これって追い越し禁止だっけ?道路のセンターラインの種類や役割を詳しく解説!
更新日:2024.09.09
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普段何気なく走行している道路にも、白線、黄線、実線、破線、2重線など様々なセンターラインが引かれています。
自動車免許取得時には習ったけど、いま意味を聞かれると意外とその意味を説明できない方も多いのではないでしょうか。
今回はそのおさらいも兼ねて、センターラインの種類と役割を詳しく紹介していきます。
自動車免許取得時には習ったけど、いま意味を聞かれると意外とその意味を説明できない方も多いのではないでしょうか。
今回はそのおさらいも兼ねて、センターラインの種類と役割を詳しく紹介していきます。
まずはセンターラインの定義を確認!
センターラインとは、自動車などの通行を方向で区別するため、道路に標示された線であり、対向車線と自車線を分離するために設けられている区画線の一つです。
車道の幅員が5.5メートル以上の区間内中央に引かれるため、車道中央線と呼ばれることもあります。
センターラインは様々なパターンがありますが、基本となるものは白の実線か破線、または黄色の実線であり、黄色の破線は存在しません。
車道の幅員が5.5メートル以上の区間内中央に引かれるため、車道中央線と呼ばれることもあります。
センターラインは様々なパターンがありますが、基本となるものは白の実線か破線、または黄色の実線であり、黄色の破線は存在しません。
黄色の実線は「追い越し目的のはみ出し通行禁止」
黄色の実線は、追い越し目的のはみ出し通行禁止の標示で、センターラインの右側にはみ出して前の車両を追い越すことを禁止することを表しています。
街を走行中よく目にするのが黄色の実線で、追い越し禁止を表すことをご存知の方は多いかもしれません。
ただ、路上駐車や停車中のバスなどを追い越すために、右側部分へはみ出して通行することは禁止されていません。
街を走行中よく目にするのが黄色の実線で、追い越し禁止を表すことをご存知の方は多いかもしれません。
ただ、路上駐車や停車中のバスなどを追い越すために、右側部分へはみ出して通行することは禁止されていません。
白の破線は「はみ出し、追い越し可能」
白の破線は、はみ出し、追い越しが可能なセンターラインです。
意外と意味を忘れていて、はみ出して良いんだっけ?なんて考える方も多いのではないでしょうか。
はみ出し、追い越し可能を表しているため、この線が標示されている道路では前を走るクルマをセンターラインをはみ出して追い越すことや、路上に駐車されているクルマを避けて通行することが可能です。
意外と意味を忘れていて、はみ出して良いんだっけ?なんて考える方も多いのではないでしょうか。
はみ出し、追い越し可能を表しているため、この線が標示されている道路では前を走るクルマをセンターラインをはみ出して追い越すことや、路上に駐車されているクルマを避けて通行することが可能です。
白の実線は「はみ出し禁止」
白の実線は、はみ出し禁止を意味しているので、センターラインを右側にはみ出して前の車両の追い越しをすることはできません。
駐車車両があった際はどうすれば良いの?と思う方もいるかと思いますが、白の実線は道幅6m以上の広い道路でしか使われないため、余程のことがなければ、センターラインを右側にはみ出さずに追い越すことが可能なのです。
これらの標示に加え、線の本数が違う場合もあります。次項から、本数の異なる標示についてチェックしていきましょう。
駐車車両があった際はどうすれば良いの?と思う方もいるかと思いますが、白の実線は道幅6m以上の広い道路でしか使われないため、余程のことがなければ、センターラインを右側にはみ出さずに追い越すことが可能なのです。
これらの標示に加え、線の本数が違う場合もあります。次項から、本数の異なる標示についてチェックしていきましょう。
2重線の場合は「走行側のセンターラインに従う」
走行時によく見かけるのが、センターラインが2重線になっている標示です。
少しややこしく思うかもしれませんが、「走行側のセンターラインに従う」という基本を覚えておけば問題ありません。
例えば、自分が走っている側のセンターラインが黄色の実線で、対向車側は白の破線だとすると、自分は追い越し目的のはみ出し禁止、対向車は追い越し目的のはみ出しが許可されているということになります。
再度言いますが、自分が走行している側のセンターラインに従えば良いのです。
少しややこしく思うかもしれませんが、「走行側のセンターラインに従う」という基本を覚えておけば問題ありません。
例えば、自分が走っている側のセンターラインが黄色の実線で、対向車側は白の破線だとすると、自分は追い越し目的のはみ出し禁止、対向車は追い越し目的のはみ出しが許可されているということになります。
再度言いますが、自分が走行している側のセンターラインに従えば良いのです。
3重線の場合も「走行側のセンターラインに従う」
まれに3重線の標示が現れる場合もありますが、これも2重線同様、自分が走行している側のセンターラインに従えば問題ありません。
パターンとしては、白の破線(はみ出し、追い越し可能)を黄色の実線(追い越し目的のはみ出し禁止)で挟んでいる3重線というパターンがあります。
一見ややこしく思うかもしれませんが、どちらの車線も黄色の実線を優先すれば問題ありません。
基本的には白の破線の道であるものの、山道のカーブなどの注意喚起が必要な箇所で用いられることがあります。
パターンとしては、白の破線(はみ出し、追い越し可能)を黄色の実線(追い越し目的のはみ出し禁止)で挟んでいる3重線というパターンがあります。
一見ややこしく思うかもしれませんが、どちらの車線も黄色の実線を優先すれば問題ありません。
基本的には白の破線の道であるものの、山道のカーブなどの注意喚起が必要な箇所で用いられることがあります。
【番外編】よく見かける標示の役割も確認!
ゼブラゾーン
センターラインではありませんが、交差点に差しかかる手前で、斜め縞模様に並んだ白線が、同じく白線の枠で囲まれているゼブラゾーンがあります。主に交差点付近で用いられ、道路でドライバーの運転を補助する意図があります。ゼブラゾーンへは原則として、クルマが入らない場所とされていますが、ゼブラゾーンに入ること自体は違反ではありません。
ドットライン
下り坂のカーブでは、車線の両側に白の破線がひかれていることがあります。こちらは、ドットラインと呼ばれ、車線を狭く見せることでスピードを抑えるように促すためのものになります。センターラインは別にあるため、追い越しなどのルールはセンターラインに従いますが、ドットラインを見たら速度を落とし、注意して走行しましょう。
センターラインではありませんが、交差点に差しかかる手前で、斜め縞模様に並んだ白線が、同じく白線の枠で囲まれているゼブラゾーンがあります。主に交差点付近で用いられ、道路でドライバーの運転を補助する意図があります。ゼブラゾーンへは原則として、クルマが入らない場所とされていますが、ゼブラゾーンに入ること自体は違反ではありません。
ドットライン
下り坂のカーブでは、車線の両側に白の破線がひかれていることがあります。こちらは、ドットラインと呼ばれ、車線を狭く見せることでスピードを抑えるように促すためのものになります。センターラインは別にあるため、追い越しなどのルールはセンターラインに従いますが、ドットラインを見たら速度を落とし、注意して走行しましょう。
普段何気なく走っている道路に引かれているセンターラインについて、おさらいをしていきました。
ややこしく思えるかもしれませんが、復習すれば意外と単純なルールに基づいているのです。
これは追い越して良かったのかな、と不安になりながら走行した経験がある方もそうでない方も、正しいルールを認識して安全運転に努めると良いでしょう。
※2021年6月現在
ややこしく思えるかもしれませんが、復習すれば意外と単純なルールに基づいているのです。
これは追い越して良かったのかな、と不安になりながら走行した経験がある方もそうでない方も、正しいルールを認識して安全運転に努めると良いでしょう。
※2021年6月現在