「混んでる高速」vs「空いてる下道」早いのはどっち?

高速道路

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高速道路で渋滞に巻き込まれた場合、下道に降りたくなるのはドライバーとして一般的な心情でしょう。

しかし、特殊なケースを除いて高速道路を降りない方が、目的地に早く到着すると言われています。

一体、なぜなのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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基本的には高速道路の方が早い

基本的には高速道路の方が早い

高速道路が混んでいる場合、基本的には下道に降りるよりそのまま高速を走った方が、目的地に早く到着することができるとされています。

なぜなら、高速道路と下道が並走しているような路線であれば、高速道路だけでなく下道も高い確率で渋滞しているためです。

高速道路が渋滞しているとき、下道が同じように渋滞している確率は80%にもなるとされ、速度も下道が時速10km程度で進むのに対し、高速道路は時速20kmほどになるため、目的地への到着時刻に差が出てくる可能性が高くなります。

渋滞時、少しでも目的地に早く到着するコツとして、車線左側の走行車線を走ることが挙げられます。渋滞時の平均速度は、走行車線は時速35km、追い越し車線は25km程度になるためです。
首都高に代表されるような下道と並走してない構造の高速道路では、下道の細かな道に詳しい場合、途中で降りるのは効果的とされています。

また、運転方法としてスローイン・ファストアウトも、渋滞に対して一定の効果が期待できます。


前方で渋滞が起こっていることを確認したら車間を空けてゆっくり近づき、渋滞から出るときは前方車になるべく早く追従するのが、スローイン・ファストアウトと呼ばれる運転方法です。この方法は、個人レベルで渋滞を解消する走り方とされています。

ゴールデンウイークなどの大型連休は、高速道路はかなりの渋滞が予想されます。

長い時間周囲の景色に変化がなく、車内に閉じ込められる渋滞はドライバーにとって大きなストレスとなります。

しかし、周囲の抜け道を熟知しているなどしない限り、我慢して高速道路に乗っていた方が結果として目的地に早く着くことができるでしょう。
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