フロントガラス飛び石の傷はどこまで放置して大丈夫?危険度と保険適用について徹底解説

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運転中に「バチッ!」という音とともにフロントガラスに飛び石の傷が…そんな経験をすると、「このまま走っても大丈夫かな?」「すぐ修理しないといけないの?」と不安になりますよね。この記事では、フロントガラスに飛び石で傷がついた場合にどの程度なら放置しても平気なのか、逆に危険なサイズや位置の傷とはどんなものかを解説します。さらに車検に通るかどうかの基準や、放置するリスク、修理の要不要の判断ポイント、修理方法と費用、保険適用時の等級への影響、そして頼れる専門業者まで、幅広く丁寧に説明していきます。

CARPRIME編集部

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Chapter
飛び石でできた傷の放置はどこまで大丈夫?危険なサイズと位置とは
傷のサイズが小さい場合
傷のサイズが大きい場合
ヒビ(線状の亀裂)が入っている場合
ガラスの縁に近い場所の傷
運転視界を遮る位置の傷
デフロスター(フロントガラスの曇り取り用ヒーター)付近の傷
フロントガラスの傷は車検に通る?通らないケースとは
飛び石による傷の放置リスク(視界・強度・ひび割れ拡大など)
修理が必要なケースと自分で判断するポイント
修理方法の種類と費用の目安(リペア・交換など)
1. ガラスリペア(補修):小さな傷の場合
2. ガラス交換:大きな傷やリペア不能な場合
3. DIYでの修理は可能?リスクと注意点
保険は使える?等級や費用への影響
保険適用の可否
等級への影響
免責金額(自己負担額)と保険金
保険を使うべきか迷ったら
傷ができたときに頼れる専門業者や相談先
自動車ガラスの板金・リペア専門店
ディーラー(正規販売店)
カー用品店・カーケアショップ
ガソリンスタンド(整備併設店)
保険会社の提携工場
最後に:プロへの早期相談が最善策

飛び石でできた傷の放置はどこまで大丈夫?危険なサイズと位置とは

傷のサイズが小さい場合

傷の大きさが500円玉に収まる程度で、フロントガラスの端から10cm以上離れている場合です。この条件を満たす小さな表面上の欠け傷(いわゆる「チッピング」)であれば、すぐにガラス全体が割れる恐れは低く、ひび割れも広がりにくいとされています。

例えば直径5mm程度以下の極小の傷であれば、ひとまず走行に致命的な支障をきたす可能性は高くありません。実際、チッピングのみでヒビが入っていない傷なら放置しても広がる可能性は低いとの指摘もあります。

傷のサイズが大きい場合

例えば500円玉より大きい欠けや、直径5mm以上のはっきり目視できる損傷は要注意です。

一般的に修理可能なサイズは直径約2cm(20mm)までとされるため、それ以上の大きさの傷は補修が難しく危険度が高まります。

ヒビ(線状の亀裂)が入っている場合

たとえ1cm以下の小さなヒビでも、一度ヒビが入ってしまったガラスは振動や風圧で急速に悪化する可能性があるため放置はできません。

わずかでも線ヒビが見られるならプロに依頼するべきだと整備士も推奨しています。

ガラスの縁に近い場所の傷

フロントガラスの端から10cm以内にできた傷は、走行中の振動や衝撃でヒビがガラス端まで一気に伸びてしまうリスクが高いです。

ガラスの端は応力が集中しやすく脆弱なため、端近くの傷は非常に危険です。

運転視界を遮る位置の傷

ドライバーの視界に入る範囲にヒビや傷があると、運転中常に視界を乱し危険です。小さな傷でも光が反射してちらついたり、夜間に対向車のライトが当たってギラつくこともあります。

視界を遮る傷は安全の観点から早めに修理がおすすめです。

デフロスター(フロントガラスの曇り取り用ヒーター)付近の傷

冬場などデフロスターからの温風が直接当たる部分に傷があると、急激な温度変化でヒビが一気に悪化し最悪の場合ガラスが割れる恐れがあります。このような位置の傷も放置せず対処が必要です。
「500円玉サイズ・端から10cm以上離れた小さな欠け傷」以外は基本的に放置しない方が無難です。特にヒビが入ったものや大きめの傷は「見た目に小さくても安全上はアウト」と考えてください。整備士のアンケートでも「大小に関わらずヒビがあればNG」という意見が9割以上を占めたとの報告もあるほどで、ほんの小さなヒビでも油断は禁物です。

フロントガラスの傷は車検に通る?通らないケースとは

飛び石によるフロントガラスの傷が車検に通るかは、「ヒビ割れの有無」が大きな分かれ目です。

法律に傷の大きさの明確な数値基準はありませんが、検査では「視界の確保」と「ガラスの強度」が問われます。そのため、たとえ小さなものでも線状のヒビが入っている場合は、安全上の理由から不合格となる可能性が非常に高いです。

一方、ヒビに発展していない表面的な欠け(チッピング)であれば、車検で問題とされない場合もあります。ただし、傷が運転席の視界を妨げる位置にあると指摘される可能性があるため注意が必要です。

いずれにせよ、傷は放置すると拡大し、修理費用も高くなる上に危険です。車検の時期を待たず、早めに専門家に見てもらうのが賢明です。

飛び石による傷の放置リスク(視界・強度・ひび割れ拡大など)

  • ヒビの拡大
走行中の振動や温度変化で、小さな傷が予測不能に広がり、リペア不可能な大きな亀裂に発展する恐れがあります。

  • 視界の悪化
傷が光を乱反射させて日中の視界を妨げたり、夜間に対向車のライトでギラついたりして危険です。傷に汚れが溜まるとさらに悪化します。

  • 安全性の低下
フロントガラスは車体の剛性を保つ重要な部品です。ヒビが入ると強度が著しく低下し、万一の事故の際に乗員を十分に保護できない可能性があります。

  • 修理不能になるリスク
傷を放置すると内部に汚れや水分が侵入し、リペア(補修)ができなくなります。結果、安価な補修で済んだはずが、高額なガラス交換が必要になるケースがあります。

修理が必要なケースと自分で判断するポイント

  • 大きさ
傷が500円玉より大きい場合や、リペア可能な目安とされる直径2cmを超えている場合は、交換が必要です。米粒より大きい(5mm以上)程度の欠けでも、プロへの相談をおすすめします。

  • ヒビの有無
最も重要なポイントです。たとえ数ミリでも線状のヒビが入っている場合は、放置すると拡大するためすぐに修理が必要です。表面が少し欠けただけの「チッピング」なら、危険度は下がります。

  • 位置
ガラスの端から10cm以内の傷、運転席の視界を妨げる傷、デフロスターの熱が当たる部分の傷は、悪化しやすく危険なため早急な対処が必要です。

  • 深さ・状態
指の爪が明らかに引っかかるような深い傷や、傷口に汚れ・水分が入ってしまった古い傷は、リペアが難しくなるため早めの対処が賢明です。

修理方法の種類と費用の目安(リペア・交換など)

1. ガラスリペア(補修):小さな傷の場合

飛び石による傷が比較的小さな場合(目安:直径2cm以下、ガラスの端から10cm以上離れている)は、「ガラスリペア(補修)」で対応できることがあります。

これは、専用の工具で傷内部の空気を抜き、透明な補修樹脂(レジン)を注入して硬化させる方法です。ヒビの進行を防ぎ強度を回復させることが目的で、作業は30分~1.5時間ほどで完了します。費用は約1.5万~3万円程度が相場です。ただし、補修箇所には多少跡が残ります。

2. ガラス交換:大きな傷やリペア不能な場合

リペアでは対応できない大きな傷や長いヒビ、ガラスの縁に近い損傷は「ガラス交換」となります。費用は国産車の純正ガラスで約7万~10万円以上が目安ですが、高機能ガラス(断熱・HUD対応など)や輸入車の場合はさらに高額になります。

最近の車は、フロントガラスに安全運転支援システム用のカメラやセンサーが付いているため、交換後にそれらの再設定(エイミング)作業が別途必要になることも。作業には接着剤の乾燥時間を含め、半日ほど車を預けるのが一般的です。

※修理・交換費用は、使用するガラスの種類(純正品、社外品など)や依頼する業者(ディーラー、専門店など)によって大きく変動します。

3. DIYでの修理は可能?リスクと注意点

市販のガラスリペアキット(数千円程度)を使えば、ご自身で小さな欠け傷を補修することも可能です。

しかし、ガラス補修は失敗が許されない一発勝負の作業です。樹脂注入時に気泡が残ったり、うまく硬化しなかったりすると、かえって見栄えが悪くなる上に、一度失敗するとプロによる再修理も困難になります。

傷を悪化させるリスクもあるため、少しでも作業に不安がある場合は、無理せず最初から専門業者に依頼するのが最も安全で確実です。

保険は使える?等級や費用への影響

フロントガラスの飛び石被害は自動車保険(車両保険)でも補償を受けることができます。では、保険を使うべきかどうか、使った場合のデメリットは何かを押さえておきましょう。

保険適用の可否

飛び石によるガラスの損傷は、多くの自動車保険で車両保険の補償対象になっています。保険約款上は「飛来中または落下中の他物との衝突」による損害としてカバーされるのが一般的です。

一般タイプの車両保険はもちろん、多くの場合「車対車エコノミー」など限定タイプの車両保険でも補償対象となります。

ただし、保険会社や個別の契約内容によって補償範囲が異なる可能性もあるため、ご自身の保険証券を確認し、飛び石による損害が補償範囲に含まれているか事前に把握しておきましょう。

等級への影響

現在の自動車保険では、飛び石でのガラス修理・交換に保険を使うと、事故扱いとなり翌年度の等級(ノンフリート等級)が1等級ダウンします。

これは「1等級ダウン事故」とみなされるためです(※2013年以前は等級に影響しない「等級据え置き事故」扱いでしたが、現在は影響する契約が一般的です)。

例えば今年等級15の方が飛び石で車両保険を使ってガラス交換すると、翌年は14等級(事故有係数適用期間1年)に下がり、保険料の割引率が下がります。

免責金額(自己負担額)と保険金

車両保険には多くの場合、免責金額(自己負担額)が設定されています。例えば免責5万円なら、ガラス交換費用10万円のうち5万円は自己負担となり、残り5万円を保険金でまかなう形です。

修理費用が免責額を下回る場合は保険金は支払われません。フロントガラスのリペア費用(約1.5万〜3万円)は、免責金額によっては保険が適用されても、ほとんど自己負担となるケースもあります。

保険を使うべきか迷ったら

ポイントは、保険を使って得られる金額と、今後の保険料アップ分・免責との差額です。

ガラス交換で10万円以上かかるなら保険を使うメリットは大きいですが、リペア代数万円程度なら保険を使わず実費負担した方がトータルコストは安くなる場合が多いです。

等級が高い人ほど割引率低下による保険料アップの額は大きくなるため、「自己負担額と今後の保険料増を含めても保険金で補償してもらう方が得か」慎重に判断しましょう。判断に迷う場合は、保険会社や代理店に相談するのがおすすめです。

傷ができたときに頼れる専門業者や相談先

自動車ガラスの板金・リペア専門店

街のガラス修理専門業者や板金塗装工場では、フロントガラスの補修・交換を専門的に扱っています。

こうした専門店はディーラーや大手カー用品店より柔軟に対応してくれる傾向があり、傷の状態に応じて最適な修理方法や価格を提案してもらえる利点があります。

ただしお店ごとに技術力や仕上がり品質に差があるのも事実です。初めて利用する場合は口コミや実績を調べて、信頼できるお店を選ぶと安心でしょう。

ディーラー(正規販売店)

新車・中古車を買ったディーラーでも、もちろんフロントガラス修理や交換を依頼できます。

メーカー系ディーラーであれば純正部品を使い、熟練スタッフが作業してくれるため安心感は抜群です。保証も確実でしょう。ただし、費用は割高になりやすい点に留意してください。

ディーラーでは純正ガラス以外基本扱わず工賃も高めであるため、見積もりが他より高額になる傾向があります。また、実作業は外部の提携工場に委託する場合もあり、その際は修理完了までに時間がかかるケースもあります。

カー用品店・カーケアショップ

オートバックスやイエローハット等の大手カー用品店でもガラス修理サービスを行っています。

店舗数が多く持ち込みやすいうえ、社外ガラスの在庫も豊富でスピーディーに対応してもらえることが多いです。費用もディーラーより比較的リーズナブルとされています。

ただし店舗によっては対応できるのが軽微な傷に限られるなどサービス範囲が異なるため、事前に問い合わせておくと良いでしょう。

ガソリンスタンド(整備併設店)

エネオスなど整備・鈑金サービスを併設したガソリンスタンドでもガラス修理の相談が可能です。

日常的に立ち寄るGSでそのまま見積もりを取れる気軽さがメリットです。ただしこちらも店舗によって技術力や対応範囲に差があり、重度の損傷は扱えない場合があります。

ガラス交換となると結局外部提携工場送りになるケースもあります。

保険会社の提携工場

もし車両保険で修理する場合は、保険会社に連絡すれば提携の優良工場を案内してくれます。

保険対応に慣れているため書類手続きもスムーズです。ただし保険修理だと純正ガラス指定になる場合もあり費用は高めになる傾向があります。

最後に:プロへの早期相談が最善策

最後に強調したいのは、「どこに頼むにせよ早めにプロに相談する」ことです。

「フロントガラスの飛び石傷はできる限り早く整備工場または専門業者に確認してもらいましょう」という整備士のアドバイスがある通り、傷を発見したら遠慮なく専門家を頼ってください。プロに見てもらえば、修理か交換か、自費か保険か、といった判断も含めてベストな提案をしてくれるはずです。

丁寧に対処すれば、フロントガラスはまた元通りクリアな視界を取り戻せます。ぜひ本記事の情報を参考に、安全第一で対応してくださいね。車のトラブルに直面したとき、本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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