フェンダー × The Beetleは即完売!なぜBeetleは様々なコラボ車種を展開しているのか
更新日:2024.09.09
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このところ、The Beetleの勢いが止まりません。というのも、2016年5月に初のクロスオーバーモデルとなる『Dune』、6月には『Allstar』と、立て続けに限定モデルをラインナップしてきています。
限定モデルが熱い
まず『Dune』は、ボディやダッシュボードに専用色サンドストームイエローを採用し、黒い樹脂製フェンダーモールや前後アンダーガード、車高15mmアップなどで、ノーマルとは一線を画したワイルドな雰囲気がウリの500台限定モデル。一方、300台限定の『Allstar』は、専用ボディ色ダークブロンズメタリックに専用アルミホイール&シートなどを装備して、お買い得な印象です。
限定が十八番!?
振り返ると、The Beetleには数々の限定モデルがありました。2013年、ターボの内外装をよりスポーティに仕立てた『Racer』(世界3500台、日本100台限定)が登場。その成功を後目に、ナッパレザーシートやフェンダーサウンドシステムを備える『Exclusive』(ターボ、カブリオレ各50台限定)、タイプ1(空冷The Beetle)の限定車をモチーフにした『Special Bug』(800台限定)、春を感じさせる内装色にフラワーベース(一輪挿し)を備えた『Blossom』(450台限定)、オレンジメタリックの専用ボディ色を持つ『Club』(クーペ500台、カブリオレ50台限定)などなど、親しみやすさや特別感を演出した様々な限定コンセプトモデルが続いています。
速攻完売のFenderコラボモデル
さらに、忘れられないのがギターブランド“Fender”とのコラボモデル、限定600台の『Fender Edition』でしょう。最新のThe Beetleがアメリカ市場で大人気というのも背景にあるかもしれません。国内正規輸入60周年を記念して2013年に発売されました。専用チューニングのオーディオ・ヘッドユニットに10チャンネル9スピーカーを持つ“フェンダーサウンドシステム”を搭載。他にも18インチアルミホイールや電動パノラミックサンルーフなどが備わり、発売とともに即完売というほどの人気ぶりでした。ライフスタイルを楽しむ大人たちにとって、これほど「刺さる」コラボネームはないかもしれません。
The Beetleの魅力を底上げするコラボ限定
他のVWモデルに比べて、70年以上もの歴史に裏打ちされたブランドを保ちながらも、どこか愛嬌のあるフロントマスクと生活を彩るコンセプトの受け入れ易さも特徴といえるでしょう。乗るだけでなく持っていることに価値を見出すオーナーが多いというのもうなずけます。絶対的な販売数はPoloやGolfほどではないにしても、やっぱり永遠のアイコンともいえるビートル。種々煮詰められた限定コンセプトは、幾多のVWモデルの中でも、圧倒的に数が多いことが成功を物語っています。The Beetleは、それだけ魅力的なクルマというわけです。