「コンビニの駐車場をショートカット」これって違反行為なの?

コンビニ

コンビニの駐車場を赤信号を回避する目的で、ショートカットしている車を見たことはないでしょうか。または、自分で行った経験がある人もいるかもしれません。看板などで通り抜けを禁止している駐車場もありますが、違反行為なのでしょうか。

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道路交通法違反ではないものの...

道路交通法違反ではないものの...

コンビニの駐車場をショートカットするのは、コンビニワープとも呼ばれており、交差点付近に存在するコンビの駐車場を横断することで、赤信号を回避する行為のことを指します。

ですが、以上の行為を行ったからといって取り締まりの対象になることは考えにくいでしょう。

なぜならば、コンビニの駐車場は公道ではなく私有地であるため、車の通行を取り締まる道路交通法が存在しないためです。

同様の理由から、コンビニの駐車場で事故が発生したとしても、警察は民事不介入の原則があるために警察側に対処を求めることも難しくなります。

コンビニの駐車場は運営側の権利が及ぶ範囲であり、集客をするために不特定多数の車が侵入することを黙認している状態です。

本来であれば、コンビニの利用者のみが駐車場への侵入できるのが原則でしょう。そのため、コンビニ側が駐車場をショートカットしている車に対して建造物侵入罪として訴えを起こす可能性があります。

現在、駐車場のショートカット行為を防ぐ目的で、出入口の片方を塞いだり、駐車場を仕切るといった対応策を講じるコンビニも増えているようです。

しかし、それらはコンビニ側の自衛に過ぎず、ショートカットする車を完全に無くすことは難しいでしょう。

通常、駐車場は通り抜けを想定していないのが一般的です。そのため、信号を回避するための通り抜けは危険な行為だといえます。思わぬ事故の発生を防ぐためにも、コンビニの駐車場をショートカットするのは止めた方が良さそうです。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道