現行Sクラスと同等の機能を搭載!メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスのインパネについて解説(5BA-247647M型)

メルセデスベンツGLB

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メルセデス・ベンツ 初代GLBクラス(5BA-247647M型)のインパネ周辺の使い勝手について紹介します。

メルセデス・ベンツ GLBクラスは2019年に初代が出たばかりの新しいクルマです。

日本での発売は本国ドイツから遅れること1年というタイムラグがありましたが人気が高く、使い勝手のいいクルマとして好評を博しています。クルマの名門、メルセデス・ベンツが手がけた高級SUVという立ち位置らしく機能性は非常に高く、さまざまなポイントが注目されているクルマでもあるのです。

今回は、GLBクラスのインパネとその周辺の機能について詳しく紹介します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスとはどんなクルマ?
メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスのメーター周りの機能
メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスのインパネセンター部分の使い勝手
メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスのセンターコンソール周辺の使い勝手
メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスのそのほかのインパネ周りの便利な機能

メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスとはどんなクルマ?

メルセデス・ベンツ GLBクラスは2019年に新たにラインアップに加わった高級SUVです。

本国ドイツと欧米市場では2019年から、日本では1年遅れの2020年から発売され、いずれの地域でも高い人気を誇っています。

メルセデス・ベンツという有名ブランドが作り出したネームバリューもあるでしょうが、搭載している機能や使い勝手のイメージから発売前でも高い期待がかかっていました。

注目すべきは装備と乗車人数です。GLBクラスに搭載されている主要な装備、主に予防安全に関わる機能は、GLBクラス登場の少し前にフルモデルチェンジされたメルセデス・ベンツの最上位クラス Sクラスと同様のものを全車標準搭載しています。

特筆すべき点は音声でクルマのあらゆる操作ができる「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」機能です。

AIが音声を聞き分け、どの場所で誰がどんな指示を出したのかを判断し、エアコンの温度やクルマの走行機能を切り替えることができるのです。

「MBUX」そのものは新しい機能ではないものの、Sクラスのフルモデルチェンジにあわせてグレードアップしました。その機能をGLBクラスは標準搭載しているため、乗り心地や使い勝手がいいことは言うまでもないでしょう。

乗車人数にも特徴があります。

本来、GLBクラスの大きさのSUVは2列シート5人乗りが一般的です。7人・8人が乗れるSUVもありますがどうしてもサイズが大きくなってしまいます。しかし、GLBクラスは日産 エクストレイルやトヨタ FJクルーザーとほぼ同規格でありながら7人乗り3列シートの設計になっています。

ラゲッジルーム(荷室)と3列目シートが共用になっているため、ラゲッジルームを広く使うにはアレンジが必要ですが、使い勝手が悪いわけではありません。むしろ7人も乗れるので同規格で5人乗りのSUVよりも使い勝手はいいと言えるでしょう。

メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスのメーター周りの機能

メルセデス・ベンツ GLBクラスはSクラスとほぼ同等の機能を持っていると紹介しました。

最新装備を搭載したSUVであり、メルセデス・ベンツ初の7シーターであっても、高い機能を保持してユーザーエクスペリエンスを高めようとする努力が垣間見えます。

インパネ周辺には特にその形が強く表れており、最新装備を体験することができるのです。

GLBクラスのメーター周辺はドライバーのしやすさに考慮をしています。

ステアリングホイールはD型となっており、乗り降りの際にステアリングホイールが邪魔にならないようになっています。

ステアリングホイール上には各種操作用のボタンが取り付けられており、エアコン操作やナビ操作、空調の調整などがドライビングポジションのままでできるようになってるのです。「使い慣れた道具のような、思いのままの操作性と心地よさ。」のキャッチコピーどおりの仕上がりです。

メーターは大型液晶ディスプレイを採用しており、視認性にも優れているのです。

ディスプレイはナビと連動しており、ナビの道路案内がそのまま表示されるように出来ています。表示内容はステアリングホイール上のボタンで切り替える以外にも、「MBUX」で切り替えることもできます。

非常に操作性も高く、広々とした空間がGLBクラスの運転席の特徴でもあるのです。また、ヘッドアップディスプレイによるフロントガラスへの警告表示など、Sクラスが搭載している機能をそのまま移植していると言っても過言ではありません。

メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスのインパネセンター部分の使い勝手

メルセデス・ベンツ GLBクラスを語るうえで欠かせないのがインパネセンターに鎮座するナビです。

実はナビとメーターは横長の液晶ディスプレイひとつとなっており、高い実用性を確保しているのです。大型のディスプレイなので、一見すると邪魔そうにも見えますがまったくもってそんなことはなく、むしろ視認性の良さがいいことで評判があります。

停車中のナビ操作はタッチでもできます。

タッチで指紋がつくことに抵抗がある人は、オプションでタッチスクリーンの保護フィルムがあるので装着してもらうのがおすすめです。自分で貼ってもいいのですが、スマホやタブレットとは比較できないほど横長なので、ディーラーに任せた方が無難です。

クルマのバック時にはクルマ上空から360度見渡せるカメラシステムが起動し、周囲の状況をナビひとつで確認できるようになります。クルマの死角も含めて全方位を映し出してくれるため、非常に便利な機能でもあります。

全車標準搭載の機能ですが、一部の障害物は状況次第で画面に映り込まない場合もあるので、目視確認は絶対必要です。便利な機能でも過信しすぎないようにしましょう。

ナビの下には3つのエアコン吹き出し口とエアコンコントロールパネルがあります。エアコンの温度は運転席側と助手席側で分けて設定できるため、一括で温度調整をする必要がなくなります。

エアコンのコントロールは「MBUX」でもできるので、使い勝手のいい方で調整しましょう。夜間でも見やすいようにアンビエントライトが装備されているのも嬉しいポイントです。

照明の色は64色からお気に入りのカラーを選ぶことができます。明るさ調整も可能です。SUVらしからぬ豪華装備を搭載しているGLBクラスならではのパフォーマンスと言えるでしょう。

メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスのセンターコンソール周辺の使い勝手

メルセデス・ベンツ GLBクラスのセンターコンソールも使い勝手が抜群です。センターコンソールにはシャッター式のカバーがついており、カバーを開けることでいくつかの機能が出現します。機能を使わないときはシャッターで目隠しができるため、見た目の質感を維持することができるのです。

シャッターを開けて登場する機能は2本分のドリンクホルダーがあります。深さがあるためこぼれる心配もなく、缶ジュースや紙コップも安心して置くことができるのです。

ドア側にドリンクポケットがないものの、センターコンソールで十分に補えています。また、ドリンクホルダーの上部にはUSB接続ができるポートがひとつあるため、各種デバイスの充電もできるのです。

これだけでも十分ありがたい機能ですが、そのさらに上部の小さなポケットにはワイヤレス充電機能がついており、ワイヤレス充電に対応したスマートフォンなら置くだけで充電もできます。スマートフォンをナビと同期しておけば、充電しながらナビを介しての操作もできるので非常に便利です。

大型のセンターコンソールボックスの手前にあるセンターコンソール操作部はSクラスよりも大きくなっており、使い勝手がよくなっています。

シートヒーターやナビ、シフトチェンジなどが運転席左側の片手で操作できるのです。ユーザーエクスペリエンスを高めたSクラスの機能を忠実に受け継いでいるのが、GLBクラスの特徴でもあります。

メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスのそのほかのインパネ周りの便利な機能

メルセデス・ベンツ GLBクラスのインパネ周辺機能は、主要な箇所だけではなく細かな場所でも活かされています。安全機能に抜かりがないメルセデス・ベンツらしい工夫があちこちに配置されているほか、クルマの居住性を格段に高める機能がついているのです。

シートにはシートヒーターがついており、寒い時期でも抵抗なくシートに着座できます。

特に運転席ではシートヒーターに加えて重要になるシートの位置も電動で調整できる「メモリー付きフルパワーシート」も装備されています。シートやドアミラーの位置を3セットまで登録できるので、家族で違う人が乗るときにいちいち手動で調整する必要もありません。また、「フルパワーシート」にはドアが開くと自動で後退する機能がついているため、乗り降りのしやすさも抜群です。

ルームミラーには「ドライブレコーダー付きデジタルルームミラー」が搭載されており、ラゲッジルームに荷物を満載にしていても、撮影された映像がルームミラーに映し出されるようになっています。SUVだからこそあって安心の機能も含め、非常に高いインパネ周辺の装備を持っていることがわかりました。

ただし、これらの装備はすべての車種で設定されているものもあればそうでないものもあります。実際にカタログを見て、どのグレードに南尾装備がついているのかをよく確認してから購入を検討するようにしましょう。
メルセデス・ベンツ GLBクラスのインパネ周辺の機能について紹介しました。

メルセデス・ベンツが手がけた7シーターSUVは、インパネ周辺の機能も非常に高くユーザーエクスペリエンスを強く意識したものだということがわかりました。

GLBクラスはまだ登場して間もないため、大きな仕様変更やマイナーチェンジ、フルモデルチェンジを経験していません。今後の一部機能の変更の際に、インパネ機能がさらに進化する可能性もあるのです。今後の進化にも注目です。

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