スポーツカーでありながらも十分な広さ?日産 6代目フェアレディZ(4BA-Z34型)の荷室を解説!

日産 6代目フェアレディZ

伝統的スポーツカーである、日産 6代目フェアレディZ(4BA-Z34型)。

1969年に初代S30型が誕生して以来、走り、デザイン、クオリティなどすべてにおいて、常にスポーツカーとしてのこだわりを貫いてきました。

そんな6代目フェアレディZの荷室(ラゲッジルーム)はどのようになっているのか、多彩な魅力と併せてチェックしていきましょう。

Chapter
日産 6代目フェアレディZとはどんなクルマなの?
日産 6代目フェアレディZの室内空間は驚くほど快適!
日産 6代目フェアレディZの荷室の広さはどれくらい?
日産 6代目フェアレディZの荷室の利便性をチェック!
日産 6代目フェアレディZは走りの楽しさを徹底的に追求している!

日産 6代目フェアレディZとはどんなクルマなの?

荷室について詳しく解説する前に、まずはフェアレディZの仕様を紹介します。

フェアレディZには、全部で5つのグレードが設定されています。

標準車、豪華仕様のバージョンT、スポーツ仕様のバージョンS、両者を兼ね備えたバージョンST、レース技術を投入した最上級グレードのNISMOです。

今回は、NISMO以外のグレードに絞って見ていきましょう。

NISMO以外のグレードのサイズは、全長4,260mm×全幅1,845mm×全高1,315mmで、2人乗りとなっています。

トランスミッションは6速MTと7速ATが用意されており、駆動方式はFR(後輪駆動)です。

エンジンはDOHC・V型6気筒を搭載しており、最高出力は247kW(336PS)/7,000rpm、最大トルクは365Nm(37.2kgf)/5,200rpmを誇ります。

フェアレディZの最大の特徴は、スポーツカーならではの圧巻の走りといえるでしょう。

クルマの構造においては、フロント・リアともにワイドトレッド化することで、コーナリングや高速域での操縦安定性とスタビリティを向上させました。

インテリア(内装)においては、ステアリングの奥にある大型3連メーターに、立体感のある構造を採用して視認性を向上させている点も注目に値します。

プッシュエンジンスターターを押すと、3連メーターとセンタークラアスラー上部にある3連サブメーターの針が一瞬振り切るので、ドライブへの期待感を感じさせてくれるでしょう。

さらに、大型メーターを見やすくするよう、ステアリングのリム形状を最適化しているのもポイントです。

このようにフェアレディZは、ドライバーと乗員全員が快適かつ楽しいドライブを充実できるような機能が豊富に搭載されているのです。

日産 6代目フェアレディZの室内空間は驚くほど快適!

フェアレディZの魅力のひとつとして、運転のしやすさを第一に考えた装備を採用した快適な室内空間も挙げられるでしょう。

インテリア(内装)の中でも特にこだわっているのが、シートです。標準車とバージョンSではファブリックを、バーションSTとバージョンTでは本革・スエード調ファブリックを採用したシートを標準装備しています。どちらも肌触りが良く、安心してドライブを楽しめること間違いありません。

また、フェアレディZは全グレードに手動の運転席シートリフターを装備しているのも特徴です。シートサイドにあるダイヤルを回すことで座面を好みの高さに細かく調整でき、より快適なドライビングを楽しむことができるでしょう。

バージョンTとバージョンSTでは、パワーシートが採用されています。シートサイドに装備されたスイッチを前後に押すことで、運転席と助手席の両方において、自動でスライドとリクライニングができる仕組みなのです。

さらに、バージョンTとバージョンSTでは、ヒーター付きの本革・スエード調ファブリックコンビシートも採用しています。

早く温めたい場合はHIボタンを、保温したいときにはLOボタンを押すなどの設定ができるうえ、センターコンソールに装備されたスイッチを押すことでシートを温められるので、寒い冬場でも快適にドライブを楽しめるでしょう。

日産 6代目フェアレディZの荷室の広さはどれくらい?

フェアレディZの室内長は990mm、室内幅は1,495mm、室内高は1,090mmとなっていますが、荷室の広さはどれくらいなのでしょうか。

スポーツカーは、実用性が低くて荷物もあまり積めないというイメージを持たれがちですが、フェアレディZは十分な荷室容量を確保しています。

たとえば、ゴルフバックの形状によりますが、9インチ以内のゴルフバッグであれば2個積載できるほどの広さとなっているのです。

電磁式バックドアオープナーが全グレードに標準装備されており、使い勝手の良さも兼ね備えている荷室といえるでしょう。

軽い小旅行や普段の買い物時、1人でのアウトドアの際にも活躍すること間違いありません。

日産 6代目フェアレディZの荷室の利便性をチェック!

フェアレディZではもっと気軽にスポーツカーを楽しめるよう、スポーツカーでありながら毎日使える利便性に優れた装備を数多く採用しています

荷室の後方にはラゲッジルームランプがついており、バックドアを開けると自動で点灯し、閉めると消灯する仕組みです。これがあることにより、夜間でも安心して荷物の出し入れができるでしょう。

荷室のフロアカーペットとその下のカバーを取り出すと、タイヤ応急処理キットが格納されています。また、オプションとしてネットを2重にして袋構造にしたラゲッジネットを用意しています。

全グレードに標準装備されているラゲッジフックに掛けてこのラゲッジネットを使うことで、高速走行でも荷物をしっかり固定し、飛び出しや散乱を防げるでしょう。広げて使用すれば荷物全体をネットが覆うので、大きな荷物の固定にも適しているのが特徴です。

また、荷物全体を覆ってプライバシーを保護できるトノカバーも用意されています。風合い豊かなスエード調素材であるアルカンターラが高級感を醸し出してくれること間違いありません。トノカバーの取り付けには、車両本体に設置されたトノカバーブラケットを使用しましょう。

さらに、濡れたレジャーグッズや荷物をそのまま気にせずに置けるラゲッジトレイも用意されているので、アウトドアに赴く機会が多い方はチェックしておくと良いかもしれません。

他にも、フロアカーペットと同素材を用いてラゲッジ全面に敷き詰め、上質感をもたらしてくれるラゲッジカーペットも用意されています。

消臭機能付きのため、アクティビティなどを楽しんだ後も安心して荷物を積載できるでしょう。

日産 6代目フェアレディZは走りの楽しさを徹底的に追求している!

荷室の使い勝手が良いフェアレディZは、スポーツカーならではの走りの楽しさを徹底的に追求したクルマでもあります。

運転する楽しさを最大限に高めるため、マニュアル車ではシンクロレブコントロールを世界で初めて6速マニュアルトランスミッションに搭載しているのです。

これにより、シフトダウン時にはエンジンの回転を気にすることなく、シフトレバーを操作して即時にクラッチをつなぐことができます。

無意識にシフト操作できるので、ステアリングやブレーキングに集中し、安定した滑らかな走りを体験できるのが特徴といえるでしょう。

特にシフトダウンの瞬間は、マニュアル車を操る楽しさを最大限に感じられること間違いありません。

オートマ車では通常のDレンジのほかに、任意のギアを自由に選択できるマニュアルモードを設定したマニュアルモード付7速オートマチックトランスミッションを採用しているのもポイントです。

これにより素早い変速が可能になり、きびきびとした走りを楽しめるでしょう。

また、3連メーターの1番左に配置された車両情報ディスプレイには、平均燃費や平均車速、航続可能距離など各種車両情報がわかりやすく表示されます。

前述したように、フロント・リアともにワイドトレッド化して操縦安定性とスタビリティを向上させた点に加え、大型タイヤを採用することで乗り心地の良さと操縦安定性の両立を実現している点も魅力といえるでしょう。

さらに、リアの接地荷重を維持するためにリアタイヤを100mm前方に移動させてショートホイールベース化したことにより安定性を損なわずに機敏さを高めただけでなく、ヒップポジションを低くしたことで、コーナリング中でも体が左右にぶれにくくドライバーの姿勢が安定するのです。

今回はフェアレディZの荷室の紹介と併せて、魅力的なポイントを数点、詳しく紹介してきました。

フェアレディZの荷室はクルマの構造上高さはありませんが、スポーツカーでありながらも十分な容量を確保している、優秀なクルマといえそうです。

オプションの活用によりさらに使い勝手に磨きをかけられるので、購入を検討している方はチェックしてみると良いでしょう。

※2021年7月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道