日産 フェアレディZのグレード比較!3つあるグレードの違いとは?【プロ徹底解説】
更新日:2024.11.20
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2022年に発売開始となった新しい日産のフェアレディZ。そのグレード編成は6つになっています。それぞれのグレードで、どのような違いがあるのかを解説します。
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
フェアレディZで特におすすめなグレードはこれ!
- フェアレディZ version ST(6MT)
最上級グレードで走行性能と豪華装備を両立 - フェアレディZ version S(6MT)
大径ホイールやブレーキ強化で走行性能重視のグレード - フェアレディZ version T(9AT)
本革シートなど豪華装備で快適性を重視したグレード
日産 フェアレディZ グレード別比較表
項目 | 3.0 バージョン ST | 3.0 バージョン S | 3.0 バージョン T |
---|---|---|---|
型式 | 3BA-RZ34 | 3BA-RZ34 | 5BA-RZ34 |
新車価格 | 646.3万円 | 606.3万円 | 568.7万円 |
中古車価格 | 39〜1,450万円 | 39〜1,450万円 | 39〜1,450万円 |
販売開始年月 | 2022年4月25日 | 2022年4月25日 | 2022年4月25日 |
車両重量 | 1,590kg | 1,580kg | 1,620kg |
乗車定員 | 2名 | 2名 | 2名 |
ドア数 | 3ドア | 3ドア | 3ドア |
排気量 | 2,997cc | 2,997cc | 2,997cc |
駆動方式 | リア | リア | リア |
燃料 | 無鉛プレミアム | 無鉛プレミアム | 無鉛プレミアム |
燃費 | 9.5km/L | 9.5km/L | 10.2km/L |
トランスミッション | マニュアル | マニュアル | マニュアルモード付AT |
ハンドル | 右 | 右 | 右 |
全長×全幅×全高 | 4,380mm×1,845mm×1,315mm | 4,380mm×1,845mm×1,315mm | 4,380mm×1,845mm×1,315mm |
最小回転半径 | 5,200mm | 5,200mm | 5,200mm |
前輪サイズ | 255/40R12 | 255/40R12 | 245/45R10 |
後輪サイズ | 275/35R12 | 275/35R12 | 245/45R10 |
福祉車両 | - | - | - |
フェアレディZはMTとATに、それぞれ3グレード
新型フェアレディZのグレード編成は6つ。6MTは、標準モデルと、version S、そしてversion ST。9ATは、標準モデルとversion T、そしてversion ST。ミドルグレードが、6MTがversion S、9ATがversion Tとなるのがポイントです。6グレードの価格は以下のようになります。
フェアレディZ(6MT) 524万1500円
フェアレディZ version S(6MT) 606万3200円
フェアレディZ version ST(6MT) 646万2500円
フェアレディZ(9AT) 524万1500円
フェアレディZ version T(9AT) 568万7000円
フェアレディZ version ST(9AT) 646万2500円
フェアレディZ version S(6MT) 606万3200円
フェアレディZ version ST(6MT) 646万2500円
フェアレディZ(9AT) 524万1500円
フェアレディZ version T(9AT) 568万7000円
フェアレディZ version ST(9AT) 646万2500円
フェアレディZの3つのグレードのエクステリアの違い
グレードのエクステリアの違いは、フロント&リヤスポイラーと、ホイール&タイヤになります。ヘッドライト関係は全グレードで同じになります。
フロント&リヤスポイラーは、6MTのversion Sと、6MTと9ATのversion STに装備されています。逆に言えば標準グレードと、9ATのversion Tには装備されていません。
ホイールとタイヤは、標準グレードが18インチのアルミホイールにフロント/リヤに245/45R18のタイヤという組み合わせ。前後同じ寸法です。9ATのversion Tは、標準と同じホイールとタイヤになります。そして、6MTのversion Sと6MTと9ATのversion STには、フロント19インチ×9.5J、リヤ10インチ×10Jのアルミホイールに、フロント255/40R19・リヤ275/35R19のタイヤが装着されます。前後で異なるサイズというのが特徴です。
フェアレディZの 3つのグレードのインテリアの違い
インテリアは、全グレードで本革巻きステアリングと12.3インチのフルデジタルメーター、3連サブメーター、9インチのワイドディスプレイであるNissan Connectナビゲーションシステム、本革巻きパーキングブレーキレバー、アルミペダルが標準装備となります。
グレードで異なるのはシート素材とドアトリムクロスです。標準モデルと、6MTのversion Sはファブリックシートにトリコットのドアトリムクロス。それに対して、9ATのversion Tと6MTと9ATのversion STは本革とスエード調ファブリックのコンビシートと、スエードのドアトリムクロスとなります。
また、BOSEサウンドシステムと、その機能であるアクティブサウンドコントロール/アクティブノイズコントロールは、9ATのversion Tと6MTと9ATのversion STだけに標準装備となります。
フェアレディZの3つのグレードの機能面での違い
機能面の違いは、ブレーキとLSDです。4輪アルミキャリパー(フロント4ポッド・リヤ2ポッド)のブレーキとメカニカルLSDが、6MTのversion Sと、6MTと9ATのversion STに装備されています。
自動ブレーキなどの安全・先進運転支援系の装備は、ほぼ全グレードで標準装備となります。唯一異なるのが、踏み間違い衝突防止アシストが、6MTに設定がなく、9ATのみの装備となるところです。
新型フェアレディZのグレード体系は、標準にミドル、上級という3グレードを基本としつつ、ミドルグレードは6MTと9ATで、ちょっと異なるというものになっていました。ミドルグレードの内容を見ると、6MTは大きなホイール&タイヤ、そしてブレーキとメカニカルLSDを装備していることで、走行性能を重視していることがわかります。一方、9ATでは、ホイールなどは標準と同じで、本革シートが上級と同じになっています。つまり、こちらは豪華さを重視するということ。性格付けがはっきりしているので、購入時に迷うことはあまりないのではないでしょうか。