電気自動車にSUVが多いのはなぜ?ボディタイプの相性という背景
更新日:2024.09.09

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今後主流になることが確実視されている電気自動車(EV)。
ここ数年でそのラインナップが大きく増えていますが、ボディタイプで見ると、SUVが多いことに気が付きます。
なぜ、電気自動車にはSUVが多いのでしょうか?
ここ数年でそのラインナップが大きく増えていますが、ボディタイプで見ると、SUVが多いことに気が付きます。
なぜ、電気自動車にはSUVが多いのでしょうか?
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- 電気自動車はSUVと相性が良い?
電気自動車はSUVと相性が良い?
2022年は、国産電気自動車にとって非常に重要な年になると言われています。トヨタのbZ4Xやスバルのソルテラ、レクサスのRZといった新型電気自動車が新たに発売を開始し、ひと足先にデビューしていた日産のアリアの納車も本格的に開始されます。
これらの電気自動車はいずれもSUVです。そのほか、海外メーカーの電気自動車を見てもSUVが多くなっていますが、その理由はどこにあるのでしょうか?
もちろん、世界的にSUVが人気となっており、各国のユーザーがSUVを求めているという背景もあります。その一方で、電気自動車特有の事情もあるようです。
ガソリンエンジン車やディーゼルエンジン車の場合、心臓部に搭載されるのはエンジンですが、電気自動車の場合は、それがバッテリーとモーターに置き換わります。
電気自動車を走らせるだけのバッテリーは、その周辺部も含めるとかなりの重量物となります。このバッテリーをどのように配置するかで、その車の性格が大きく変化するわけですが、最近の電気自動車の多くは、後部座席からラゲッジルームの下部にかけて敷き詰めるように配置されています。
これらの電気自動車はいずれもSUVです。そのほか、海外メーカーの電気自動車を見てもSUVが多くなっていますが、その理由はどこにあるのでしょうか?
もちろん、世界的にSUVが人気となっており、各国のユーザーがSUVを求めているという背景もあります。その一方で、電気自動車特有の事情もあるようです。
ガソリンエンジン車やディーゼルエンジン車の場合、心臓部に搭載されるのはエンジンですが、電気自動車の場合は、それがバッテリーとモーターに置き換わります。
電気自動車を走らせるだけのバッテリーは、その周辺部も含めるとかなりの重量物となります。このバッテリーをどのように配置するかで、その車の性格が大きく変化するわけですが、最近の電気自動車の多くは、後部座席からラゲッジルームの下部にかけて敷き詰めるように配置されています。
バッテリーはかなりの重量物である一方で、できるだけ低く敷き詰めれば、車両の重心を下げることが可能です。そのため、電気自動車の多くは、重心が低いことから、ガソリンエンジン車やディーゼルエンジン車に比べて、道路に吸い付くような走りが特徴となっています。
重心が低いということは、全高を高くしても安定性が損なわれないことを意味しています。当然、電気自動車でも居住性は重要であるため、全高を高くし、その上でデザイン性も重視すると、やはりSUVのようなボディタイプが最適解となるようです。
今後、電気自動車が主流になればなるほど、セダンやコンパクトハッチバック、スポーツカーなど、様々なボディタイプが登場することが予想されています。
重心が低いということは、全高を高くしても安定性が損なわれないことを意味しています。当然、電気自動車でも居住性は重要であるため、全高を高くし、その上でデザイン性も重視すると、やはりSUVのようなボディタイプが最適解となるようです。
今後、電気自動車が主流になればなるほど、セダンやコンパクトハッチバック、スポーツカーなど、様々なボディタイプが登場することが予想されています。