進化したレクサス・セーフティ・システム+を採用!レクサスNXの先進運転支援&安全機能を紹介!【プロ徹底解説】

NX

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2021年秋に日本に導入されたレクサスのコンパクトSUVであるNX。これまで世界で約105万台が販売されたレクサスの基幹モデルのひとつです。レクサスの人気モデルというだけでなく、新型NXは、これから新世代に切り替わるレクサス全体のトップバッターとしての役割も担っています。そんなNXに採用されている安全のための先進運転支援技術を解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
機能を広げ、性能をアップした最新の先進運転支援システムを採用
プリクラッシュセーフティ機能
その他の主な運転支援機能

機能を広げ、性能をアップした最新の先進運転支援システムを採用

新型NXには、機能を拡充し、性能を向上した最新のレクサス・セーフティ・システム+が採用されています。その機能は多岐にわたり、また、レクサス初となる機能も採用されています。
さらには、運転の疲労を軽減する運転支援機能も充実しており、駐車の支援として、スマートフォンを使って車外から車をリモート駐車する「レクサス・チームメイト・アドバンスド・パーク」機能も追加されています。

プリクラッシュセーフティ機能

交差点衝突回避支援(出会い頭車両)

レクサス初の機能として交差点衝突回避支援(出会い頭車両)機能が搭載されました。交差点で、交差する車両や、右折時に前方からくる対向直進車、右左折時に前方から接近する歩行者/自転車との衝突回避を支援します。衝突の可能性が高まると、警報を発し、ブレーキを自動で作動させます。

フロントクロストラフィックアラート

低速で交差点に進入したとき、左右から車が接近したことを察知するとシステムが告知します。車両が近づく状態で発進しようとすると表示とブザーで警告します。

緊急時操舵支援

ドライバーが他車などとの衝突を避けるために、ハンドルを操作した時に、車線内での操舵を緊急時操舵支援としてアシストします。さらに、衝突の危険が高いとシステムが判断すると、衝突被害軽減自動ブレーキと操舵制御を行うアクティブ操舵支援機能を用意しました。

レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)

レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)を使い80㎞/h以上で走行中に、遅い前方車を追い抜こうとウインカー操作を行うと、追い抜くための予備加速を実施。さらに、車線変更する先の走行レーンに遅い先行車がいる場合は、予備減速を実施。スムーズな追い越しと車線変更をアシストします。また、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)の作動中に、システムが前方のカーブを検知すると、速度を抑制し、安全に曲がれるようにサポートします。

レーントレーシングアシスト

レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)の作動中に、車線を維持するのに必要なステアリング操作をアシストします。隣の車線に別車両がいるときに追い抜きを行うときや、路外の構造物との距離が近い場合は、車線中央ではなく、少し離れるような位置で車線をキープして走ります。

ドライバー異常時対応システム

レーントレーシングアシストが作動しているときに、ドライバーの操作しない状態が続くと、音と表示、さらに緩やかな減速で、ドライバーに操作を促します。さらに操作がない場合、ハザードランプ/ホーン/ストップランプを点灯させて車外に異常を知らせつつ、自車線内に減速して停止します。停車後は、ドアを解錠し、ヘルプネットに自動で接続して救援を要請します。

レーンチェンジアシスト

高速道路などでレーントレーシングアシストを作動しているとき、ウインカー操作を行うと、レーンチェンジのための操舵と車線変更先の他車両の有無の監視などをシステムが支援してくれます。

その他の主な運転支援機能

レーンデパーチャーアラート

走行車線から逸脱しそうなときに表示やステアリングの振動、ブザーによって危険を知らせます。車線の線だけでなく、電柱や縁石、ガードレール、パイロン、連続ポールなどの構造物まで認識対象を拡大しています。

ロードサインアシスト

走行する道路に掲げられている道路標識を検知して、ドライバーにメーター内などに表示して知らせる機能です。従来の「最高速度」「はみ出し通行禁止」「車両進入禁止」「一時停止」に加えて「転回禁止」「赤信号」にも対応するようになりました。

発進遅れ告知機能

先行車が発進しても、自車が停まったままのときに、先行車の発進を知らせる機能。従来の先行車の発進だけでなく、交差点に先行車がない状態で先頭に停まっていたとき、赤信号が青になったことも知らせてくれるようになりました。

プロアクティブドライビングアシスト

運転のリスクを先読みして、危険に近づかないようにする機能です。具体的には、「道路脇などにいる歩行者や自転車などに近づきすぎないよう操舵・減速を支援」「先行車に近づきすぎないよう、ドライバーのアクセルOFFに応じて、さらにブレーキを追加して減速を支援」「カーブに進入するときに速度が速すぎた場合、ドライバーのアクセルOFFに応じて、ブレーキを追加」という機能が備わっています。

安心乗降アシスト(ドアオープン制御付)

停車時に、車を降りようとしたとき、ブラインドスポットモニターのセンサーを利用して、後方から近寄ってくる自転車などを検知。開放したドアや降りた乗員との衝突の可能性があるとシステムが判断すると、警告を発してドアの開放をキャンセルします。ドアのラッチを電子制御するe-ラッチシステムと連動した、世界初の機能となります。

高度運転支援技術 アドバンスパーク「レクサス・チームメイト・アドバンスド・パーク」

専用のスマートフォンのアプリを使って、車をリモート操作で駐車させることのできる機能です。もちろん車内からでも操作は可能。並列駐車と縦列駐車、および出庫が可能となります。また、駐車位置からバックドアを開けてラゲッジから荷物を取り出すために、ちょっとだけ車を前に出すように使うこともできます。

パノラミックビューモニター

車両の前後左右を、センターディスプレイに表示。新たに、車両の真下の路面状況やタイヤの位置を把握できるよう、床下透過映像表示も可能としました。
新型NXは、レクサスの最新モデルらしく、安全に関する先進運転支援機能は非常に充実しているだけでなく、最新の機能も数多く搭載されています。また、パノラミックビューモニターに床下の映像をプラスするなど、普及された機能にもプラスαが用意されているのも特徴でしょう。安全機能に関すれば、現在の日本車の中でもトップクラスと言えます。
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