「軽自動車だから軽油」はヤバい!間違えて入れると何が起きる?

ガソリンスタンド

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軽自動車だから、燃料は軽油」と思い込んでいた方も一部いらっしゃるのではないでしょうか。

意外にも、こうした燃料を間違えるトラブルは多く発生しているのです。

軽自動車に軽油を入れてしまうと、一体何が起きるのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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軽自動車に軽油を入れると最悪故障する

軽自動車に軽油を入れると最悪故障する

燃料にガソリンが指定されている軽自動車に軽油を入れてエンジンを始動した場合、不具合が発生し、最悪の場合はエンジンが故障してしまう可能性もあります。

エンジンに軽油が供給され始めると、初期症状としてエンジンの出力が下がり、加速が鈍くなります。その後、アイドリングが一定ではなくなってノッキングが発生、やがて排気ガスが黒色になりエンジンが止まります。

軽自動車にガソリンではなく軽油を入れてしまった場合でも、エンジン始動前に気が付くことができればディーラーなどに連絡の上、速やかに燃料を入れ替えれば基本的に問題はないでしょう。

しかし、軽油を入れてしまったことに気が付かず、エンジンを始動し走り始めてしまうと前述したようなトラブルに見舞われることになるのです。
このような燃料の入れ間違いが原因のトラブルの発生件数は少なくありません。

JAFが2019年に公表したレポートによれば、2018年の12月だけで燃料の入れ間違いによる救護要請は、一般道/高速道合わせて390件あったと報告されています。

もちろん、この数字はJAFに対して要請された件数であるため、実際にはさらに多くの燃料入れ間違いが発生していると考えてよいでしょう。
このような燃料の入れ間違いを防ぐため、現在増え続けているセルフ式のガソリンスタンドではノズルの色によって燃料の種類が決められています

赤がレギュラーガソリン、黄色はハイオクガソリン、緑色が軽油です。

給油する場合は、その車にはどの燃料を入れれば良いのかをしっかり確認し、燃料を入れ間違えることがないよう予防に努めましょう。
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