エアコンを使うと燃費が悪化する!?

エアコン

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高温多湿な日本において、車のエアコンは非常に便利な機能です。しかし、エアコンは燃費を悪くするという説を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。本当に、エアコンは車の燃費に影響するのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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少なからず燃費の悪化に繋がる

少なからず燃費の悪化に繋がる

エアコンを使うと、少なからず燃費に影響があるといわれています。このことは、カーエアコンの構造に原因があります。

そもそも、車のエアコンには暖房と冷房の機能がありますが、暖房機能は空気を温めて送り出しているのではなくエンジンの排熱によって温められた空気を使っています。

一方、冷房はそうではなくエアコンガスをコンプレッサーで圧縮して冷やすことで、冷えた空気を生み出しています。

コンプレッサーを稼働させるには電力が必要となります。この時、バッテリー単体では電力を完全に補うことができません。

そうなるとエンジンの動力に頼ることになり、エアコンを動かすために負担がかかって燃費に影響が出るとされているのです。

以上のことから、エアコンを使った場合、およそ1割程度燃費が悪くなるとされており、ガソリン車のみならずハイブリッド車であっても同様で、燃費が悪くなる割合は車の大きさに左右されません。
しかし、燃費の低下を避けるために、エアコンを使わず運転するのは危険な行為ともいえます。なぜなら、車内の気温が高い状態での運転は、熱中症になるリスクが高くなるからです。

エアコンによる燃費の低下を抑えるならば、車の内気循環と外気導入を使い分けたりすることで車内の温度をコントロールするといった方法が考えられます。

エアコンを良く使う季節は、エアコンの機能以外の部分も上手く利用することで、燃費への影響を少なくすることができるといえるでしょう。
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