高コスパで狙い目!スバル 初代レヴォーグの長所を徹底紹介!総合力の高いステーションワゴンの実力を分析(DBA-VM4/DBA-VMG型)

スバル 初代レヴォーグ VM4/VMG

スバル 初代レヴォーグ(DBA-VM4/VMG型)は、2014年~2020年まで製造・販売されていたスバルを代表するクルマです。

高い性能を有しており非常に人気が高いクルマですが、特に優れているポイントが気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、初代レヴォーグの長所について紹介します。

中古車市場で人気の高いクルマなので、この機会に長所を理解し、購入の検討候補に挙がるかチェックしていきましょう。

Chapter
スバル 初代レヴォーグの歴史を振り返ってみる
スバル 初代レヴォーグの室内空間を見てみる
スバル 初代レヴォーグにはマニュアルモードがある!
スバル 初代レヴォーグのラゲッジルーム(荷室)は使い勝手がいい
スバル 初代レヴォーグは安全性能が非常に高い!
スバル 初代レヴォーグは価格が安い?

スバル 初代レヴォーグの歴史を振り返ってみる

レヴォーグは2014年に、同社のステーションワゴンであるレガシィの後継車として発売されました。

発売当初は新開発の1.6L 直噴ターボエンジン・2.0Lエンジン、トランスミッションは無段変速機リニアトロニックが採用されていました。

2014年10月にはスバルとしては3年連続のグッドデザイン賞を受賞しています。

そして12月には特別仕様車の「1.6GT EyeSight S-style」が追加設定され、運転席8ウェイシートや18インチアルミホイールなどさまざまな特別装備が用意されていました。

2017年の7月には大幅改良モデルが発表されエクステリア(外装)・インテリア(内装)デザインが大幅に変更されました。

さらに低速から高速まで、アクセル・ブレーキ・ステアリング操作をサポートするアイサイト・ツーリングアシストがスバル車として初搭載されました。

2018年4月にも改良モデルが発表され、アイサイトに装備されているプリクラッシュブレーキの性能が向上しました。

そしてスバル60周年特別記念車として「1.6GT EyeSight Smart Edition」が追加設定されました。

安全機能であるアイサイトセーフティプラスを標準装備し、ダークメッキ・ブラック塗装された特別装備が搭載されました。

レヴォーグのボディサイズは「1.6GT EyeSight」の場合、全長4,690mm×全幅1,780mm×全高1,495mmとなっています。

そしてエンジンスペックはFB16型の場合、最高出力125kW(170PS)/4,800〜5,600rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/1,800〜4,800rpmとなっています。

スバル 初代レヴォーグの室内空間を見てみる

レヴォーグの室内はピアノブラック基調の空間で、高級感を演出しています。

ステアリングホイールにはスポーティーなDシェイプタイプが採用されており、スポーティーさも向上させています。

フロントシートには2段階で温度調節可能なシートヒーターが搭載されており、寒い冬でも快適にドライブ可能です。そしてオプション装備では運転席10ウェイ&助手席8ウェイ本革パワーシートが用意されています。

シートの高さや前後位置などを細かく調節可能で、運転や長時間のドライブによる疲労の軽減に寄与します。

リアシートは頭上・膝まわりに余裕があり、フロントシートの下に足を入れやすい設計になっているのでゆったりと座ることができます。

さらにセンターアームレストを格納している際の出っ張りが非常に小さく、快適にリアシートに3人座れます。

そしてリアシート左右は5段階のリクライニング機構が搭載されており、さらに快適性を向上させています。

このようにレヴォーグの室内空間は高級感があり、優れた機能性も兼ね備えているということがわかります。

スバル 初代レヴォーグにはマニュアルモードがある!

レヴォーグのトランスミッションはCVT(無段変速式)です。

いわゆるATですが、マニュアルモードに切り替えることでMTと同じような走りができるのです。

他社のスポーツカーが軒並みAT車になっていく中で、マニュアルモードの存在は非常に魅力的でしょう。

レヴォーグはツーリングワゴンと呼ばれる、現在ではあまり見なくなったタイプのクルマです。

スポーツカーの側面をもっていながら実用性にも優れたレヴォーグは走り重視の方にも実用性重視の方にも嬉しいクルマに仕上がっており、中途半端なクルマとは言わせない機能を持っているといえるでしょう。

レヴォーグのこの機能を実現しているのは、「ステップ変速」と呼ばれる機構です。

AT状態で乗るとほかのCVTとは違う変速時の振動や違和感を感じるかもしれませんが、マニュアルモードを実現するにはある意味仕方がない機能といえます。

違和感といっても人によって違いはしますが、感じない方も多いかもしれません。

走りも実用性も高い優秀なクルマ、それこそがレヴォーグなのです。

スバル 初代レヴォーグのラゲッジルーム(荷室)は使い勝手がいい

次にクルマ選びには欠かせないポイントの一つであるラゲッジルーム(荷室)の使い勝手を見ていきます。

レヴォーグはスポーティーな見た目から荷室の使い勝手は悪そうに感じるかもしれませんが、実は十分なスペースが確保されており、使い勝手もよくなっています。

まずリアドアを開けてみるとリアいっぱいに広がった開口部は大きな荷物をスムーズに積載することができます。

荷室の広さはリアシートを使用した状態で、荷室長1,040mm×荷室幅1,070mm×荷室高670mmとなっています。

そしてリアシートを倒した際には、荷室長1,800mm×荷室幅1,070mm×荷室高670mmとなっており大人一人が横になれるほどのスペースが出現します。

またリアシートは4:2:4の分割可倒式になっており、例えば4人で釣りに出かける時は真ん中のアームレスト部分を倒すことで、釣竿を収納しながらリアシートに2人乗車できます。

このようにレヴォーグの荷室は荷物の量や大きさ・乗車人数に合わせてシートアレンジ可能といった使い勝手のよさを持っています。

スバル 初代レヴォーグは安全性能が非常に高い!

通常、長期にわたって製造・販売され続けていたクルマは安全性能がそれほど高くなく、マイナーチェンジでやっと標準程度になるような仕様になっています。

しかし、スバルの最高級車であるレガシィのミニサイズと言われているとはいえ、レヴォーグは初代から高い安全性を実現できているのです。

特筆すべきはスバル独自に研究・開発がすすめられた安全機能「アイサイト」でしょう。

初期型レヴォーグからすでに搭載されていたアイサイトは、マイナーチェンジごとにバージョンアップされていきました。

特に2017年に発表されたマイナーチェンジモデルでは、速度に関わらず加減速と操舵アシストを行う「アイサイト・ツーリングアシスト」を搭載しました。

全車標準装備で使い勝手もよく、クルマの駐停車時以外のサポートを実現しドライバーを支援してくれるのです。

市販モデルのマイナーチェンジは、2018年が最後で、この時の変更点ではアクセルとブレーキの踏み間違いを防止する「プリクラッシュブレーキシステム」の改善がなされました。

同時にほかのアイサイト関連の制御内容が見直され、安全性能が抜群に高くなったのです。

レヴォーグは古いクルマだから安全性は低いという常識を覆す、画期的な1台といえます。

スバル 初代レヴォーグは価格が安い?

機能が満載で安全性も高いレヴォーグですが、新車時の価格も中古車の価格も他社のクルマよりも安く設定されているように感じる方も多いでしょう。

エントリーモデルである「1.6GTアイサイト」でも、税込み286万2,000円という金額に設定されていました。

ライバルと目されるマツダ アテンザ(現 MAZDA 6)が289万3,000円と大差ないように見えますが、アテンザは安全装備を追加すればさらに高額になります。

対してレヴォーグは最初からアイサイトの機能がついているため、あとから追加する必要がないのです。

また、レヴォーグは6年間フルモデルチェンジをされないままでした。

同じようなモデルがずっと製造・販売されているということは、言い換えれば部品の供給に事欠かず、安定した供給を続けることができるということです。

その恩恵は特に中古車で受けやすく、同様に長期間フルモデルチェンジされなかったトヨタ エスティマも中古車価格はかなり安く設定されています。

加えてレヴォーグの場合、スバルというメーカーの存在が大きいでしょう。

スバルは卓越した技術力を持ちながら、そのほぼすべてを自社で行うことで大幅なコストダウンに成功しているのです。

レヴォーグも例外ではなく、クルマを構成するほぼすべてが自社製品で賄われています。

今回は、スバル レヴォーグの長所について紹介しました。

レヴォーグの新車販売が終了して1年ほど経過し、中古車市場にはその姿を多く見かけるようになってきました。

中古車は使われた後のクルマとはいえ、長所が多くある1台なので、購入を検討する余地は充分にあるのではないでしょうか。

高い安全性や走りと実用性をクルマに求めるのであれば、レヴォーグはおすすめのクルマだといえるでしょう。

※2021年7月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道