本当に肥大化している!? ポルシェ911の歴代ボディサイズはどのように変化してきた?

ポルシェ 911 (901型) 1963

ポルシェのフラッグシップモデルの911。ポルシェの歴史は911と共にあると言っても過言ではないでしょう。そんな911も1964年から始まる長いモデルライフの中で刻々と変化してきました。その変化のひとつとしてよくささやかれるのが肥大化。911は世代を追うごとにボディが拡大しているというのは本当なのでしょうか?今回は、拡大の理由を考察しながら、歴代911を紹介します。

text:Kojiro Kagawa

Chapter
901型
930型
964型
993型
996型
997型
991型

901型

ポルシェ356の後継モデルとして1964年に登場した911の初代モデルで、ナローポルシェと呼ばれます。

このモデルコード901型のボディサイズは、全長4,163mm×全幅1,610mm×全高1,320mmと現在の小型車並み。随分とコンパクトなモデルだったことが分かります。

そのなかでも、1968年以前のAシリーズのホイールベースは2,210mmで、2,268mm(カレラRSは、2,271mm)に延長された1968年以降のシリーズとは分けて語られます。

930型

1974年に登場した2代目となる930型は、911で初めてターボエンジンが設定されたモデルでもあります。

北米の安全規制に対応するバンパーを備えた930型は、全長4,290mm×全幅1,610mm×全高1,320mm。1978年以降は、リアのトレッド拡大にともない全幅は1,651mmとなっています。ホイールベースは、2,272mmで、空冷最後の993型まで踏襲されることになります。

また1975年にデビューしたターボモデルは、サスペンションに大きな変更はなかったもののターボエンジンが持つ最高出力280ps、最高速度280km/hというハイパワーを受け止めるために、より大きなタイヤを装着する必要があり、全長、全幅は10cm近く拡大。サイズは、全長4,290mm×全幅1,775mm×全高1,320mmとなっています。

<次のページに続く>
次ページ
964型