ホンダ 6代目ステップワゴンのスペックは?エンジンやハイブリッドについて紹介【プロ徹底解説】

ステップワゴン

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ホンダの6代目ステップワゴンは、1.5リッターのVTECターボエンジンに加え、e:HEVと呼ばれるハイブリッドをラインナップしています。

今回は、ステップワゴンに搭載されるエンジンやハイブリッドは、どのような性能なのか解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
6代目ステップワゴンについて①|エンジンスペックと燃費性能は?
6代目ステップワゴンについて②|熟成が進むe:HEVハイブリッドシステム
6代目ステップワゴンについて③|走行安定性が高いリアルタイムAWDを採用

6代目ステップワゴンについて①|エンジンスペックと燃費性能は?

ステップワゴンは、1996年に初代モデルがデビューして以来、代を重ねるごとにパワートレーンも進化させてきました。

デビュー当初は2.0リッターの直4NAエンジンに、4速ATの組合せのみをラインナップしていたものが、5代目になると1.5リッターのターボエンジンに加え、遂にハイブリッドが追加されました。

現行モデルである6代目では、「エアー(AIR)」と「スパーダ(SPADA)」、さらにその上級仕様となる「スパーダ プレミアムライン(SPADA PREMIUM LINE)」で、ハイブリッド車もしくはガソリン車のどちらかを選ぶことが可能です。

ガソリン車では、パワーユニットとして1.5リッターDOHC水冷直列4気筒L15C型直噴ターボエンジン(最高出力150PS、最大トルク203Nm)を搭載。

ハイブリッド車では、2.0リッターDOHC水冷直列4気筒LFA型エンジン(最高出力145PS、最大トルク175Nm)に、H4型モーター(最高出力184PS、最大トルク315Nm)が組み合わされます。

燃費性能に関しては、WLTCモードでガソリン車のFFが13.2~13.9km/L、4WDで13.1~13.3km/L、ハイブリッド車が19.5~20.0km/Lがカタログ上の数値となっています。

6代目ステップワゴンについて②|熟成が進むe:HEVハイブリッドシステム

6代目ステップワゴンに採用されているハイブリッドシステムは、ホンダのe:HEVと呼ばれる方式のシステムです。

e:HEVは、フロントに走行用と発電用という2つのモーターを搭載するシステムであり、高効率エンジンを組み合わせることによって、状況に応じてそれぞれを自由に動かせる構造となっています。

発進〜低速〜高速走行という全速度域で、モーターがタイヤに対してダイレクトに駆動力を伝える、高レスポンスな走りを基本としています。

また、高速走行時にはエンジンがタイヤを直接駆動するモードに切り替えることも。

2つのモーターとエンジンを独立して動かせるというシステムは自由度が高く、EV・ハイブリッド・エンジンという3つのモードを切り替えることで、高効率な走りを実現しているのです。

6代目ステップワゴンについて③|走行安定性が高いリアルタイムAWDを採用

ステップワゴンの4WDモデルでは、リアルタイムAWDが採用されています。

このシステムは2018年の2月に発表されたシステムの発展形であり、状況に応じてフロントとリアのトルクを細かく配分・調整するものです。

ステップワゴンのリアルタイムAWDは、FFをベースとしているものです。

そのため、車の走行状態からリアへトルクを回す必要が少ないとシステムが判断した場合、リアへのトルク配分を抑えることで、走行性能と燃費性能を両立しています。

4WDは、ガソリン車のみの設定となっており、ハイブリッド車では選ぶことができません。
ホンダの6代目ステップワゴンは、エンジンの高効率化が進み、従来より走りも楽しめるモデルとなっています。特に、4WDモデルではリアルタイムAWDの採用によって、路面状況を問わない安定感を感じることができるでしょう。
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