なんだこれ…車のインパネに一輪挿し!?

VW ザ・ビートル ブロッサム

過去に生産されていた車の中には、特徴的なオプションが設定されていることが少なくありませんでした。

かつて、ダイハツの一部のモデルに用意されていた一輪挿しも、その中の1つです。

機能的とは言い難い装備ですが、一体どんな装備なのでしょうか。また他にも装備していた車があったのでしょうか?

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フォルクスワーゲンのビートルや一部の国産車に採用されていた

フォルクスワーゲンのビートルや一部の国産車に採用されていた

2021年2月6日、Twitterに投稿された一枚の写真が大きな反響を呼びました。

投稿の内容は「ここでダイハツで一番と言うぐらいわけわからん純正オプションをご覧ください」というものでした。

モデルカタログを撮影したと思われる写真からは、オプションとして車内に花を飾るための一輪挿しが用意されていたことが見て取れるのです。

この一輪挿しは、かつてダイハツが製造・販売を手がけていた一部のモデルにオプションとして設定されていたものであり、現在では廃止となっています。

実はこの一輪挿し、欧州車では珍しいものではなく、フォルクスワーゲンのビートルにおいては伝統的な装備の1つとして扱われています。

そのことが良く分かるのが、2015年に450台限定で販売されたビートルの特別限定車であるThe Beetle Blossom(ザ・ビートル・ブロッサム)でしょう。

車名となっている“Blossom”(草花が開花する)が表現する通り、温かい日差しを浴びて生き生きと咲く草花のイメージに合わせてカラーコーディネートしたというビートルには、インテリアにフラワーベース(一輪挿し)が標準装備されていました。

フォルクスワーゲンではフラワーベースと呼ばれている一輪挿しは、1941年からおよそ半世紀以上も生産された、初代ビートルから受け継がれる印象的な装備の1つとされているのです。

かつてダイハツでオプションとして用意されていた一輪挿しは、ビートルのような欧州車の雰囲気を目指したものであったかは分かりません。

しかし、機能的とはいえないこのような装備の存在こそ、車の在り方にゆとりがあった時代の象徴といえるのではないでしょうか。