【プロ解説】スバル レヴォーグを徹底評価…良い点や欠点などを試乗レビュー!

スバル レヴォーグ 萩原撮影

日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したスバルレヴォーグ。多くの自動車評論家が高く評価したレヴォーグの実力を実際に試乗してチェックしました。実際に試乗して見えた良い点そして欠点を紹介します。

文/写真・萩原文博

Chapter
ボディ剛性の向上があらゆる面で寄与
穏やかさとメリハリを併せ持つ新開発エンジン
現行スバル レヴォーグ最大のポイント「アイサイトX」
欠点があるとすれば…電動化技術

ボディ剛性の向上があらゆる面で寄与

今回試乗したのは、アイサイトXを標準装備した最上級グレードのレヴォーグSTI Sport EXです。2020年8月から開始した事前予約ではアイサイトX搭載グレードが93%という高い割合を占めています。

現行型レヴォーグはスバルグローバルプラットフォームをベースにフルインナーフレーム構造そして構造用接着剤の採用範囲の拡大、サスペンションの刷新などにより、先代モデルと比べると上質感が向上しています。先代モデルのスポーティさの部分を活かしつつ、質感を高めたのが現行型レヴォーグの特徴と言えます。

ボディ剛性が向上したことにより、ステアリングを切ったときのクルマの動きはタイムラグなく動いてくれるので、ドライバーは操る楽しさを満喫できます。その一方で、ボディの揺れなどは非常に抑えられているので、快適な乗り心地も実現しています。

試乗したSTI Sport は電子制御ダンパーシステムを搭載し、細かい路面の凹凸や段差からの入力を吸収し、車体のピッチングやロールを抑えてくれフラットな乗り味を実現してくれます。またドライブモードセレクトによって5つのモードからシーンに合わせて選ぶことができます。

コンフォートからスポーツまでは非常に上質感を追求した穏やかな仕様ですが、スポーツプラスモードを選ぶとキャラが一変し、スポーツカーへと変貌しダイナミックな走りを楽しむことができます。

穏やかさとメリハリを併せ持つ新開発エンジン

搭載するエンジンは1.8L水平対向4気筒直噴ターボです。最高出力177ps、最大トルク300Nmを発生しますが、非常に穏やかなのが特徴です。先代には最高出力300psを発生する2Lターボエンジンが設定されていましたが、このエンジンをじゃじゃ馬とするならば、この1.8Lエンジンは非常によく調教されたサラブレッドのような従順なエンジンと言えます。

ドライブモードをスポーツ以上にするとメリハリの利いたスポーティさが前面に出てきます。ただ、燃費性能に関してはもう少しがんばってもらいたいところ。気持ち良く踏み込むとリッター当たり10km/Lすれすれまで落ち込んでしまいます。

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現行スバル レヴォーグ最大のポイント「アイサイトX」

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博