飛び石でフロントガラスが割れた!それでも飛ばした相手に損害賠償はできない!?

ガラス ヒビ

自動車事故には大別して2種類あります。

相手が存在する対人・対物事故と、相手が存在しない自損事故です。

道路交通法によれば、運転者はいかなる事故も警察に連絡する義務があります。

では、飛び石の場合はどうなのでしょうか?

Chapter
飛び石による破損とは?
飛び石の被害にあった場合は損害賠償できる?
飛び石に遭遇したらどうすべき?
たかが飛び石と思っていたら…数日後にヒビが大きく!?
自車の飛び石を防ぐには?

飛び石による破損とは?

飛び石とは、一般に自動車が走行中にタイヤが跳ね上げた石が、後続の車両にぶつかり損害を追わせることです。

飛び石には、自車のフロントタイヤが巻き上げた石が、自車に傷をつける場合と、他車両が巻き上げた石が自車に当たり損害となる2パターンがあります。

では、後者の場合、損害賠償を求めることはできるのでしょうか?

飛び石の被害にあった場合は損害賠償できる?

自損の飛び石なら諦めもつきますが、他車からの飛び石となると加害車両を見つけ出して、修理費用負担を求めたいものです。

しかし、多くの場合は、加害側に飛び石を起こした自覚はなく、気づかずに走り去ってしまいます。

そのため、加害者の特定は困難で、賠償請求を起こす相手が特定できません

ドライブレコーダー搭載車なら加害者を特定できるかもしれませんが、加害者側が故意に飛び石を起こしたと立証できない限り、責任を問うことはできないのです。

飛び石に遭遇したらどうすべき?

自動車を運転していると、飛び石はいやでも遭遇します。

そんな日常的に発生することであっても、運転者は警察に連絡する義務があります。

事故現場があまりに飛び石が多い場合、現場の道路管理者に連絡すれば、なんらかの対策を行ってくれる可能性があります。

警察への連絡が済んだら、任意保険会社に連絡します。

飛び石による損害の修理金額を補償してくれるかどうかは、任意保険会社と加入している車両保険の内容によります。

フロントガラスが破損したといった大きな損害なら、車両保険を使用してでも迅速に修理したいものですが、保険を使えば翌年の料率ランクは下がり、保険料がアップします。

保険で修理する場合は、料率変更による保険金額のアップと修理代金を比較して得なほうを選択すると良いでしょう。

たかが飛び石と思っていたら…数日後にヒビが大きく!?

飛び石の多くは、タイヤの溝に挟まっていた小石が、高速道路などで後方に飛ばされたり、路面に転がっていた小石を前走車が跳ね上げることで起こります。

そのほとんどは直径1cm以下の小石で、大きな被害になることはまれです。

しかし、トラックのダブルタイヤの間に挟まっているような物体の場合は、かなり大きなものも珍しくなく、フロントガラスを一撃で破壊してしまうこともあります。

また、砂利を積載しているダンプから落とされた石が路面で高くはねて、フロントガラスにヒットするなんてケースもあります。

飛び石のキズは、その場で1cm程度の小キズだと思っていても、走行中にヒビがどんどん育ち、運転に支障をきたすなんてことは少なくありません。

車のフロントガラスは2重構造になっているので、即バラバラになるということはありませんが、フロントガラスが飛び石によってキズついてしまったら、速やかに交換または修理を考えましょう。

自車の飛び石を防ぐには?

自分の車で飛び石を起こさないためには、マッドガードが有効です。

マッドガードはタイヤが後方に跳ね上げる泥や小石の飛散を防いでくれます。

マッドガードはディーラーオプションやアフターパーツとして販売されていますので、砂利道をよく走る方は装着を検討してみてはいかがでしょうか?

また飛び石から愛車を守ることは難しいです。

砂利を運んでるダンプの後ろを走らない、砂利道を避けるなどありますが、どうしても避けて通れない場合は、車間距離を多く取ったり、速度を落として走行すると良いでしょう。