最先端テクノロジーを駆使したドライバー志向の設計!BMW 2代目M4のインパネを徹底解剖!

BMW 2代目M4

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2021年1月に登場したBMW 2代目M4(S58B30A/30B型)は、美しさと品格、Mモデルならではのスポーツ性能が際立つクーペです。

480psの出力と550Nmのトルクを発生させるM4クーペや、最高出力510ps、最大トルク650Nmという桁外れの数値を叩き出すM4 Competitionの操作性を支えるインパネには、どのような機能が備わっているのでしょうか。

今回はM4のインパネについて、機能や使い勝手を詳しく見ていきましょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
様々に進化したハイポテンシャルなMモデルクーペ、BMW 2代目M4
BMW 2代目M4の乗り心地も併せて紹介!
BMW 2代目M4に搭載されたM専用メーターパネルと操作コンセプトとは?
BMW 2代目M4のインパネは、スマートフォンとも連携する!?
BMW 2代目M4のインパネに表示される多彩なドライビング・アシストシステムを紹介!

様々に進化したハイポテンシャルなMモデルクーペ、BMW 2代目M4

M4は高性能で知られるBMW M社が新たに開発したクーペで、2021年1月にデビューしました。

「M」モデルにはサーキットにおける走行にも対応出来るMハイ・パフォーマンス・モデルと、サーキットで培われてきた技術を走行性能に取り入れたMパフォーマンスモデルという2つのカテゴリーが用意されています。

M4はいうまでもなく、サーキット走行まで可能なMハイ・パフォーマンス・モデルに位置づけられます。

大型の縦長キドニーグリルがイメージさせる通り、サーキット走行が可能なポテンシャルを秘めるM4ですが、単に速さを追求しただけのモデルではありません。

3眼カメラ&レーダー高性能プロセッサーによる高い解析能力を誇る最先端運転支援システム、それにハンズ・オフ付き渋滞運転支援機能によってステアリングから手を離して走行出来るなど、安全性能にも十分に配慮されているからです。

また、コネクティビティも大きく進化しており、AI技術を活用したBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントは音声による車両操作や目的地設定を可能にしています。使用頻度に応じてドライバーの好みを学習するため、乗り続けるほどに使い勝手が向上するのです。

さらに、スマートフォンとの連携も強化されています。Apple CarPlayへの対応や事前にスマートフォンで検索した目的地を車両に送信したり、キーを持たずにiPhoneをドアハンドルにかざすことで車両ロックの解錠や施錠、そしてエンジン始動まで出来るなど、利便性の向上には目を見張るでしょう。

M4は最高出力480ps(M4 Competitionでは最高出力510ps)という高性能の直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載しながらも、走行性だけでなく先進性と安全性においても優秀な、魅力が詰まった一台といえます。

BMW 2代目M4の乗り心地も併せて紹介!

高性能のエンジンを搭載したM4は、もちろん乗り心地も抜群です。

エンジンには圧力損失を最小限にして流体抵抗を低く抑え、レスポンスを最適化し高効率を実現する吸気ダクトや、重量を最適化し高回転かつ最大限安定したパワー供給を実現する鍛造ピストンが採用されています。

他にも、最適化されたブースト圧で迅速・ダイナミックレスポンスを発揮し低回転時でも高いトルクを実現するツイン・ターボ・チャージャーが、M4ならではのドライビング感覚を生み出しているからです。

素早く精確なギアシフトが行えるマニュアル6速Mトランスミッションを選べば、ドライバーと車両の間には緊密な一体感が生まれることでしょう。

また、M専用のシートも乗り心地において大きな役割を果たしています。

Mスポーツ・シートは一体型ヘッドレストを備えたバケットスタイルであり、優れたサイドサポートが乗員の身体をしっかりと保持。そしてバックレスト幅の調節機能が、乗員ごとの細かな調整を可能にしているのです。

さらにM4 Competition TrackPackageにはMカーボン・バケット・シートが装備されており、Mスポーツ・シートにさらなる軽量化をもたらしています。

人間工学に基づくフォルムで長距離ドライビングにおける優れた快適性を実現しており、サーキット走行にも対応しているなど今注目のシートなのです。

BMW 2代目M4に搭載されたM専用メーターパネルと操作コンセプトとは?

M4のインパネで特に目を引くのは、何といってもMモデル専用のメーターパネルでしょう。

センターコンソールのMモードボタンによる「スポーツ」「トラック」モードでは「Mビュー」が有効となり、レーストラック上でもブースト圧やタイヤの空気圧および温度などの数値をひと目で把握することが出来るなど、ドライビングに必要な情報を提供してくれます。

また、タッチパネル機能付きの10.25インチインフォメーションディスプレイとデジタル表示の12.3インチメーターパネルで構成されたBMWライブ・コックピットも注目に値します。

BMWライブ・コックピットにはすべての情報がわかりやすく表示され、ジェスチャーや音声、タッチスクリーン、さらにはiDriveコントローラーを介しての直感的操作が可能です。

エンジンやトランスミッション及びステアリング特性、ダンパーのセッティングなど、ドライビングに関わる様々な要素を設定することができるMセットアップも見逃せません。

さらに、BMWヘッドアップ・ディスプレイが走行に必要なあらゆる情報をフロントウィンドウ上にカラー投影。現在の車速やルート案内の矢印表示に加え、シフトインジケータやエンジン回転までドライバーに知らせ、快適で安全なドライビングをサポートしてくれるのです。

他にも、センターコンソールのコントロールパネルに配置されているMモードボタンのそばには、Mモデルだけに採用されたレッドのスタート・ストップボタンが装備されています。

車両のロックが解除されると、キーを使用せずにエンジンの始動や停止が可能という非常に便利な機能なのです。

このように、M4のインパネにはドライビングを支える高度かつ最先端のテクノロジーが多数盛り込まれています。

BMW 2代目M4のインパネは、スマートフォンとも連携する!?

M4のインパネはスマートフォンとの連携も重視されており、スマートフォン・インテグレーションがスマートフォンと車両をワイヤレス接続することで、Apple CarPlayに対応するのです。

車内で簡単にスマートフォンの充電が可能なワイヤレス・チャージング・ドックや、ハンズフリー通話の音質を高める2つのマイクロフォンも装備。

また、ルーフアンテナが電波感度を向上させるためBluetooth経由で2台のモバイル機器とポータブルオーディオプレーヤーを車内に接続したり、Wi-Fiホットスポットを利用したネットワーク接続もできるようになっています。

スマートフォンを携帯していれば、キーをイグニッションに入れる必要もありません。

BMWデジタル・キーさえあれば、実際のキーを使用することなく車両の解錠・施錠やエンジンの始動を可能にするほか、iPhoneで設定すれば最大5名までキーを共有することができるのです。

もちろん、BMWドライバー・サポート・デスクBMWリモート・サービス、コネクテッド・ドライブ・サービスBMW コネクテッド・ドライブ・プロフェッショナルでのサービス利用が可能となっています。

情報化社会においても、M4のコネクティビティとデジタルサービスの優位性は揺るがないといえるでしょう。

BMW 2代目M4のインパネに表示される多彩なドライビング・アシストシステムを紹介!

M4のインパネは、ドライブアシストに関する情報も多彩に表示してくれます。

予想進路表示機能付きのリアビューカメラパーク・ディスタンス・コントロール、縦列駐車と並列駐車を自動で行ってくれるパーキング・アシストなどが備わっているのです。
また、オプションのパーキング・アシスト・プラスではトップビュー+3Dビュー、パノラマビュー、サイドビューカメラや後退時のステアリングアシスト機能まで加わり、インパネの視認性が格段に向上すること間違いありません。

ドライビング・アシスト・プロフェッショナルはステアリング&レーン・コントロールアシスト、レーン・チェンジ・ウォーニングなどのアシスト機能を提供し、単調な交通状況や危険度の高い局面における走行で快適性と安全性を実現します。

さらに、サーキット走行やドリフト・セッションでもM Driveプロフェッショナルが走行データの分析や理想的なドリフト・アングルの追求をサポートするなど、ドライビングスタイルに合わせたポテンシャルを引き出し、ドライバーをアシストするのです。
今回はBMW M4のインパネをピックアップし、機能や使い勝手を詳しく紹介しました。

革新的なテクノロジーが多数取り入れられているM4のインパネは、走りの楽しさを最大限に演出してくれますが、ドライバーのアシストを通じた安全性の向上にも力を入れていることが魅力といえるでしょう。

M専用メーターパネルなどMモデルならではの装備の数々は、あなたの快適なカーライフとモバイルライフの両立を実現してくれるのではないでしょうか。

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