ポルシェ 8代目911(992型)の特別仕様車「タルガ4Sヘリテージデザインエディション」を解説!

ポルシェ 8代目911

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ポルシェ 8代目911の特別仕様車「タルガ4Sヘリテージデザインエディション」は2020年6月2日に発表されました。

ポルシェ 911は色褪せない伝統に、現代的なアプローチが注ぎ込まれた特徴的なデザインとなっています。

そんな911の特別仕様車である「タルガ4Sヘリテージデザインエディション」は一体どんなクルマなのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
ポルシェ 8代目911 (992)とは、どのようなクルマなのか!?
ポルシェ 911の特別仕様車「タルガ4Sヘリテージデザインエディション」はどんなクルマ?
ポルシェ 911の特別仕様車「タルガ 4Sヘリテージデザインエディション」は安全装備も充実

ポルシェ 8代目911 (992)とは、どのようなクルマなのか!?

ポルシェ 911には、クーペ、カブリオレ、タルガという3つのモデルがラインナップし、それぞれのモデルで、グレードが分けられています。

まず、クーペは911のエントリーモデルで、グレードは「カレラ」、「カレラ 4」、「カレラ S」、「カレラ 4S」の4種類。すべてのグレードで10.9インチタッチスクリーンディスプレイを備えた高級感のあるインテリア(内装)と高度なコネクティビティ装備。

また「ポルシェウェットモード」に代表される革新的なアシスタンスシステムなども採用しています。

「カレラ」はカレラSよりもひとまわり小さな標準装着ホイールとブレーキ、2本のシングルエキゾーストテールパイプの装備。カレラSには、3.0L6気筒のツインターボエンジンを搭載しており、加速性能はトップレベルです。

カブリオレは「911」のオープンカー。グレードは「カレラ カブリオレ」、「カレラ 4 カブリオレ」、「カレラ S カブリオレ」、「カレラ 4S カブリオレ」の4種類。新型911カブリオレも従来モデルに引き続き、ソフトトップを採用。

スイッチ操作ひとつで開閉が可能な仕様となっています。またオープン化されたこと以外は、エクステリア(外装)の基本デザインはクーペモデルと同じです。

タルガは「911」のハードトップオープンカー。グレードは「タルガ4」、「タルガ 4S」の2種類。Bピラーを固定にしてフロントの乗車席頭上のパネルを取り外しすることができる仕様となっています。

搭載されるエンジンは3.0L6気筒のツインターボエンジンで、駆動方式は4WD(4輪駆動)のみとなります。

ポルシェ 911の特別仕様車「タルガ4Sヘリテージデザインエディション」はどんなクルマ?

ポルシェ911「タルガ4Sヘリテージデザインエディション」は、新型「911タルガ4S」をベースに1950年代~60年代初頭のデザインを取り入れたモデルです。

エクステリア(外装)はチェリーメタリックのボディーカラーとゴールドのロゴで50年代を思わせるクラシカルなスタイルになっています。

フロントフェンダーの槍のような形のグラフィックは、ポルシェのモータースポーツの始まりに敬意を表したものになっています。

さらに、ボンネットとホイールセンターキャップ、ステアリングホイール、車両キーには1963年当時のポルシェクレストを採用しており懐かしさを感じられます。

ツートンレザーのインテリアは、ボルドーレッドレザーとアタカマベージュOLEAクラブレザー、またはブラックレザーとアタカマベージュOLEAクラブレザーの組み合わせ。

シートとドアトリムにはコーデュロイが採用されており、「ポルシェ356」に使用していた素材への回帰、50年代の記憶を呼び起こすといった意味が込められています。

インパネ部分には、リミテッドエディションナンバー入りの金属製エンブレム・クラシカルなグリーン照明のレブカウンター&ストップウオッチが装備されており、個性的なデザインを演出しています。

ポルシェ 911の特別仕様車「タルガ 4Sヘリテージデザインエディション」は安全装備も充実

ポルシェ 911の特別仕様車である「タルガ4Sヘリテージデザインエディション」には、ベースモデル同様に先進の安全システムが装備されています。

中でも世界初の新開発であるウェットモードは他にはない安全装備になっています。ウェットモードは車両に内蔵されている音響センサーが水しぶきを検知し、路面の濡れを認識します。他にも一定の速度内で、前方のクルマとの距離を一定に保つように自動で走行するクルーズコントロールは、高速道路などの長距離運転でのドライバーのストレスや疲労軽減に寄与します。

そしてナイトアシストは車両に搭載された赤外線によりヘッドライトで照らすよりも先に歩行者や動物を検知します。

さらにメーターパネルのサーマルイメージによってドライバーに警告することで、夜間での安全性をよりいっそう高めます。

また、レーンキープアシストはカメラで車線を感知し、車線をはみ出しそうになった場合に自動でステアリング操作をサポートし快適性や安全性を高めています。
今回はポルシェ 8代目911の特別仕様車「タルガ4Sヘリテージデザインエディション」についてご紹介しました。

最新のテクノロジーを採用しつつも、歴代モデルのデザイン要素などを合わせた他にはない魅力的なクルマということがわかりました。

他とは違う個性的なクルマに乗ってみたいという方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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