道路中央に埋められた突起…あれって何?

キャッツアイ

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車を運転していて、道路中央に埋められた突起を見かけたことはないでしょうか。これは道路鋲やチャッターバーといい、反射板が付いているものはキャッツアイと呼ばれるものです。何の目的で、道路に設置されているのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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道路のセンターラインなどを見やすくするキャッツアイ

道路のセンターラインなどを見やすくするキャッツアイ

道路中央に埋められた突起は俗にキャッツアイと呼ばれるもので、正式には道路鋲やチャッターバーといいます。

反射板が取り付けられているものを特にキャッツアイと呼び、夜間における道路の白線を見やすくし、中央線のはみ出しなどを防止する効果があるようです。

さらに、正式名称であるチャッターとは、英語でがたがたと音を立てるという意味があり、実際にタイヤが乗り上げると一定間隔で車に衝撃と音を伝えます。

そのため、わき見運転や居眠り運転の対策として設置されている場合もあり、ドライバーに慎重な運転をするよう促す効果もあるとされます。

このような目的のため、カーブが連続している山間部や追い越しが禁止されている区間に設置されることが多いようです。また車のタイヤがチャッターバーに乗り上げた時、対向車線にはみ出さないよう自動的にハンドルが左に切れ、走行している車線へ車を戻すため、平行四辺形の形状になっているものもあります。

材質は鋳造アルミニウムが主流であり、そのほかゴムやコンクリート製のものも存在しています。
キャッツアイやチャッターバーは、安全のために設置されているものです。

不用意に乗り上げてしまうとタイヤのサイドウォールがコブのように膨らむピンチカットや、衝撃によってホイールに歪みが発生してしまう可能性もあります。

わき見運転や中央線をはみ出すような運転をしないのはもちろん、乗り上げないように注意し、慎重な運転を心がけましょう。
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