最新鋭の豪華装備と匠の技が結集!トヨタ 3代目センチュリーに欠点はあるのか?

トヨタ 3代目センチュリー

乗る人に極上のくつろぎを約束したリアシート(後席)、V8・5.0L ハイブリッドシステムやV8・5.0L エンジンによる高い環境性能や静粛性といった長所が備わっているトヨタ 3代目センチュリー(6AA-UWG60-AEXGH型)。

そんな3代目センチュリーには、欠点と言える部分はあるのでしょうか。車格や仕様の紹介と併せて、詳しく見ていきましょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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トヨタ 3代目センチュリーは車格が大きい
トヨタ 3代目センチュリーは納車に時間がかかる?
トヨタ 3代目センチュリーは、手を出しづらい価格帯?

トヨタ 3代目センチュリーは車格が大きい

現行型である3代目センチュリーの車格は全長5,335mm×全幅1,930mm×全高1,505mmと、非常に大きく、運転が少し難しいかもしれません。

その大きさは、トヨタの代表的なセダンであるクラウンと比較すると一目瞭然です。

クラウンの車格は全長4,910mm×全幅1,800mm×全高1,455mmとなっています。

クラウンも一般的な普通車と比較すると大きい部類ですが、3代目センチュリーはさらに全長が425mm、全幅が130mm、全高が50mmも大きくなっているのです。

また、3代目センチュリーは歴代センチュリーと比較しても車格が大きくなっているのも特徴のひとつでしょう。

歴代センチュリーの車格を確認すると、下記の通りとなります。

初代センチュリー :全長5,120mm×全幅1,890mm×全高1,430mm
2代目センチュリー:全長5,270mm×全幅1,890mm×全高1,475mm


歴代センチュリーの車格と比較しても、3代目センチュリーの車格は大幅に大きくなっていることがわかります。

車格が大きくなった3代目センチュリーですが、その分室内にはよりゆとりのある空間が確保されています。

歴代センチュリーの室内の大きさは下記の通りとなります。

初代センチュリー :室内長1,940mm、室内幅1,545mm、室内高1,110mm
2代目センチュリー:室内長2,045mm、室内幅1,605mm、室内高1,185mm
3代目センチュリー:室内長2,165mm、室内幅1,605mm、室内高1,185mm

車格が大きくなることで室内にはよりゆとりのある空間が確保されているため、室内の快適性は向上しているといえるでしょう。

トヨタ 3代目センチュリーは納車に時間がかかる?

センチュリーの納期は約7ヶ月〜1年ほどかかると言われており、通常クルマを購入してからの納期は約1ヶ月〜3ヶ月ほどとされていることを考えると、センチュリーの納期はかなり長いことがわかります。

なぜセンチュリーの納期がここまで長いかというと、センチュリーは「匠の技」と「高品質のモノづくり」を伝統としたトヨタが誇るショーファーカーで、完全受注生産であるためです。

センチュリーは1台1台「匠」と呼ばれる熟練の専任作業者の手作業によって、ボディ生産から組み立て、最終検査までを行っています。

例えば、「匠の技」は吸い込まれそうな深みと鏡のような光沢を湛えるボディの塗装や、センチュリーの代名詞とも言える鳳凰のエンブレムに表現されています。

磨き上げたボディカラー「神威」は、日本の伝統工芸である漆塗りを参考にした手法が用いられており、流水の中素手で仕上がりを確かめながら凹凸を修正する「水研ぎ」を3度実施したのち、「鏡面仕上げ」を行うことで磨き上げられた漆黒の鏡面が完成するのです。

鳳凰のエンブレムには、センチュリーが誕生した1967年に当時の工匠が腕を揮った手彫りの金型を現代の工匠が継承・進化させたものを使用しています。

鑽と槌に魂を込めて彫り上げたその金型は、品格を守りながらも、躍動する翼のうねりや繊細な羽毛の表情を鮮やかに描き出しているのです。

これだけの技術が1台1台に注がれていることを考えれば、センチュリーの納期が長いのも納得なのではないでしょうか。

トヨタ 3代目センチュリーは、手を出しづらい価格帯?

センチュリーの車体価格は2,080万円と、少々手を出しづらい価格設定となっています。

2,080万円という価格設定は非常に高価なように感じるかもしれませんが、センチュリーが日本を代表するショーファーカーであることを考えれば、妥当な価格設定といえるでしょう。

ショーファーカーとはお抱え運転手が運転することを想定されているクルマのことで、その原語はフランス語で「お抱え運転手」の意味を持つchauffeurだとされています。

実際センチュリーのカタログにも「半世紀以上もの間、日本の社会をリードする方々をお乗せし、お仕えしてきた」と書かれていることからも、センチュリーがショーファーカーであることが窺えます。

また、上述したようにセンチュリーは1台1台匠の手作業により作られていることも踏まえると、センチュリーの価格設定は妥当でしょう。

センチュリーには、納期や少々高く感じるかもしれない価格といった難点がありましたが、その製造工程やクルマとしての位置付けなどを考えると妥当であることがわかりました。

また、フルモデルチェンジされるたびに車格が大きくなっていますが、その分室内は広くなっており、より快適な空間となっているのもポイントなのではないでしょうか。

気になった方は、実際に試乗してセンチュリーの極上の乗り心地を体感してみるのも良いかもしれません。

※ 2021年6月現在

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