高速道路で窓から手を出すのは違反? 他車と接触しなくてもダメなのか?

ドライバー

高速道路を走行中、窓から手を出すことは違反になるのでしょうか。

実は、窓から手を出す行為を禁じる法律はありません。しかし、大変危険な行為であり、実際に事故が発生したケースもあるのです。

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違法ではないものの危険な行為

違法ではないものの危険な行為

道路交通法には、ドライバーに安全運転を義務付けた第70条が存在しています。

この法律は、「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」としたもので、取り締まりを受けると大型12,000円・普通9,000円・二輪7,000円・原付6,000円の反則金に加え、違反点数が2点加算されます。

一方、高速道路を走行中、窓を開けて手を出す行為を禁止した法律は存在していません。

ですが、窓から手を出すことは、ほとんどの場合で片手運転になり安全運転義務違反における操作不適、つまり運転操作ミスに繋がりかねません。

このことから、手を出したことによって事故を起こしたりすれば安全運転義務違反に抵触する可能性があるといえるでしょう。

窓から手を出すこと自体が違法でないとはいえ、車から手を出すのは避けた方がよい行為です。

なぜなら、出した手が他の車に接触したり、身を乗り出すほどになれば、窓から転落してしまう可能性も十分に考えられるためです。そうなれば、後続車にはねられてしまうような重大事故に繋がる危険性が高くなります。

以上のことから、ドライバーや同乗者含め、高速道路を走っている最中に窓から手を出すことはするべきではないでしょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道