり、最上級のフロントサスペンションと言えるでしょう。その特徴としては、タイヤが上下に動いたときのキャンバー角の変化が小さく、グリップ力が安定するということ。また、上下のアームでしっかりと保持することで剛性の確保ができ、操縦している時のぐらつき感や不安感を軽減できます。

リアに装備されているマルチリンク式も同じように、高級車に採用される形式となっており最上級のリアサスペンションと言えます。その特徴としては、横剛性に影響するリンクブッシュの剛性を維持しつつ、前後剛性に影響するブッシュの剛性は下げることが可能で、それにより乗り心地を向上させロードノイズを防止することができます。

以上のように、ダブルウィッシュボーン式とマルチリンク式の特徴を踏まえると、RX-8のサスペンションは多大なコストがかけられ、最高の乗り心地を実現していると言えるでしょう。

マツダ 初代RX-8の高性能な1.3Lロータリーエンジンに注目!

日本の自動車メーカーで唯一マツダだけが量産することができた1.3L ロータリーエンジンは、乗り心地にも大きく関わっています。

そもそもロータリーエンジンとは、シリンダー内で回転子を回して動力を得る内燃機関で、非常にコンパクトかつレシプロに比べて70%の容積しかないという特徴があります。

その反面、ロータリーエンジンを量産車の原動力として実用化するのは困難であり、世界で唯一マツダだけが成功しているのです。

ロータリーエンジンは振動が極めて少なく、かつ効率的にパワーを生み出せるというメリットがあるため、その乗り味とフィーリングは他のスポーツカーでは味わえない唯一無二の至高の体験です。

マツダ 初代RX-8は高い衝突安全性能を備えている

マツダ RX-8は、センターピラーレスのフリースタイルドアを採用しながらも高い衝突安全性能を実現させています。そんな高い衝突安全性能について、側面衝突時、前面衝突時、後面衝突時に分けてご説明します。

まず、側面衝突時の衝撃をボデー全体に分散させて乗車室の変形を抑えるために、ビルトインピラーと呼ばれている構造をリヤドアの内側に設定しています。さらにキャッチャーピンの採用やボディー構造を強化をすることによって、セダンよりも高い側面衝突性能を実現しています。

前面衝突については、大径タイヤの採用やショートオーバーハング化のため、同じクラスの他車と比べるとクラッシャブルスペースが小さくなっていますが、エネルギー吸収の材料特性が高いフロントサイドメンバーや衝撃分散構造を採用することで、クラストップレベルの前面衝突性能を実現しています。

最後に後面衝突においては,サイドメンバーのエネルギー吸収の材料特性を高めることで、後面衝突にも対応できる構造となっています。さらに、歩行者頭部保護対応ボンネットも採用しており、安全装備も充実した仕様となっています。
マツダ RX-8の乗り心地は、高性能なサスペンションやエンジン、そして高い衝突安全性能を備えたボディにより実現しています。

気になった方は中古車ディーラーに足を運んでみてはいかがでしょうか。

世界でも類稀なる特徴を多くもったRX-8の乗り心地を、ぜひ体験してみてください。

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