花粉の季節到来!春の上手な車のエアコンの「外気導入」「内気循環」の使い方とは?

エアコン

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春は気候も暖かくなり、ドライブにはもってこいの季節となります。

しかし、花粉が猛威を振るう時期でもあり、黄砂も気になります。そこでうまく使いこなしたいのが、エアコンの外気導入と内気循環です。

上手な使い方を知って、春のドライブを快適なものにしましょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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車のエアコンで花粉対策するには|換気をするなら外気導入
車のエアコンで花粉対策するには|大気の環境が悪いなら内気循環

車のエアコンで花粉対策するには|換気をするなら外気導入

外気導入は、主に車内の換気をしたい場合に有効な機能。その名の通り、車外の空気を取り入れるモードのことです。

窓を締め切った状態で換気をせずに走行した場合、車内の二酸化炭素濃度は20分後には3,000ppmを超え、60分後には4,500ppmを超える濃度に達します。

しかし、外気導入を用いることで車内の二酸化炭素濃度をスタートから60分後まで1,000ppm前後を一定にキープすることができるのです。

これは、2019年の5月に報告されたJAFの検証によるものであり、市街地では二酸化炭素濃度の上昇はより顕著になります。

参考:ドライブ中で、空調は「内気循環」「外気導入」どちらがいいの?
 
さらに、外気導入はガラスの曇りを取りたい場合にも活躍する機能です。

外気を取り込むことで、車内温度と外気温の温度差を少なくし、ガラスが曇りにくくなったり、曇りが取れやすくなるのです。

また、エアコンの内部が放つ嫌な臭いにも効果的です。エアコンの内部は雑菌やホコリなどが原因となって、送られてくる風が嫌なにおいを放つ場合があります。

エアコン稼働直後が最も嫌なにおいを感じるとされますが、駐車時などは外気導入にしておくことで嫌な臭いを低減することも可能だと言われています。

車のエアコンで花粉対策するには|大気の環境が悪いなら内気循環

内気循環は、車外の空気環境が悪い場合に有効な機能です。内気循環は外部から入ってくる外気を遮断することができるので、特に空気が汚れているだろうと考えられるトンネル内や市街地で渋滞に巻き込まれた場合などで活躍します。

同様の理由から、スギ花粉が充満していそうな林道を通るときや、火事などで焦げた匂いが充満している場所、もしくは家畜が多くいる牧草地のにおいなど、外気を車内に入れたくない状況で有効に機能します。

さらに、車内の温度を早く上げたり下げたりしたい場合、内気循環を使うことで効率よくエアコンを利かせることが可能です。

エアコンの外気導入と内気循環は、それぞれ適切な場面で使うことにより真価を発揮してくれます。状況によってうまく使い分けることが、快適な車内空間づくりに繋がるといえるでしょう。
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