高速道路でよく見る非常駐車帯はどんな時に使うの?

非常駐車帯

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高速道路を走行中に、路肩の幅が広がっている地点を見かけたことはありませんか?

これは非常駐車帯と呼ばれるもので、高速道路上に約500mおき、トンネル内にも約750mおきにあります。

ではこの非常駐車帯はどのような時に使用するのでしょうか。この記事では高速道路上の非常駐車帯について解説していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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高速道路上の非常駐車帯は仮眠や電話のための利用は禁止

高速道路上の非常駐車帯は仮眠や電話のための利用は禁止

NEXCO東日本によると、非常駐車帯は「故障車・緊急車両・道路管理車両等が停車することを目的に道路の左路肩に設置されています」としています。

つまり運転中に眠くなったからといって仮眠のために非常駐車帯を利用したり、電話のために利用する行為は禁止ということです。事故や非常事態の際は、可能であればできるだけ非常駐車帯へ車を停めるようにしましょう。

とはいえ、路肩や非常駐車帯に車を停車したからといって、完全に安全とは言い切れません。

2016年の10月2日には、愛知県岡崎市駒立町の新東名高速道路上り線において、路肩に停車していた高速乗合バスに大型トラックが追突し、車外に出ていたバスの運転者2名が死亡。バスの乗客2名とトラック運転者の計3名が軽傷を負うという重大事故が発生しています。
では、緊急停車した際に2次被害を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。JAFによると、高速道路で事故や故障が発生した際の対処法については下記のように記載されています。

1.ハザード ランプを点灯して、路肩に寄せる
2.発炎筒、停止表示器材を車両後方に置く
3.ガードレールの外側などに避難
4.非常電話か携帯電話で救援依頼をする

もし高速道路で事故や故障が発生した際は、まず上記の4つの対処を行い自分の身を守りましょう。

そして他のドライバーも、発煙筒や停止表示器材を発見したらその前方に細心の注意を払い、必要であればハザードランプ等を使用し、後方に危険を知らるのがベターでしょう。
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