トヨタ 2代目センチュリーに設定された2つのグレードを比較!中古車として購入するならオススメのグレードはこれだ!(DBA-GZG50-AETGK/DBA-GZG50-AEWGK型)

トヨタ 2代目センチュリー

トヨタが誇るショーファーカーの先代モデルにあたるトヨタ 2代目センチュリー(DBA-GZG50-AETGK/DBA-GZG50-AEWGK型)。

現在では販売が終了していますが、安価で購入できることから、中古車市場で高い人気を誇っている1台でもあります。

そんな2代目センチュリーには、どのようなグレードが設定されていたのでしょうか。

早速、チェックしていきましょう。

Chapter
まずはトヨタ 2代目センチュリーの歴史を振り返る
トヨタ 2代目センチュリーはどんなクルマ?
トヨタ 2代目センチュリー フロアシフト 【価格:1,113万円〜】
トヨタ 2代目センチュリー コラムシフト 【価格:1,113万円〜】
トヨタ 2代目センチュリーの機能的なオプション装備を紹介

まずはトヨタ 2代目センチュリーの歴史を振り返る

トヨタ センチュリーはトヨタ自動車が製造・販売している最高級乗用車で、初代は1967年に発売されました。センチュリーは伝統的な日本美を実現した高級車で、既存のアメリカ製高級車とは違った独特のデザインになっていました。

エンジンには発売当初は3型OHV 3000ccが採用されました。

1973年4月にはマイナーチェンジが行われ、総排気量が3,400ccの4V型へ変更されました。エクステリア(外装)も改良され、テールランプのデザイン、フロントワイパーのピボット位置の変更などが行われました。

そして1982年には大規模なマイナーチェンジが行われ、エンジンは4,000ccの5V-EU型に変更されました。エクステリアはヘッドランプ・フロントグリル・テールランプ・バンパーなど大幅に変更されています。

さらにインテリア(内装)も大幅に変更されており、オートエアコンの採用・スーパーモニタリングディスプレイの採用・ラジオの電子チューナー化などが施されました。

その後1987年、1992年にもマイナーチェンジが行われましたが、1997年4月に2代目と入れ替わる形で販売が終了しました。

トヨタ 2代目センチュリーはどんなクルマ?

トヨタ センチュリーの2代目は1997年に発売されて以来2017年までの約20年間発売される、異例の長期生産となりました。

エクステリアは初代の後期型と区別がつかないほど、初代モデルのデザインテイストを採用しています。

インテリアには職人が手作業で作った本革シートや本木目パネルが使用され、高級感を際立たせています。

カーステレオは短波放送が受信でき、音の配置の優先を前後席で切り替え可能です。

エンジンはV型12気筒DOHC 無鉛プレミアムガソリンが採用されており、スペック最高出力206kW(280PS)/5,200rpm、最大トルク460Nm(46.9kgm)/4,000rpmとなっています。

また、2010年の一部改良ではバックガイドモニターやETCが標準装備されており、機能性が向上されました。さらに伝統の鳳凰エンブレムの背景色を銀から黒に変更し、より際立つデザインになっています。

2013年にも一部改良が実施され、ドアウィンドウガラスにスーパーUVカットガラスを採用し、乗り心地の良さが向上しています。他にもフェンダーミラーの鏡面屈折を変更し、視認性がアップしました。

トヨタ 2代目センチュリー フロアシフト 【価格:1,113万円〜】

「フロアシフト」は、2代目センチュリーのグレードのひとつです。

その名の通り、シフトレバーがフロントシート(前席)中央に設置されている、フロアシフトが採用されたグレードです。

「フロアシフト」ではシフトレバーにシーケンシャルシフトマチックを採用しており、マニュアル感覚でのシフト操作を可能にしています。「フロアシフト」は、シフトレバーがハンドルと離れた場所に設置されていることで、ハンドル操作とシフト操作を区別しています。

そのため、ハンドル周りがすっきりしており、ハンドル操作に集中しやすいことで誤操作の防止にも繋がるのです。

ボディカラーとしては鸞鳳、精華、神威、藦周、端雲の5つが設定されているのが特徴です。

それぞれどのような色かというと、鸞鳳はグロリアスグレーメタリックモリブデン、精華はレイディエイトシルバーメタリック、神威はエターナルブラック、藦周はシリーンブルーマイカ、端雲はデミュアーブルーマイカメタリックモリブデンとなっています。

インテリア(内装)カラーは、シート素材にウールファブリック「瑞響」を使用したグレー、オーキッド、ブルーグレー、シート素材に本皮革を使用したグレー、オーキッドの5つが設定されています。

瑞響のグレー、オーキッド、ブルーグレーは標準設定されていますが、本皮革のグレー、オーキッドはメーカーオプションとなっているのです。

安全装備としては、衝撃吸収ボディ&高強度キャビン「GOA」やプリテンショナー&フォースリミッター機構付シートベルト、8SRSエアバッグなどが備わっています。

GOAは衝撃吸収構造を採用しており、衝突の際にはエンジンルームやトランクルームを潰れやすくすることよって、高強度に鍛えたキャビンの変形を最小限に抑えて客室空間を確保してくれます。

さらに、シートベルトには前面の衝突時に乗員の拘束効果を高めるプリテンショナー機構と、胸部への衝撃を緩和するフォースリミッター機構が備わっており、万一の際にも安心なのです。

現在は新車での販売は終了していますが、価格は1,113万円に設定されていました。

トヨタ 2代目センチュリー コラムシフト 【価格:1,113万円〜】

「コラムシフト」はセンチュリーのもう一つのグレードで、その名の通り、シフトレバーにはハンドルの付け根から伸びているタイプのコラムシフトを採用しています。

ハンドル近くにシフトレバーが配置されていることで、シフトチェンジ時に左手を動かす範囲が狭く、その分運転が楽になるのです。

「コラムシフト」でも「フロアシフト」同様にボディカラーには鸞鳳、精華、神威、藦周、端雲の5つ、インテリアカラーには瑞響のグレー、オーキッド、ブルーグレー、本皮革のグレー、オーキッドが設定されています。

エンジンには2代目センチュリーのためだけに開発されたV型12気筒エンジンが搭載されています。

このV型12気筒エンジンは、各気筒の爆発間隔が短いことでトルク変動が小さく、加速感が滑らかという特徴を備えているのが特徴です。また、バランス性能も正に究極で、アイドリング性能も極めて小さく、低速走行時にも快適な乗り心地をもたらします。

最高出力は206kW(280PS)/5,200rpm、最大トルクは460Nm(46.9kgm)/4,000rpmを誇っているのです。

さらに、標準装備としてはシートヒーター付パワーシートや電動ランバーサポート、G-BOOK対応DVDボイスナビゲーション付デュアルEMV、マイナスイオン発生装置や読書灯などが備わっています。

燃費は10.15モードで7.8km/L、価格は「フロアシフト」同様、1,113万円に設定されていました。

トヨタ 2代目センチュリーの機能的なオプション装備を紹介

まずはフロアシフト専用に用意されているオプション装備から見ていきます。

はじめに紹介するのはヒーター付電動格納リモコン式ドアミラー(フェンダーマーカーランプ付)です。スイッチでミラーの角度が調整可能で、ドライバーにあったミラー位置を細かく設定できます。

2つ目は本木目+本革巻きステアリングホイール&シフトノブです。本木目・本革巻きの装飾を施すことで車内の高級感をさらに向上可能です。

次にコラムシフト専用のオプション装備を見ていきます。

コラムシフトにも本木目+本革巻きステアリングホイールのオプションが装備されていますが、シフトノブは採用されていません。

最後にフロアシフト・コラムシフト共通のオプション装備を紹介します。

リアシート(後席)にはリア大型コンソールタワー(小物入れ付き)が用意されており、収納性能をアップさせています。そしてシートには本皮革が用意されており、さらなる高級感の演出、乗り心地のよさに寄与します。

2代目センチュリーには「フロアシフト」と「コラムシフト」2つのグレードが設定されていましたが、どちらのグレードも装備面や性能面は違いありません。

違いがあるのはシフトレバーの位置だけなので、自分が運転しやすいと思うグレードを選ぶと良いでしょう。

フルモデルチェンジに伴い、残念ながら現在は生産終了していますが、気になった方は中古車市場をチェックしてみるのも良いかもしれません。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道